表題作カンナの血

和顕,天堂組組長の本妻の息子
悠矢,和顕の異母兄(愛人の息子)

あらすじ

月夜野亮&犬神電工のサークル「バビシビ」による作品。

天堂組にはふたり息子がいる。
本妻の息子の和顕と、半年早く生まれた愛人の息子、悠矢。
組長が病で倒れてから跡目問題が表面化している中で、悠矢が何者かに襲われて歩けなくなってしまう。使い走りの竜治は、そんな悠矢の世話をすることになり…。

作品情報

作品名
カンナの血
著者
月夜野亮 
イラスト
犬神電工 
媒体
小説
サークル
バビシビ<サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
4

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萌々

(1)

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中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

なにこの色気!

月夜野先生はファンタジー系が多いというのが勝手な印象なのですが、こちらはヤクザものです。
攻めでも受けでもない、第三者の竜治の視点でストーリーは進みます。

ヤクザ天堂組の愛人の息子、悠矢(受け)が誰かに襲われ、離れで療養することになります。雑用係の竜治は、歩くこともできない悠矢の世話をしています。悠矢の異母弟である和顕(攻め)に頼まれて贈り物を差し入れますが、悠矢はそれを断り…。

悠矢の襲撃には跡目問題が絡んでいるようで、対立する立場だけど仲が良いという二人が読んでいて萌えました。とはいえ、エッチはなく、悠矢のケガの具合を和顕が探るためか太ももに触れるくらいです。しかし、それがエロい!間違いなく悠矢が受けだ!と確信できた場面です。

短いページにも関わらず、意外な人物が裏切っていたというどんでん返しがあって驚かされました。
悠矢が優男っぽいのに、実はやっぱりヤクザの息子だなぁと思わせる場面もあり、読みごたえがある作品でした。

現在はご病気でお休みされているそうですが、新しい作品を読みたいと思う作者様でした。

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