終末のワルツ

shumatsu no waltz

終末のワルツ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×25
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
4
得点
55
評価数
16
平均
3.6 / 5
神率
31.3%
著者
鮫沢伐 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784403665509

あらすじ

終焉を迎えようとしている世界で独りで暮らすシロウ。
彼の前に突然現れたクロエの正体とは……!?
終末の世界で生まれる永遠の恋の物語。

表題作終末のワルツ

クロエ 人口生命体
シロウ 科学者

その他の収録作品

  • とある日、とある世界で

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レビュー投稿数4

映画のような美しい作品

映画のような作品だと思いました。
登場人物は、科学者のシロウと人工生命体のクロエ、 
猫型ロボットのペルル……そして蝶。
人間、ロボット、蝶の存在によって成り立っているワルツのようなお話です。

まず、絵がとても綺麗で、
クロエは男前だしシロウはとても美人です。
滅びゆく閉鎖的な世界で愛し合う二人が刹那的に描かれていますが、悲壮感はなく未来に希望を持たせるラストになっています。

描き下ろしが未来の話なのかパラレルワールドなのか分かりませんが、核の話とか世界観は繋がっていると感じました。

SFですがとても美しいお話で、
不思議な余韻を残す作品だと思いました。



0

黒い蝶に彩られた、ヒューマノイドと孤独な科学者の輪廻のワルツ

汚染が進み終焉を迎えようとしている地球。
身の周りの世話をしてくれる猫の姿をしたアンドロイド・ペルルと暮らす科学者シロウのもとへ差出人不明の人工生命体(ヒューマノイド)・クロエが送られてきます。
彼は自分が「ある人」の遺伝子と、シロウが生み出した蝶たちの黒い羽で形成されていると自己紹介。
「やっと会えた、やっと触れた」と嬉しさで感動するクロエに対し、ツライ表情で涙を浮かべるシロウ。
実はこの無数の蝶は、世界を浄化するために作られたものの、不完全な研究段階でシロウの意に反し放たれたため、大気中の有害物質を吸収した結果、黒く硬化し羽を散らしながら数時間で死んでしまう。
「白光蝶」と名付け何よりその存在を大切にしていたシロウは、黒く染まり海に落ちていく彼らに憎まれているとずっと後悔し、独りで泣いていました。
白光蝶の亡骸から形成されたクロエは死んでしまった彼らからの復讐なのかと考えるシロウを笑いとばすクロエ。
「僕はシロウを幸せにするために生まれてきたんですよ?」と。
世界が終わるまでの間、僕の全てを伝えたくてここに来たので、焦らずシロウのペースで受け入れて下さいと寄り添うクロエに少しずつ心をほぐされていくシロウ。

ある日、クロエを通して硬化した黒蝶達の声を聞くシロウ。
『シロウ』『泣かないで』『シロウ』『ダイスキ』
蝶たちは生命反応を示さない鉱物のように成り果てて尚、意思を持ち、ずっとシロウを愛し続けていました。
たとえ人類が生存出来ない世界になったとしても白光蝶たちが自由に新しい世界を築いて欲しい。そこまで溺愛していた彼らを、上司の一存で不完全なまま世界へ放ってしまった。それはあまりに残酷だ。お前たちはその判断を恨んではいないのかと尋ねるシロウ。
「俺たちに恨むべき相手など居ません。」「だってこの世の浄化を願ったのは僕たち全ての白光蝶自身だったから」と答えるクロエ。
シロウが白光蝶を愛したように、白光蝶もまたシロウを愛した。白光蝶はシロウが自由に生きていける美しい世界が欲しいと、空も、海も、世界の全てをシロウにあげるために生まれては降り続ける運命を選んだ。

シロウのためなら硬化しても構わない、そう思い舞い続ける蝶たちが健気すぎて胸が苦しくなりました。「泣かないで。シロウ、大丈夫、大好き」という言葉はどう願ってもシロウに届かない。クロエがシロウに会えた時あんなに喜んだのはこのためか…と。

このあとまた切ないのが、二人が愛を確かめ合うシーン。
シロウは科学者育成プログラムのため生まれた試験管ベビーで、繁殖能力はありません。
それでもクロエを欲しいと求めてしまう。
『なあ教えてくれクロエ』『愛し合うことは』『どういうことか』
「一緒に僕たちの子供を作りましょう」とほほ笑むクロエ。
「貴方みたいな白くてきれいな子がいいです」
「私はお前の黒い羽の似合う子が欲しい…」
絶対に叶わない不毛な願いだとわかっているのに思わず2人の「この先」を願ってしまう。
悲しくて泣けてくる、でも大好きなシーンです。

やがて世界は終息し、クロエとシロウは「次の世界でもまた会いましょうね」と手をつなぎ最後の時を迎えます。

それから一体どれぐらいの年月が経ったのでしょう。
白葉と黒葉という子供たちが蝶を追いかけて遊んでいます。
家に戻るとコーヒーを入れるパパ、黒江(クロエ)が!!
(ちゃんと猫のペルル?も毛づくろいしています)。
起きてきた白羽(シロウ)とキスを交わす黒江。ずるい、ずるいとやきもちを焼く子供たち。

この2人があのクロエとシロウだという記述はどこにも見られません。
でも顔も性格もそっくり。
ただ、白羽の体つきは男性なので、きっと男性同士でも子供が作れる新しい世界にあの蝶たちが輪廻転生させてくれたんだなと私は勝手に解釈しています。

滅びゆく世界を舞台に描かれた恋より深い「愛」のお話。
萌えとはまた違う、BLという枠を超えた、心に残る感慨深い作品でした。

3

懐かしかった

近未来SFファンタジーです。
なんだか、ものすごく懐かしい感じがした。
BLにBLって名前がまだ付いていなかった頃に、萌を萌って名前でまだ呼んでなかったような感情を思い出させるような感じ。
SFファンタジーとしての設定も、ふんわりさせ具合が絶妙で、読んでいてストレスを感じることもなかったし、それに加えて、この絵!
すごく読みやすかった。
画面構成や描線の細さ、背景の描き込みの量、破綻のない人物のプロポーション、キャラのお顔も好みだし、大ゴマの使い方とかも。
わかりやすいエロをお求めの方には全くお勧めしませんが、BLジャンルの中にこのような作品があったのも忘れてほしくないな。

4

終末を2人で

近未来が舞台のSFです。人工生命体×科学者というカップリング。

終焉を迎えようとしている世界で、身の回りの管理をしてくれるネコ型ロボットと2人きりの生活を送っていた科学者の受け。そこに突然現れた攻めは、受けが作り出し、汚染された世界を浄化するために犠牲となった生き物を核として作られた人工生命体であると名乗ります。
表紙向かって右の黒髪が人工生命体、左の金髪眼鏡が科学者です。

自分が作り出し、犠牲にした生き物に恨まれているに違いない、と思っていた受けでしたが、その生き物から作られた攻めは、恨んでなどいない、みんな受けを愛していたと告げます。
そんな生き物から作られた攻めもまた受けが大好き。外見はガッシリ体格のイケメンなのに、とにかく受けが好きで、そばに居たくて、ハートを飛ばしている感じ。
そのワンコ×ややツンデレなカプのやりとりが切ないながらも微笑ましく、可愛らしかったです。
あと、ネコ型ロボットがたまらなく可愛い。姿形はそのまんま猫。猫の絵がすごくお上手な作家さんで、猫好きにはたまりませんでした。

犠牲にした生き物というのが大量の蝶で、蝶が汚染された世界を飛ぶ様だったり、滅びゆく世界の刹那感など、とても美しい作品でした。
SFなんですが、受け攻め2人(+ネコ型ロボット)のほのぼのな生活の描写が多いので、SFという言葉から連想されるような硬い印象はあまりありません。ふわっと優しいイメージです。

エロは少なめですが、むしろなくても成立したのでは、という雰囲気なのでその点は不満はありません。
ただ、2人の世界が終わりを迎えたあと、別の世界に生まれ変わった? 2人のお話があったのですが、子供が2人いて、受けが「お腹を痛めて産んだ」とか言ってるので、これはどういう設定なの? と疑問だったので、神から一段階下がっています。

7

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