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表題作そんなに俺が好きなのか

晴翔(教師・幼馴染)
類(エリートサラリーマン・幼馴染)

その他の収録作品

  • 大人になってもわからない番外編
  • そんなに俺は好きなのか

あらすじ

「お前はいつだって俺を振り回してばかりだけど、俺はそれすらも嬉しかった」

妻の裏切りで誰もが羨む華やかな結婚生活に終止符をうった
エリートサラリーマンの類(るい)は
隣家の寡黙な幼馴染み・晴翔(はると)と十年ぶりに再会し
酔った勢いでめちゃくちゃなセックスをしてしまう。

ふたりは、高校時代に興味本位で肉体関係を持ったが
ずぶずぶと快楽に溺れるカラダを認めらない類が一方的に離れたのだ。
だがそんな臆病な類を、晴翔は執拗に愛し続けていた。

一途攻に猛烈に愛される、十年越し、大人の再会ラブ。
描き下ろし「そんなに俺は好きなのか」

作品情報

作品名
そんなに俺が好きなのか
著者
鷹丘モトナリ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
シリーズ
そんなに俺が好きなのか
発売日
ISBN
9784832289963
3.6

(31)

(7)

萌々

(7)

(16)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
112
評価数
31
平均
3.6 / 5
神率
22.6%

レビュー投稿数6

これぞ、メスイキ!

エリートリーマンの類は結婚一年で嫁に逃げられ、酔った勢いで隣に住む幼馴染・晴翔に「めちゃくちゃにしてくれ」とおねがい。目が覚めると晴翔に抱かれていて、正気がなくなるくらいイカされまくり!
のけ反って、快感に溺れてる類は、もう、これぞ”メスイキ”って感じで見惚れます!
ほど良い筋肉と骨格もしっかり男の類の”メスイキ”、ドキドキします!
あぁ、鷹丘先生、素晴らしい絵をありがとうございます!!!!!

高校の頃、晴翔と類はカラダの関係があり、類を好きだった晴翔は類が感じてくれてることがただ嬉しくて「女の子みたい」と言ったのに、言われた類はアイテンディティが揺らいで、晴翔と距離を置き、誰からも認められる男になるため10年頑張ってきた。でも離婚でまた価値観が揺らいで…
そして元嫁がクズの代わりに借金背負っても「彼じゃないとダメ」と言ってるのを聞いて、自分も同じ気持ちを知っていることに気付く。
10年頑張ってきた意地は晴翔への気持ちの裏返しなのにね。

晴翔は高校の時は付き合ってると思ってたし、距離を置かれていた10年の間もずっと類のことを好きだった。口数少ない見守り系なのに、類が結婚した時に荒れたってエピソードにホロリとさせられます。

幼馴染二人の10年におよぶ拗らせ愛が実りました。
くっついて終りじゃなくて、相手を想っての葛藤や、素直な気持ちを伝えあって先が見える関係になっていくのもイイです。

『おとなりさんには内緒』カップルのお兄ちゃん同士のスピンオフだそうです。
そちら未読でも話はわかりました。あとがきによると、お兄ちゃん達の話はまだ続くそうです。また素晴らしいメスイキ絵を拝謁できることを願ってます!

ただ、電子書籍の修正について文句を大声で叫びたい!
鷹丘先生がこんなに素晴らしい絵を描いてくださったっていうのに、カタチを残した白抜きではなく、ヤバそうなところは画像修正ソフトで丸ブラシを押しとこ、二人分隠すためには丸も大きくないとね~ってノリの雑な修正で、でっかい丸がコマを占領して絵をつぶしまくってます…
なんなのこれ?型取りの修正費用さえケチってるの???
私が購入した2016年電子化の花音コミックス3冊全てこの雑修正で、イライラしてたのが、今作でブチ切れました。作家さんが描いた絵に対して、誰よりも出版社が敬意を払うべきじゃないのか?作家さんだけでなく、読者も軽視したこの発行をどう思ってるんだ?
芳文社・花音編集部、本気で殴り倒してやりたいです!

11

シリアスになりすぎないところがいい

感情をあまり表に出さない執着攻めも、素直になれないツンデレ受けも、エチシーンの体の描き方も、とてもとてもよいのですが、悲しいのは局部のホワイトバーン(泣)。せめてもう少し色気のある隠し方はできなかったのかなと、残念でなりません。私は電子で読んだので、紙の方はもう少しましであることを願っております。
いつもはどちらかというと受けに感情移入してしまうのですが、類に結婚されても諦められなかった攻めの晴翔が健気で、そんな晴翔が垣間見せる類への執着が可愛いくて、私まで絆されました。
晴翔を不思議ちゃん系キャラにすることで、あまりシリアスになりすぎずにラブコメで押さえられてるところは、絶妙な匙加減だなと感心しました。

2

読み返すと、本質が見えてくる

BL作品を読んでいると、よく出てくるのが「会わなくなって10年」という設定。
ごく稀に2年くらいのものもあるけど、大体の作品が10年。
10年って気が遠くなるほど長いですよね。

ちょっと想像してみてください。
高校時代の元カレと10年ぶりの再会。
また当時と同じ気持ちに引き戻される自信がありますか?
わたしはないなあ。
というわけで常々、会わなくても10年変わらない気持ちってすごいなと思うわけです。

前置きが長くなりましたが、『おとなりさんには内緒』の俊平×柚希の兄たちの話です。
前作を読んでいなくても、「どうやら弟同士も付き合ってるらしい」というのが分かれば大丈夫です。

家が隣で、小さい頃から一緒だった晴翔と類。
高校生になっていじり合いがエスカレートしていった2人。
晴翔の一言がきっかけで離れてから10年、類は離婚して実家に戻って来て…。

晴翔は高校教師に、類はリーマンになってます。
疎遠になって、別々の大学に進んで、完全に繋がりを切ったつもりでも実家が隣という逃げられない環境が待っているわけで。
逃げても真っ向から向かってくる晴翔に、もはや逃げることもできず、自分の気持ちに向き合うしかなくなる類の心理描写がメインです。

高校時代に晴翔が何の気なしに言った「女みたいだな」という一言。
この発言から分かる通り、晴翔はデリカシーゼロ、気遣いや配慮が足りない性格です。
さらにこういうタイプにありがちな、口数少なめ、乏しい表情というおまけまでついているので、不安になるのも無理はないと言うか、当然と言うか。

一方の類は、晴翔が絡まなければ、何でも卒なくこなす小器用なタイプっぽい。
それが仇となって、嫁が元カレと浮気して妊娠なんてことになってしまうわけですが、完璧を取り繕って、相手がきちんと見えていない生活をずっと続けていくことを考えたら、いつかは破綻していたような気がします。
この元嫁がなかなか良い役割を果たしていて、いい台詞も言っているのでご注目を。

10年経って、今度は逃さないとばかりに必死になる晴翔も見所だし、ずっと蓋をして来た自分の過去からの気持ちと向き合う類のもだもだも、しっかり描かれているので読み応えあります。

初読のときは今よりもさらに頭ガチガチで、ちょっとのことでも「地雷!」と思っていたので、類が結婚したという事実とかツンデレすぎる態度にイライラしすぎて、楽しめませんでした。
数年経って読み返してみて、しみじみあのときにレビューをしなかった自分を褒めたい。
「女に逃げるなんて最低!」とか「意地張り過ぎて萎える…」なんて思わずに読めると、大変萌えました。

1

晴翔粘り勝ち

鷹丘先生の描くキャラは目が特徴的ですね。驚いたような目だったり、死んだような目だったり、三白眼だったり。

今回の二人、攻めの方がめちゃくちゃタイプでした。幼馴染みにゲイだとカミングアウトしたり、挿れたいとストレートに言ったり、無口なくせにここぞってときは男らしい!!ビジュアル的にはエッチの時に眼鏡を外してからがオスっぽくてなんとも格好いいです。

受けの方はちょっと、残念。カミングアウトされて慌てて繋ぎ止めようとしたり、このままじゃ女扱いされて棄てられると勝手に勘違いして離れてしまって、仕舞いには結婚までするなんて!!終始逃げてばかり。

残念な受けですが辛抱強い攻めの晴翔のお陰でようやく幸せになれました。晴翔に巡りあえて良かったね。

6

思っていたよりも…


あらすじには記載されていませんが、どうやら読んでみたら「おとなりさんには内緒」という本のスピンオフらしく…。
本編の中でサラっと出てくるで最初は混乱しました。

二人は学生の頃、抜き合いの延長線で体の関係があり、ある出来事をきっかけに疎遠に…。
その後、受けが結婚したのですがそれでもずっと好きでいたらしい攻め。
離婚したと聞いて、再開後アタックしていきます。

攻めはすごく一途で感情の起伏が少なく、クール。
受けもだんだんと絆されていき、付き合えたあとも、受けには子供が欲しかったのでは…と考えて悩む攻めはちゃんと好きなんだなぁと愛を感じます。

「結婚したのを聞いて攻めはズタボロだったよな」と、友人たちの会話であるのですが欲を言ってしまえば、そこの場面がめちゃくちゃ欲しかった…!

暗い雰囲気もなくハピエン。
ただ、大好きな執着攻めなのに、なぜかグッときませんでした…。

1

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