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・花魁受けが見たい…でも受けが色んな人にされてるのは見たくない…。
・攻めお金持ちで受けを買ってるといいなぁ…。
・そして執着してると尚いい…。
・でもそんな重たい愛をイヤイヤする受けがいい…。
でもそんな作品あるわけ…。
あ る ん で す !!
私が求めていた設定、まさにドンピシャな作品でした。
とある曲を聞いて花魁っぽい作品読みたいなぁと思った時に
いや~~最高ですね。
やっぱり宮緒葵先生の執着攻めは頭一個分抜き出ています。
これはもう立派なヤンデレ。
どこまでも追ってくる勢いの攻め。
そしてそれをイヤイヤする受け。
この素晴らしい関係性、めちゃくちゃ大好物です。
エロも充実しています。
さらにハピエンでもう何かなら何までありがとうございます!!と感謝の念が止まりません。
続きが見たい。
でもまずは出会えたことが幸せな作品でした。
宮緒先生がディアプラス文庫でどんな話を書くのかと疑問を感じながら読むと、いつも通りの作風。つまりあまりディアプラス文庫らしくはない1冊。私はいつもの宮緒先生が大好きなので、もちろん何の問題もなく楽しく読了。
宮緒先生らしく攻が犬で、しかもかなりの迷犬かつ狂犬ぶりを発揮している。でも受には一途で必死なので時には可笑しくなってしまう。脇役もいい味を出していて良かった。
エッチシーンはディアプラス文庫にしては濃い目で充実した1冊。
執着攻がおいしい一冊だと聞いての衝動買いww
相川らずネジが一本ならずもろもろ抜けてる攻が素晴らしい。
何故ここまでに執着するのかという心理がいまひとつわからないワタクシではありますが、
ま、「待て」がデキル犬はいい犬だとおもうのです。
なんのこっちゃい。
お話はといいますと、
もともと華族に生まれた受が借金のかたに遊郭へ。
これからたくさんの男たちに身体を開きつらさに耐え
借金を返していくのだ。そう思っていた矢先。
早々に登場した攻のインパクトww
「姫」と呼ぶその「姫」がすごく違和感というか、、、正直気持ち悪かった。
ワンコは好きだ。執着は好きだ。一途な攻は大好きだがしかし。
受を「姫」と呼び、ひどい言葉でなじられて喜び。
莫大な財力にものを言わせて受を買い入れる。
誰にも触れられないように。丁重に。
故に、全体的にさほど遊郭らしくないというか
遊郭ものにしては。。という感じでした。
いかに攻が受に尽くしているかというところが見どころでしょうか。
受はといいますと「ひどい目にあいたい」「客を取りたい」
大好きだった義母とのアレコレ。
自らも同じように・・・と願い。
ただちょっとインパクト的には弱かったかなと思うのでした。
思っていたよりサラっと読了。
どちらかというと、薺サイドの方が純粋に楽しめそうな気はしなくもないなと最後思いました。
ともあれ、笠井センセの絵柄の美麗さに感服。
それだけで満足なのですが、
何より、笠井センセの描く攻の目が個人的にはすごく怖いのですが
この執着攻にすごくマッチしててよかったです。
笠井あゆみ先生の近年のBL表紙群の中で、この表紙は一番のお気に入り。特に2人の表情が良い。この一枚で、物語世界と2人の心情をあらわした素晴らしい出来ばえの表紙だと思う。
中身は、「犬攻め」ってどういう意味なんだろ・・・て思って読んでたが、読み進めて納得。吹き出した。
自分的にはこの攻めはかなりのお気に入りの部類に入る。が、同時に、(近年の笠井あゆみ先生の挿絵のBL作品群の中で)こんな攻めは嫌だベスト3の1人にも入る悩ましい攻めでもある。
受け君が好きなタイプなので、この作品の自分の評価はかなり上位に食い込んでいる。
今回の犬はたとえご主人様であっても自分の要求に従わないなら牙をむく、我慢の効かないタイプ。ご主人様とのわずかな思い出だけを糧にしてきたせいで飢え過ぎて暴走気味。しかも体格・財力・地位と大型なので深窓の令息だった飼い主様も手を焼いている様子。リードを引きちぎる勢いで敵とみなした相手に襲い掛かろうとするので、線の細いご主人様の悩みは尽きなさそうです。が、ダメな犬ほどかわいいというところに落ち着く宮緒作品定番展開なので安心して読めました。
ディアプラスでは初となるこの作品。出版社の狙いと要求を無難にこなしてまとめたといった印象でした。宮緒さんに求められているイメージ・作風をそのまま作品にしてもらったディアプラスと、今後のお仕事がほしい宮緒さんといった光景が透けて見える気がしてしまいました。(真相は全然違うかもしれないけど)
それでも私は宮緒さんの作風は好きなので、全然OK。楽しく読めました。シリアスに変態をやりすぎてもはやギャグな部分はきたきたー!という感じ。これが好きで宮緒作品がやめられない。
これといった目新しさはないですが、かといって単純に焼き直しにもなっていないので程よくこなれて読みやすいかと思います。そのこなれ加減がうますぎてビジネス臭が鼻につくのが難点といえば難点。気にしなければクオリティもしっかりしているし十分面白い作品になっていると思います。