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受の恋人に妻を寝取られた男×恋人に逃げられた男
とかいうトンデモ設定
これがまたおもしろいのなんの…
恋人探し一緒に始めて受自宅が危険だから
攻自宅で同居はじめて週末は2人で探しに出て…って
テンポ感よくて飽きずに読める
そして攻がまたかっこいいんですよコレが…
顔よし体格よし柔道経験者であまり物怖じしなくて
怒気を含んだら迫力がすごい頼れる男感やばい
なのに性方面にはウブでゲイバ-とかアダルトショップで
いちいち固まるし男同士の知識皆無で質問も顔を
赤らめながらおずおず聞いてくる…かわいい…
恋心を自覚した受の感情の変化もいい!
あまり書くとネタバレになってしまうので
ただただ可愛かったことのみお伝えします
健気受けが好きな方は是非!
同棲していた男に逃げられたゲイの受けと、その男に妻を寝取られた夫攻めという、ある意味残りものなカップルの話です。
受けはろくでなしの男に貢ぐタイプの人。そばにいてくれれば誰でもいい、目の保養になるからどっちかといえば優男なイケメンがいいかなーくらいの在宅フリープログラマー。貧乏な家庭で育ったけれど、現在はいいマンションに住み、不労所得で食べていけるくらいの金持ちです。
片や攻めは、仕事人間で妻にもそれほど愛はなかった人。でも妻を孕ませて逃げた男には激怒しています。すでに離婚しているのですが、寝取られたことにではなく女を孕ませて逃げたということに怒っている、強面ながらもちょっとお人好しな感じの研究職リーマン。
年齢は攻めが30代、受けが29歳です。
受けと攻めはタッグを組んで、逃げた男の行方を探すことになります。で、同じ男を追う別の一派がタチの悪い団体のようなので、安全のために攻めの家でしばらく同居することに。
堅物ノンケの攻めと、ダメダメな優男がタイプの受けなので、通常は恋愛感情が芽生えるはずもないのですが、同居して寝食をともにするうちに少しずつ関係が変化していきます。
コンビニでオマケにもらったお菓子を何気なく「土産だ」と受けにくれた攻め。それまで土産なんてもらったことがなかったから、不意を突かれてキュンと喜ぶ受け。以来、帰宅時に攻めがちょっとした土産を買ってくるのが暗黙の決まりごとになる、というエピソードにすごく萌えました。攻めが帰ってきたらソワソワして、プリンとかブラウニーを「お土産」って差し出されたらニッコニコの受けが超可愛い。それっぽい会話もないのに、こんな出来事で距離が近づいていくのがいいな、と思いました。
エッチも、最初はきっと受けが乗っかるとかかなーと思ったら、まさかの攻めもノリノリでなし崩し、というパターン。意外でしたが、思いの外純情な受けがとても可愛かった。
あと、受けに「セックスが下手そう」と言われてた攻めが、だんだん情熱的に、愛情持って受けとイタすようになるのが微笑ましかった。神寄りの萌×2です。
面白くって夢中になってあっ!という間に読んでしまった。未知也の同棲していたはずの恋人・恭平が何日も外泊して、逃げられたと気づいた時、橋口という男が恭平に会いに乗り込んできた、恭平は橋口の元妻を妊娠させて行方不明になってしまったらしい‥未知也は橋口と共に恭平を探し始めるが‥
未知也はゲイで幼い頃から寂しがり屋、誰でもいいから側にいてほしくて、少し優しくされるとコロッとなってしまい財布代わりにされてしまうタイプ。橋口は強面だがかっこよく、真面目な堅物で職種は研究職の会社員。
そんな2人が恭平を探すのだが、探し当たるところ全部空振り‥未知也の友達の花咲が経営する喫茶店(ここは未知也1人)→花咲の彼氏の弓原の店(ここから2人)→恭平の友達の飯塚の店→飯塚の元彼の峰岸の家 《 小休止》 恭平とたまにつるんでいた男達が開いたパーティー→恭平の地元 となるのですが、小休止までスピード感があって思わず読むスピードも早くなってしまった(笑)元彼の恭平は最低なクズで橋口の元妻の名義で借金したり、友達の飯塚の元彼の峰岸を寝取ったり、峰岸宅に転がり込んで峰岸が留守に女連れ込んだり、オマケにお金と時計も取って逃げたらしい‥こんな勝手がいい奴でも本当に好きな相手の為には一所懸命になってました。未知也可哀想‥最後に一発殴ってもいいのに何で許しちゃうかなぁ〜 まぁ未知也も橋口と両想いになれたから良かったね(はじめは趣味じゃ無いって言ってたのにね)
その後も載っていて幸せそうでした。橋口の元妻とも仲良くなってましたよ
とても爽やかな読後感の一冊でした。物語の内容と高久さんのイラストがマッチしていて凄くいい。
自分の欲望に忠実な人物が割と多く出てくるので、そこは好みが分かれるかもしれません。
黙って行方をくらました、同棲していた恋人(恭平)の不貞と諸々の悪事が原因で未知也(男運の悪いゲイ)と橋口さん(堅物のリーマン)は一緒に恭平の行方を探すことになるのですが・・・
行動を共にするなか、橋口さんと自分は「住んでいる世界が違うのだ」と突きつけられる事実に未知也は こっそり傷ついていたり、正真正銘ノンケであるが故に 橋口さんがとった行動が人知れず未知也をキュンとさせてしまったりと「住んでいる世界が違う」という対比が効果的に書かれています。
相手のことを想えば想うほどの、思い通りにならない焦りや気持ちを伝えることへの ためらい。そんな心情の描写はそこまで詳細ではありません。見方によっては、二人が体を繋げるまでが少し早急かな・・・と思えるかも。
でも不思議と橋口さんには「自分が本当に好きになったなら相手が男だろうと女だろうと関係ないわ」と言い切ってくれそうな度量の大きさを感じてしまうのです。
そんな男らしいけど無骨な橋口さんの感情の高ぶりが見られた体を繋げるシーンに私はドキドキしてしまった。
そして、橋口さんに出会うまでは育った環境を言い訳に、どこか投げやりな生活をしていた未知也が自然と、自分を肯定して大切な人と丁寧に日常を積み重ねることが出来ていて、とても心地よかった。
本編のあとに橋口さん視点の短いエピソードが載っています。短いけど「キュン」多めです!
今や作家買いになっている安西さんの新作で、挿絵が高石尚子さんとくれば
勿論即買い。
いつもいつも顔のいいダメ男とばかりつきあう未知也は、
当てにならない両親と劣悪な環境の中で、自分の力だけで生きてきたゲイ。
ある日彼の元に真面目そうなスーツ姿の橋口が現れる。
なんと、目下同棲中の男が橋本の妻を妊娠させて失踪したとのこと!
最初は強く反目しあっていたのだが、男を一緒に捜すうちに
徐々に関係が変わっていく……。
*
安西さんの持ち味の切なさはあまりないが、
行方不明になった元彼を一緒に探す展開は、テンポ良く惹きつけられ面白く読了。
探していくうちに、男のとんでもない所行がどんどん明らかになり、
未知也は、今まで自分の世界にはいなかった
自分の好みと全然違うはずの、堅物の橋口に惹かれていく。
寂しがり屋の未知也が、不器用で優しい橋口に絆される課程はキュンとする。
一方、ノンケの橋口が未知也に友情以上の気持ちを持つ課程は
今ひとつ弱いかなと思わなくはないが、
惚れちゃった後の彼らしい甘さはなかなかいいので、まぁよしかな。
元彼、元妻の落としどころに納得のいかないところがなくもないのだけれど、
まぁ、主人公達がそれでいいようなので、不問に付します。