雪解けの恋

yukidoke no koi

雪解けの恋
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神49
  • 萌×232
  • 萌6
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

127

レビュー数
9
得点
393
評価数
89
平均
4.4 / 5
神率
55.1%
著者
 
媒体
コミック
出版社
三交社
シリーズ
Charles Comics(シャルルコミックス・三交社)
発売日
価格
ISBN
9784879197313

あらすじ

高校3年の春、先生に恋をしたーー
電子書店Renta!殿堂入りの大人気作、待望のコミックス化!
生徒×先生の切なく甘い青春BL。
コミックス創刊第3弾! 初版限定描き下ろしペーパー付! !

澄人(すみと)はある日、公園で泣いている男性を見かけた。
それはなんと、自分が通う学校の国語教師、染谷(そめや)だった。
染谷のことを知れば知るほど惹かれる澄人と、澄人のことを知れば知るほど近寄れなくなる染谷。
頑に澄人を拒む染谷には苦い過去があって…! ?
純粋で一途な生徒×過去にとらわれた先生の切なく甘い青春BL。

表題作雪解けの恋

高田澄人 高校3年生
染谷美幸 32 現国教師

同時収録作品ルアーノート

山下 大学生・瀬戸の職場でアルバイト
瀬戸 サラリーマン

同時収録作品ファイナルチャプター

その他の収録作品

  • 雪解けの恋in東京(描きおろし)

評価・レビューする

レビュー投稿数9

もう一声欲しかった

スピンオフである『ぼくらが恋を失う理由』が発売になったので、こちらも併せて購入。電子書籍サイトのRenta!で殿堂入りと書かれている帯や、表紙のきれいさに、どんなお話なんだろうなと期待度アップでの状態で読み始めました。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。


主人公は高校生の澄人。
彼視点でストーリーは進んでいきますが、このお話は澄人の恋の成就のお話ではなく、澄人の高校の学校の教師である染谷先生の魂の救済のお話だったと思います。

染谷先生が抱える、ゲイであるという葛藤。
恋心を抱いていた「友人」に対する失恋。
そして、まっすぐに自分に好意を寄せてくれる澄人に対する贖罪の気持ち。

それらを、澄人が染谷先生に惜しみなくあたえる愛情によって昇華されていくという、まさにBLらしいお話でした。
はっきり言ってしまえばよくある話で、テーマとしては出尽くした感のある題材。
なので、そのテーマをどう展開していくのか、が問われる部分だと思うのです。

綺麗な絵柄。
澄人の、高校生らしくまっすぐでひたむきな愛情。
そして染谷先生の、澄人に対する愛情。
続きどれもツボなのですが、もう一声欲しかったな、というのが正直な感想。

ノンケさんだった澄人が、同性の、年上の、しかも先生に恋心をいただくようになる過程が甘い、というか。染谷先生は健気さんですし、男前のナイスガイだとは思うのですが、澄人の気持ちが『恋』になっていく過程が分かりづらいし共感しづらかった。

表題作のほかに短編が2つ収録されています。
こちらも、ゲイであることの葛藤を描いた作品で、短編ゆえに結末や二人の恋の行く末が描かれていない。
その分余韻があって素敵でした。

こういう描き方のほうが、この作家さんには合ってるような気がしました。

2

涙はすごく綺麗なのだけど…

絵がすごく綺麗です。
桜が咲いてるのに雪が舞う公園で泣いてる男の涙も印象的です。

高3の澄人が見かけた公園で泣いてた人は教師だった。
泣いてた理由が気になって、近づくうちに好きになって、
ゲイで過去にトラウマがある教師は最初は頑なだし
生徒の未来も奪っちゃいけないと引くけど気持ちは抑えられず…
って、ストーリーはテンプレでどこかで読んだような既読感。

教師が泣いてたのは、高校の時に付き合ってた男の結婚式の後。
周りにバレそうになって、「普通」に戻っていった友人。
教師は32歳で、その間、なにもないまま友人を想っていたとも思えず
「普通」になれない自分の置いてかれた感みたいなものに涙したのかな?
あと教師が生徒を好きになった理由も共感できるところがなかったかな。

大雪で休校の校庭で、気持ちが抑えられなくなった二人、
教師の言葉が風と雪で遮られて聞こえないのを、漫画の台詞もかすれていて
こうゆう絵・漫画としての演出はすごくうまいなーと思いました。
だからストーリーの物足りなさがもったいなく感じてしまいました…

「ルアーノート」『発情BL』
続き昔の男を引きずってる男を、同じ香水の香りで手に入れようとする。

「ファイナルチャプター」『背徳BL』
高校の時、両想いだったのに踏み出すのが怖くて逃げた。
社会人になって見かけてつい声をかけたら彼は結婚していて
自分も彼女がいて、でも二人とも気持ちが抑えられなくて…
最後の一文に想像力を駆り立てられました!

同時収録の短編二つは、始まりだけでハッキリ結末が書かれてないけど
どちらも余韻を残す終わり方で、表題作よりも印象に残りました。

1

秀逸

とにかく絵が綺麗で、電子で途中まで連載を読んでいたのですが、1冊になるのをずっと待っていた作品です。
でも、電子で連載していたのに、電子で1冊になるまですごく時間かかりましたね・・・・・・。最近自分は作者買いの作品以外電子がメインなので紙でコミックスになった後も実際のところ辛抱強く待ってた感じです。新人の作家さんの作品をこんなに待ちわびるってことはあまりなかったのですが、この作品はとても気になっていました。
勿論期待を裏切らなかったとは思うのですが、予想以上に最後はあっさりしていたかな~と思いました。
でも内容・作画ともに初コミックスとは思えないレベルの高さです。
雪の中のシーンとか、映画を観ているようでした。一コマ一コマの表情とか、動作がとってもドラマチックです。
コバとおーちゃんが好きでした。この二人に読者も救われてる感じ。
短編が2つ入っているのですが、それも秀逸でした。特に『ファイナルチャプター』は背徳BLでデビュー作とのこと!驚きました。
正直、BLとして盛り上がって実ってラブラブという王道ではないので、フラストレーションが溜まる人もいるかも。実際私もBLにそう続きいうのを求める部分が大きいので(^_^;)
それでもイイ!と思える作品だったと思います。次作以降で、ぜひ王道を描いてくださらないかな~・・・・。そして人物の表情や動作だけでこれだけ色っぽく描ける作家さんなので、もっとイチャイチャシーンを見てみたい・・・・←本音。

1

美しい涙が見物です。

こんなに涙が美しいと思う作品、久しぶりです。
心の底から流れ出るしっぽり美しい涙が見物ではないでしょうか?!
悲しみの涙から始まって、嬉しさの涙で終わる。
胸を熱くする涙の描写。
とにかく涙の持つ意味が素晴らしかったです。
コマ回しも独特で、吹雪のシーンとかはとても効果的な演出もあり、全体的に美しい作品だったと思います。
強いて言えば、先生のトラウマが浅かった気がします。別に付き合っていた訳でもないので、もっと深い傷の涙であってほしかった。
そして、お色気シーンが全然なかったのでがっかり。先生のあの表情。もっと見たかったです。

〈ルアーノート〉
完全なる序章的な話だった?!ここから話を始めて欲しい。
〈ファイナルチャプター〉
切なーい。
『実らずに根を張り続けるなら、実らせて終わりを迎えよう』凄い一言だ!!
そこで終わりにできる程人間は美しくないんだぞ。と、思ってしまうが・・・
まさに青春だ!

1

すごく丁寧に

好きになるきっかけから二人が結ばれるまでの過程が
凄く丁寧で、すぐ引き込まれました。
過去の恋愛がきっかけで臆病になってる先生。
その先生が愛しくて。
後日談はそのぶん甘くて良かった。

他二編は素直に好きだと言えばいいものをむだに拗らせてる感、
三作どれも女と結婚して・・・というのが根底にあるのだが
正直あんまり気持ちのいい展開ではないなと思いました。
あんまりBLでは描かれない切り口なので、好きな人は好きなのかな。

2

男の涙、意味深です

好きな作品です。
根っからのゲイとノンケとの恋やまっとうな生き方とは何かなど、切なめのテーマの作品ばかりがぎゅっと詰まってます。

表題作は、攻めの男子高校生が友達も多く、顔もなかなかなのに、女子からは残念な子と言う扱いなんですが、先生になついて、先生、先生とじゃれつくところが可愛いです。でも、仲のいい友達に先生が好きだと言うことをばらすところとか、男気を感じますし、揺るぎない友達との関係だからできることだろうなと思うと、やはり澄人の人柄に惚れますね。

最後に収録されていた「ファイナルチャプター」は、そのあとどうなるの?!とどうにもならないことを承知で気になってしまう切ない作品でした。あのときの選択が正しかったのか、どうなのか、最後まで誰にもわからないのですね。

2

とてもきれいなお話、だけど

150ページ弱の表題作のほかに、26ページの作品が2つ収録されています。ボリュームたっぷり。この作品は電子の試し読みで始まりの部分を読んでいたのですが、イラストが好みだったので楽しみでした。あらためて、紙のページをめくって読んでも、あぁ、きれいだなぁ...すでに切ないものを期待させるイントロがいい!

おそらくよくあるワンコ生徒とメガネ教師(ゲイ)の組み合わせだったからというのもありますが、展開がどこか容易に感じました。丁寧に描かれているお話なのに、見たい部分が省かれているように感じるというか(Hシーンのことではないです)、もうちょっと内側まで入って読みたかったというか。なので個人的には、え?もう終わりなの?というのがエンディングでの感想でした。いっそ嫌ってもらえたら楽になれるかと思ったけど、やっぱり嫌われたくない~~~という攻めの子の思考が彼らしくて、可愛かったな。

短編2作品について。先のレビューではるぽんさんも書かれていますが、特に受けの心情や背景が表題作を含め似ている印象だったのは残念。ストーリーが似ているわけじゃなくても同じような話を読んだ気になってしまった。引っか続きかりばかりの感想になりましたが、美形男性がたくさん出てきてシアワセでした。次回作も読んでみたい。

それにしても帯がもったいない気がします。
Renta!殿堂入りの文字は、目に留まるかもしれないけれど…。

4

高校生×高校教師

高校生の澄人(攻め)は、ある日公園で泣いている国語教師の染谷(受け)を目撃する。以来染谷のことがなんとなく気になって、本を貸し借りしたり、休み時間にまとわりつくようになった澄人だったが、いつしかそれが恋だということを自覚する。染谷もまた、自分に懐いてくる澄人を可愛く思っていたが、澄人の想いに応えられない過去のトラウマがあり…。


じっくり丁寧に描かれた、高校生×高校教師の年下攻めものです。
教師受けは、かつて付き合っていた男の保身のために捨てられたゲイ。その元彼の結婚式の後に泣いていたところを攻めに知らず目撃されていた、という始まりです。
そして攻めにまとわりつかれるようになり、知らずしらずのうちに惹かれ合うようになります。でも受けは、元彼に「女と付き合って結婚するのが普通」と振られたトラウマで、どうせ攻めもいつかは自分から離れていくのだと思っています。

ワンコな攻めは、男を好きになってしまったという葛藤はあるのですが、基本は一直線。好きになったのが男だっただけで、性別は恋を諦めるための枷にはなりません。ぶんぶん尻尾を振りながら猛アピール。
そんな若さあふれるワンコ続きパワーが、凍りついた傷心ゲイの心を開かせられるか、という話です。

押せ押せ×ウジウジカプではありますが、どちらもなかなか純情奥手なキャラで、とても可愛かったです。「どうせお前も俺から離れていくに決まってる」という先生に、攻めが「それ、先生から離れていくという選択肢はないの?」と聞き、秘めた自分の想いがバレてしまった先生がカカカーと赤面するとこなんかすごく可愛くて微笑ましかった。
エロは、卒業式が終わってからほんの少しだけ。ちょっぴりだけなので、BLにエロエロ必須、という方には向きません。


同時収録短編が2本、アンソロジーの『発情BL』と『背徳BL』に収録されていたものだそうです。
表題作、同時収録作、どれも受けの片想い相手が女と結婚しちゃう話でした。そこから別の攻めが現れるルートと、結婚している相手と再燃しちゃうルートに分かれはするんですが、やっぱり3つそれが続くと…。もっと違う雰囲気の話を収録されたらよかったのにな、とは思いました。

5

変わりゆく季節

紙書籍での発売待ってました!嬉しいです!
ありがたやありがたや゚+.((人д<o))゚+.

表紙が内容にマッチしててとても良いです。
紆余曲折あるものの、2人の間に流れてる時間はこんな雰囲気。
あらすじと表紙が好みドンピシャな方は是非是非〜(﹡´◡`﹡ )

ちなみに表題作以外に2作品収録されていました。
本は厚めで読み応えあります。

◆雪解けの恋

高校教師(受け)と教え子(攻め) 2人の出会いから徐々に変わっていく関係を季節を通じて描れているのがとても良いです。
互いの存在を認識し出会った春。
親しい話をするようになった夏。
心の距離がどんどん深くなる秋。
それぞれの想いがすれ違って凍てつく冬。
そして季節が巡って、雪解けの春。
読み終えてから表紙を眺めてタイトルを見ると胸がじんわり。

攻めはとっても真っ直ぐなワンコ高校生。マイノリティであると世間から侮蔑される恐怖も知らず、キラキラ輝いてます。先生に一生懸命尻尾振って、懐いて、めいっぱい愛情オーラを放つワンコっぷりには癒されます。ちょっとアホっ子な一面はあるけど、前向きでひたむきな姿続きはとっても頼もしく男前です。

受けには高校時代に友達に恋をして、触れ合って、なのに「普通じゃないから」という理由で拒絶された過去があり、今でも引きずっています。
悲しい経験がある先生には、壊れる瞬間や「普通の幸せ」を奪うコトに怯えていて、攻めから真っ直ぐ向けられる好意に向き合うコトが出来ず…。
そうなる原因である過去の回想と、片思い相手から言われたとどめの一言がとても痛い。それを1人で受け止めて耐える受けが切ないです。

そんな受けが本音を零した雪の中のシーンが最ッッッ高に良い!!
シンシンと降り積もる雪の中で途切れ途切れにしか聞こえないセリフが、印刷をところどころ薄くしていて、読者も読みづらい(聞こえずらい)という表現になってます。
そして一番重要なセリフが完全にかき消されてるー!
でも読めなさそうで読めるニクい演出が非常に良いです。
そんでそんで!すごく寒そうな雪の中、交わす舌の熱が伝わる…。
このキスシーンはとても印象的でした+゚。*(*´∀`*)*。゚+

そんなこんなで1年経った雪解けの春。
ボロっボロに泣く先生の涙にもらい泣きです(´•̥ ω •̥` )
真っ赤になって俯く攻めと受けにはキュンキュンするー!!!

描き下ろしは8Pのラブラブ後日談です。初回限定には封入ペーパーも挟まれてますので、電子で既読済みの方も楽しめる仕様になってました♪

楽しいばかりじゃないけれど、流れる時間があったかいです。
買ってよかったと思える1冊でした。

◆ルアーノート
「発情BL」に収録されていた作品です。
大学生の攻めがバイト先の社員さんと…というお話。
個人的には、受けが黒髪・メガネ・友達に片思いと3コンボ揃って表題作の先生と被っていた部分が残念かな。でも片思いの相手の名を呼びながら泣きじゃくる姿には萌えました///

ページ数的に短めで、これからどうなるんだろう!?と気になるところで終わっているのが悲しいです(´×ω×`)続き欲しいよー!

◆ファイナルチャプター
「背徳BL」に収録されていた作品です。
高校時代、お互い恋心を持ちつつも、怖くて一線を超えることが出来なかった2人。大人になって再開して、再び距離が近付くーーーと思いきや、片方は新婚・片方は同棲中の彼女持ち。

戻りたいけど戻れない
一線を越えたいけど越えられない

臆病な2人の切ないお話でした。
メリバなラストは苦手だけど、このお話は一線を越えられなかった2人のもどかさしさが伝わって良かったです。あと泣き顔にグッと惹かれました。

10

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