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表題作わかってください

三瀬 宅配業者
藤谷 会社員

同時収録作品閉じない扉

有家誠一 課長
早坂 ヒラ社員

同時収録作品ビビリといわないで

晴翔 霊感あり
凌久 女たらし

同時収録作品秘密と珈琲

戸篠莉壱 28才
相ヶ瀬匠真 22才

同時収録作品Repαir

基町 書店員
平田 本の修繕屋

あらすじ

小心者のリクは、身の回りに起こる怪異に困って親友のハルトを呼び出す。ハルトは、いつもリクの面倒事を嫌な顔一つせずに対応してくれる世話女房的存在だが、それはリクをモノにしたいという下心があるからで…?

作品情報

作品名
わかってください
著者
由元千子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
ISBN
9784041047989
2.6

(30)

(1)

萌々

(4)

(11)

中立

(10)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
9
得点
64
評価数
30
平均
2.6 / 5
神率
3.3%

レビュー投稿数9

デビュー作

「よしもと」名義の2016年発表の短編集。単行本デビュー作とのこと。
5作品収録。

「わかってください」
配達員のお兄さんが人当たりの良い青年に異常な執着を抱いてストーカーになる、という現代的なホラー作品。
配達時に声かけしただけなのにこういう状況になり得るという恐怖。

「閉じない扉」
記念すべきデビュー作。
イケメンなのに腰が低く皆に好かれる憧れの男。だが彼の本当の姿は、罪悪感も何も無く他人を利用し尽くす人間だった…
これ、もっと怖いのが遊ばれた(?)側の早坂が平然と彼に付くこと。
サイコパスって感染るの?

「ビビリといわないで」
霊感を利用して好きな子を手に入れる…って言うとなんか腹黒っぽいけど、部屋に霊がいても俺がいるから大丈夫って守る感じ?
霊が怖い子の方があまりにもアホっ子なんですが、霊の正体が意外な怖さ!

「秘密と珈琲」
人々がそれぞれの超能力を持っている、という世界観のちょいファンタジー。
珈琲店に勤める匠真は、お客様の戸篠さんと親しくなったが…
「好きな人に罵られると怪力が出る」というのは、秘められたM性のあかし⁉︎
急にSM論が出てくるけど普通に可愛いお話だと思います。

「Repair」
書店員と本の修繕師さん。
ボロボロの本を買い直さずに修繕するのは、持ち主の深くて強い思い出があるから。
本への思い入れが良いですね。
ただし展開は早い。色気おじ受けのルーツっぽい作品。

描き下ろしは「Repair」のその後。
誘い受けの色気とラブラブな空気。


冒頭の2作品が怖い系。一番怖いのは人間の心…

0

表紙は病み系ですがそれ以外もありました

■わかってください
ストーカー攻め好きなので面白かったです。思い込みが激しくて、絶対に捕まえてやるって感じが素敵です(もちろん二次元に限るというやつですが)。ただ、これから2人はどうなっていくのかなと気になるので、気にならないように終わってほしいなという願望を抱きました。

■閉じない扉
読んだ後、攻めざまぁ展開見たいなーと思うようなストーリーでした。グズな攻めは好きですが、話が短いのでイラッが残りました。でも、後書きの後にある1ページで、作者様と同じくそういう攻め好きなので心が落ち着きました。

■ビビリと言わないで
ビビリな受けかわいいですし、攻めは策略家で好きな組み合わせの攻め受けです。策略を巡らせて受けを手に入れてますが、なぜかあまり怖さを感じない攻めでした。

■秘密と珈琲
超能力がある世界のお話です。発動条件は人それぞれで、受けの能力の発動条件はネタバレしない方が面白いと思うので言いませんが、多分攻めのSスイッチ押すのに一役買ってる(元々の性格かもしれませんが)のでいい仕事してます。

■Repair
受けがとても魅力的な作品でした。とある理由で受けは、出会って早々攻めに責められるます。ですが、受けは攻めの考えも認め、自分の考えも攻めにしっかり伝えてます。包容力ある受けっていいですね。

0

アヒル口~

由元先生の初単行本。
性癖が詰まった短編集です。よしもと名義。

「わかってください」
配達のお兄さん×爬虫類好きノンケ
配達先のお兄さんを好きになった攻め。彼とは両想いだと思っていたのに彼女ができたと聞いて・・・
思い込み、ストーカー、怖い。
宅配業者不信になりそう。
レイプ描写有 バドエン?

「閉じない扉」
エリートサラリーマン×部下兼高校の同僚
受けの務める会社に課長として就任してきた攻め。
ある日酔いつぶれた受けに攻めがキスをしてきて・・・
攻めがおクズ。
局部隠しに薔薇の点描を股に挟んできた。(見間違いかと思ったけど本当の話)
おクズ攻めは現実も創作も苦手です。
見ようによってはメリバ?

「ビビリといわないで」
バイト仲間×怖がり、遊び人
受けがおバカさん。
先生の中でもレアな部類の受けだと思います。
やんちゃで若くて可愛い系。
受けの因果応報にお化け絡み的なお話です。

「秘密と珈琲」
サラリーマン×コーヒー屋の店員
不思議な世界観でした。
登場人物たちには何らかの能力があるけどそれには発動条件が必要。
受けは好きな人に罵られると怪力になる能力。
年上×年下(若い)なのでこちらも今では珍しい部類でしょうか。
受けの性癖が花開きました。

「Repair」
年下、書店員×年上、本の修復士
現在の作風に一番近い作品。
本に限らず大好きで触れれば触れるほど痛んでしまう。
新しいのを買えばいいではなくその物自体にある思い出ごと大切にしたいという気持ちも大事なのだと、改めて思わせててくれる作品でした。
涙目年上健気受け良き。
しんみり系なお話し

描き下ろし「Special」
「Repair」のその後。
酔っぱらって誘い受けになる年上最高です!
素面に戻ったときの反応が見たい。

Repairを除いて今ではほぼ見ない設定です。
爬虫類関連だと「運命じゃなくても」に収録されています。
色々な意味で先生を新発見できる一冊。
読む人を選ぶとは思いますが、先生の始まりを知りたい方おススメです。

修正(紙)
各話1回ずつ性描写有りですが局部描写ほぼ無

1

短編集

表紙につられて買ってしまいました。
表紙や帯だと病んでてエロそうですが、短編集なのであっさりで病んではいますが、あまりエロくないです。

後半の作品は病んでもなく普通のほんわかした作品で、表紙との差に違和感を感じてしまいました。

短編集だからか中途半端で、その先が読みたいのにと思う作品が多かったです。

ヤンデレ、クズ、腹黒、あまあま、ほのぼの短編作品です。

1

…なんだかなぁ

率直に言えば、掲載誌と版元が違っていれば
また違う評価も出来たかも知れないのにと言う
歯がゆさがあります。
レーベルや掲載誌の中では異色と言う位置付け
なのでしょうけど、それはあくまで当社比の話で
世間比では無いのですね。
何と言うか、世間の流行に乗ってこう言う作品も
出してみましたと言う感じが拭い切れず、素直に
美味しいと言い難いのです。

「専門誌がないのでレディースコミック誌に
掲載した作品です」と言って差し出されたなら
ああなるほどと言って受け止めて評価出来たかも
知れませんが、それも作品の本意ではないでしょうね。

3

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