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表題作 眠り男と恋男

ロイス → 新垣樽助

ジュード → 佐藤拓也

あて馬
ジュードの昔の男 → 宮本淳
その他キャラ
バーの店主[竹内栄治]/ 飲み仲間[矢野智也]

あらすじ

同居人は睡眠中、無意識に俺を抱く
―――仕事と住居を共にする男たちの、体から始まる愛。

2週間前の夜、ジュードは商売仲間で一緒に部屋を借りているロイスに体を奪われた。
異性愛者のロイスを駆り立てたのは「睡眠中無意識に性行動に走る」「その行動を覚えていない」
「セックスの相手は誰でもいい」という奇病だった。
ロイスに想いを寄せるジュードは、
それが投薬治療で直る病気だと知りながらも真実を切り出せず―――。
ジュードとロイスの体から始まる愛を描いた「眠り男と恋男」、「眠り男と恋男-その後-」に加え、
ドラマCD初出のオリジナルエピソードを音声化!!

デリカシーなしな色男・ロイス×健気ながらもぶっきらぼうなジュードの、素直になれない青春群像BL。

作品情報

作品名
眠り男と恋男
著者
座裏屋蘭丸 
媒体
CD
作品演出・監督
立石弥生
音楽
中村和宏
脚本
山崎まさと
原画・イラスト
座裏屋蘭丸
オリジナル媒体
コミック
メーカー
マリン・エンタテインメント
収録時間
60 分
枚数
1 枚
発売日
JANコード
4996779027606
4.6

(127)

(103)

萌々

(14)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
10
得点
591
評価数
127
平均
4.6 / 5
神率
81.1%

レビュー投稿数10

calling you ~バクダッドカフェ~

原作既読

もう何ほど聴いただろうか。2017年で最も繰り返し聴いたBLCDでした。
アメリカのロードムービーを見ている気持になる作品です。
原作では絵だけでセリフなしで描写しているシーンを脇役のセリフを作って上手に補完したり、虫の声や大型車のエンジン音やお店の喧騒などで、映画のような雰囲気を醸し出してくれています。

とてもまとまりの良い聴きやすい作品で、Hシーンは結構多めですが聴いていて飽きないのは、お二人の演技の素晴らしさに加え、テーマが「報われない片思い」の相手と体だけ合わせるアンビバレンツな切なさにあると思います。
好きな男に抱かれる喜びとそれを相手が全く覚えていないことの絶望感。
それでも拒めないのはやはり求められる嬉しさと抱かれる快感からの欲望に負けてしまう弱さと、相手を受け入れてしまう優柔不断と紙一重の優しさ。
そんな自分自身に落ち込みながらも、それでも繋がっていられればといういじらしい恋心にこちらが共感してしまうからでしょうか?

仕事しているときの会話やドライブ中の二人の空気のように自然だと思える雰囲気。
見えないのにアメリカの広大な土地を真っ直ぐに伸びる道を大型トラックでずっと走っていく景色が見えてくるようで臨場感のある音作りにうっとりします。

過酷なトラウマもちとかハードなシリアスな気がめいるような内容でもないし、なのにとっても切ないから、楽しくて聴きやすく。カタルシスがあって癖になるのでしょう。

特筆すべきはジュード役の佐藤拓也さんの受け演技でしょうか。
私はここ数年重低音の攻め声に飢えています。
そんな中、最初のころ佐藤さんは攻め役が多く、それも低めのお声で「おおっ素敵な攻め声様が現れた!!」と狂喜乱舞しておりました。
そんな中、2016年から受け役が増えてこられて。少し残念な気持ちがありました。
しかし、この作品のジュード役を聴いて。
自分の間違いを思い知りました。
なんて、色っぽいんだろうと驚き、癖になりました。
相手に自分の想いを悟らせないようにと虚勢を張っているお声の健気さ。男らしさ。
元彼をいなすときの格好よさ。いい男だなあとわかるシーンです。
つれなさの中にある相手への優しさを感じて、「この人本当はモテるんだろうなあ…」と思います。
そしてロイスに自分の想いを吐露するシーン。
めっちゃ可愛くて大好きです。

対して。新垣さんの上手さはさすがです。
本当に役によって七変化するお声に圧倒される。
良い意味で新垣さんがやっていることを忘れてしまうのです。
ロイスがいる…としか思わなくなる。
その凄さってどこから来るのだろう。
声優新垣を消し、ロイスという男を立ち上らせ、一本のロードムービーの中に私を招き入れ、日常から解き放ってくれるその能力。
本当に凄い技だなあと思う。

そして脇役がまた味がある。
名前もない役なのに絵の存在感がそのまま各々のキャラクターにいかされるような役作り。
つくづくドラマというのは、こういう細やかな心遣いや語られない所が奥行きを物語に与えるのだと思う。まるで一つ一つの小道具やエキストラこそが映画を支える大切なファクターであるように。

素敵な映画を堪能しているような。安眠のお供の離せないフェイバリットCDです。






17

お洒落でいい雰囲気のBLCD

原作未読。

初新垣樽助。
初佐藤拓也。

海外ドラマのような雰囲気とジュートとロイスの軽妙な会話が印象的。
ジャケットのイラストを見ても分かる通りお洒落で粋なBLCDだなって思います。


以下ネタバレ注意です



トラック1
佐藤拓也さん演じるジュードの落ち着いたモノローグからスタート。
最小限のモノローグでロイスが睡眠中に性行動に走るという奇病であること、
何気ない会話からジュードがゲイであることや二人の仕事について語られます。
とても自然な流れです。
軽いジャブ程度のHシーンが繰り広げられます。
大好きなロイスに体だけ抱かれて嬉しくも切ないジュード喘ぎ声。
『バカな俺はすぐに期待してしまう』

トラック2
仕事先で自分の体にセックスをしたような跡を発見したロイスがゲイのジュードを疑います。
ロイスに想いを寄せるジュード的には切ないですよね。
その夜もいつも通り襲ってくるロイスを今夜こそダメだと思っても拒否れないジュード。
ここのHシーンはロイスが意識がある状態でジュードを抱いてる大事なシーンなので
とても丁寧に描かれてるし、恐らく抜かずに3発はしてると思います。
この夜以来、ロイスは薬で奇病を抑えるようになりますがジュードはちょっと複雑な気分。
『そのクソ忌々しい薬、さっさと飲み切っちまえ』

トラック3
このトラックから樽助さん演じるロイスのモノローグになります。
薬を切らしてから再び無意識下でジュードを抱くようになったロイス。
文句も言わずに自分に抱かれ続けるジュードを可愛く思う半面
今まで通り親友で仕事仲間ありたいと再び薬を飲み始めるも
今度はあの夜抱いたジュードの色っぽい顔がチラついて落ち着かない日々。
そんな時偶然ジュードと元カレの会話を聞き、ジュードの自分への想いが本気である事を知ります。
『すげーくる。ありだ。可愛い』
初めて好きだと意識してジュードの体を貪り抱くロイスにジュードはやや戸惑い気味?
ロイスは今まで通り二人で行商して、仕事仲間と飲みに行って、夜は恋人という答えにたどり着きました。

トラック4
一人で行商に行ったロイスが薬を忘れた!
ジュードは自分の仕事もほっぽり出してロイスに薬を届けに来ました。
『ジュード、お前のおかげでいい夜だ』
今夜は騎乗位です。

トラック5
ロイスが最近薬を飲まず無意識に自分を抱く時に唇にキスしてくれないと悩むジュード。
薬を飲んだロイスに食い気味で迫るジュードが可愛い。
セックスの最中にキスをせがむのも可愛い。
『おまえってホラ、こういう時かわいい顔するからさぁ』
甘い夜でTHE ENDです。

樽助さんと佐藤拓也さんの演技がとてもいいです。
息もぴったり。
本当にキスしてるみたいな音出すし、
本当に欲情してるみたいに攻めるし、
本当に感じてるみたいに喘ぐし、
しかもパンパンと肉がぶつかる音のSEもつけてくれてるし
これがまた樽助さんの出す声とタイミング合ってるし
全体的にクオリティの高い作品だと思います。

9

洒落た雰囲気と色気の調和が素晴らしい

まるで映画を観ているような、聴いているような感覚でした。
BGMも作品の雰囲気にぴったりで浸るように聴き入りました。

そして、演じ手のジュードの佐藤さん、ロイスの新垣さん、
どちらも声からセクシーが溢れまくっておりました。

はじめは別にまだ恋人同士ではなくて、友人関係として
何の気なく雑談しているだけなのに、もう既に色気が…色気が!!!

佐藤さんのぶっきらぼうで、実は健気で切ない恋心を秘めるジュードも
新垣さんのデリカシーなしで、飄々としたロイスもぴったりでした。

原作のキャラクターとの差異を感じることもなく、聴いた瞬間に
あ、ジュードとロイスだ、としっくりきてしまう感じでした。

二人とも見事なまでに作品の世界観に溶け込みきっていて、
違和感が欠片もないので、とても聞き心地がよかったです。

佐藤さん演じるジュードは昼間は無愛想でクールな男前なのに、
夜のベッドでは豹変し、漏れ出るその艶声にドキドキしました。
雌でありながら、決して女声にもならず、男声のままの喘ぎ声が
かえって扇情的で色っぽく感じられました。

昼と夜の明らかな声のトーンの違いに、ジュードがそんな表情を見せるのは
ロイスの前だけなんだなと、しみじみと感じ入ってしまいました。

新垣さん演じるロイスもまた昼と夜で違う顔をもつ男でした。
昼と夜、もう声質から全然違うんですよね。
昼間はのんびりなのに、夜のベッドの中での
吐息がもうめちゃくちゃにどエロい!
喘ぐわけでもなく、ただ途切れ途切れに吐息が聞こえているだけなのに…

そして、聴きながらふと気付いたのが睡眠中と
覚醒時の吐息が違って聞こえるということ。
音声だけなのに、寝ぼけてジュードを抱く声から変化し、ちゃんと
「あ、今ロイスが起きた!」というのがわかってしまうんです。
もうすごいの一言しか出てきませんでした…まさしくプロの技。

聴き入りながらも、目の前に情景が浮かぶ二人の
自然な演技にただただ驚くばかりの作品でした。

5

いい追加要素

濡れ場のシーン、どこも大好きなのですがジュードがロイスに「前擦って・・・」と言って、女を抱く時のように胸を触り始め…「そこじゃなくて…」のあとに「女にはこんなもん付いてねえもんな・・・」というジュードの声がとても切なかったです。
原作にはないセリフですが、いい追加要素でした、感服です。
セリフはニュアンスですがネタバレにしておきます。

2

無人島にもっていく作品のひとつ

いつもネタバレなしレビューを心がけておりますが、
この作品に関してはネタバレなしではレビューできません。
どうしても聞いてほしい箇所について語りたくて。
語らずにはいられなくて。
そのセリフが最大のネタバレなんです。
そこはずばり!
ロイスの「起きてるよ」ですw
もうここだけ何回リピートしたかわからないくらい聞いてます。
もう、何というかたった一言なのにすっごい気持ちが伝わるしイケボすぎて
鼻血出そうになりました。
役が結構イケメンというよりはワイルドな雰囲気で小汚いイメージがわいたんですけど、スフィンクスの目がカッっと開き睨まれたかのように、鳥肌たちました。
起きてる?起きてるの??てジュードの心情とシンクロしてるタイミングで
「起きてるよ」
ですよ!もうぞわぞわーってなります。
樽さんをあまり存じ上げなかったのに、この一言で、すっかり虜。
起きている時と無意識の時の息遣いの違いも素晴らしいです。
そしてなんというかリアルなんです。もうまぐわってるとしか想像できない。
樽さんのことばかり褒めてますが、サトタクさんも本当に素晴らしい。
一番良かったのは声のトーンです。
しっかり男。男臭い演技がこの作品にはとてもハマってました。
いつ聞いても何度聞いても初めて聞いてから、数年たって聞いても
飽きない、なんというかいつでも食べたい。何度聞いてもほしくなる。
繰り返し聞いてしまうドルチェ作品。
もう、尺も、展開も、ちょうどいい。無人島に持っていく作品のひとつw

1

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