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自尊心を傷つけられた積は―――? そんなお前を誰が愛してくれるっていうんだ
大人カプに惹かれます
あらすじに魅かれて購入しました。幼馴染みモノ大好きで、更には弱ったところにつけこまれていくという展開も萌えツボで・・・
なので、読み始めた時に「あれ？？」となったのですが、コミックス全体をパラパラっとめくってその理由が分かりました。あらすじにかかれていたお話が後半に入っていて、前半はそこに至るための別カプメイン（後の受け様である積はここでは当て馬）のお話となっていました。
私自身は大人カプが好みなので、読んでいて楽しかったり萌えたりしたのは後半のお話でした。
でも、前半で大人の余裕を見せていた積が、後半でどんどん可愛くダメになっていき、受け様になるという・・・前半と後半での積のギャップ萌えの為には、やはり必要だった前半のお話！！このギャップ萌えたまりませんでした。
結局、忍野先生って…
他のレビュアーさんも書かれていましたが、私も最初の話が表題作かと思ってました。中扉にタイトルが書かれているのに、見ていないって、よくあるんですよね。
最初のお話は歯医者に通っている患者さんと可愛らしい歯科技工士のお話。私はジロさんの描く可愛らしい男の子がタイプなので、このお話好き！と読み始めたのですが、この葉月くんの大好きな従兄弟、忍野先生がここでは、ずるい大人って感じでこれまたカッコいい。自分に好意を持ってくれる葉月を側に置いておきたい、今のこの状況が心地よいって言う考え方は、めちゃくちゃずるいんですが、本音ですよね。
ただ、あんなに良い感じになってきていた忍野先生から、葉月くんがどのタイミングで柏岡さんの事を好きになったのか、その辺がもう少し細かく書かれていてほしかったです。
後半に入っていた表題作は、その大人の忍野先生が馴染みのバーのマスターの前では我儘を言って、ちょっぴり甘えて。意外性が逆にリアルに感じられました。
受けの可愛さが出てる
二組のカップルのお話が収録されています。
前半のカップルのお話では、個人的に積が柏岡へ葉月に対する思いを話しているシーンが好きでした。
前半カップルは思いが通じあって終了な感じで、話の長さ的に仕方ないかと思いますが不消化な感じが否めませんでした。
後半カップルでは、前半で大人な男だった積の素直な感情が見えて良かったです。
エロもこちらのカップルの方がしっかり目でしたが、トータルではあっさりまとまっています。
後半カップルがお勧めな一冊です。
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