目が合って、2秒で誘われて、自然と足が向いていた――。

コミック

  • 名前も知らない待ち合わせ

名前も知らない待ち合わせ

namae mo shiranai machiawase

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表題作名前も知らない待ち合わせ

東条蓮 会社員
浅井周 会社員

同時収録作品マルスの心臓をひとすくい

桜井 美術予備校講師
藍沢 生徒

同時収録作品いじわるな子ほどいじめたい

葉山真 学生(寮生活)
土谷直 学生(同じ寮生)

その他の収録作品

  • 待ち合わせのその後で
  • 回り道してあの子の扉
  • 溶けて混ざって夏の庭
  • 待ち合わせのその先で(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下 表紙ラフ

あらすじ

出会ってその日にHなんて、よくある話だけど、
さすがに出勤中の駅のトイレで即やるなんて、俺でも初めての経験だ。
しかも同じ相手と2度やらない主義のハズが、それ以降アイツが忘れられず、
1週間後の同じ時間、同じ場所で再会したとたんに、2人でトイレに駆け込んだ!!
1度きりの行きずりの相手との逢瀬を日々楽しんでいたリーマンの浅井周がハマった、恋知らずの恋――。

作品情報

作品名
名前も知らない待ち合わせ
著者
瑞原ザクロ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
発売日
ISBN
9784799731673
3.5

(48)

(7)

萌々

(17)

(21)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
10
得点
167
評価数
48
平均
3.5 / 5
神率
14.6%

レビュー投稿数10

表題作は最後まで潔いから好き

表題作については繰り返し読む程好きで、しかし他の作品は印象に残ってないし読み返しもしない。
なので表題作品のシリーズについてのみで「神」です。

携帯電話しかなかった昔、20代くらいのゲイの人の日記ブログを楽しみにしていた。
また読みたいのだけどどうやって探したらいいのか。
で、その人はこのリーマン浅井のようにハッテン場のサウナや公園、映画館、トイレなどでしょっちゅう誰とでも淡々とやりまくっていた、もう相手は誰でもよい、なんとゆうか読むほうにしたら楽しく興味深いことこの上もなく。
このブログ主に比べたら浅井のほうがまだただれてないわ。

この表題作のトイレ率の高さ!

浅井も攻の東条もその場限りのsexを楽しむ人たちなんだが、ゲイだからその割合は高い、と思われる。
ゲイだからお互い遭う機会が少ない、よって目立ってしまうだけで実際にはいわゆるノーマルな人たちだって実は多い。
なにが多いって、いわゆる貞操観念ゆるゆるな人たちのことだ。
私もそれに近いのでこの2人に親近感を持てるしよくある話なんだと思っている。

カラダだけの関係が何回だって続くことも多い。
けれどカラダ先行でその後恋愛感情ではなくてもそれに近いもの、が生まれることもあり得るだろう。
表題作はそういうお話。

この2人、とってもエロいです。

1

ある意味運命の人なのやもしらん

朝から盛りすぎだよぅ(/ω\)w
というか、知らない同志で言葉もなくことが着々と進み
朝から大ハッスルってどうだよ
身体の関係なんて一人一回でいいと思ってたビッチ受が
相性抜群の相手を見つけてしまう。
落ち合うのはいつも同じ駅のトイレというお話。
ビッチ止まらずな展開で、ラブなのかラブじゃないのか
ラブと身体は別なのかというところでありまして
ラストの新しい人お迎えネタがぜひ物語として読んでみたい。
そんな最後でした。
正直、受の性癖もどうかと思うが、それを受け入れてしまう攻も攻なんだよな。
このエピソードの続編求む。
ガッツリ読みたい

0

頭空っぽにしたいときにおすすめ

ナンパして即、というお話はよくある(気がする)けれど、
言葉も交わさずに目と目があって、即


ト イ レ で !!

というのがこの作品。
二度目はない主義だったけれど、ちょうど1週間後また再開して……。

名前も連絡先も知らない、そんな相手と何度も身体だけをつなげていく関係は
正直
「エロいな?」
の一言です。

そこに下半身が緩いのをしってる同僚のツッコミが入ったり、
細かいコミカルな描写が「エロいだけに傾かない」作品にしていると思います。
正直に好き。

ただ、表題作以外に収録されているものは、自分にはあまり響かなかったかな。

0

表題作だけだったらなあ

表題作に惹かれて購入。身体から始まる関係の話、嫌いじゃないです(笑)

ネコさんは「貞操観念が死んでる」ゲイで所謂ビッチ。誰とでもヤるし、何処でもヤる。セックスだけが必要であって、キスはしないし、場合によっちゃ言葉も要らない。相手の名前だって不要だし、そうやって出会って一度した相手とは二度とはしない。当然連絡先も要らない。
そんなネコさん、通勤途中の駅で目が合った人に誘われ、トイレで致しちゃう。そのセックスが酷く良かった。忘れられずに思い返したり、他の人としてても気持ちよくなれなかったり。そんな中、ちょうど1週間が経過。同じ駅、同じ時間。そしてまた同じ人。やっぱり致しちゃう中で、どんどんその人とのセックスに嵌っていき…というお話。
遊び慣れたゲイ同士だから、というシチュエーションから始まる話。タチさんもまたゲイで同じように相手の名前も連絡先も必要としない人(お堅い見た目の割に遊び慣れているのがいいですね!)。
多分この作家さんの持ち味なんでしょうね、淡々と話が進んでいく感じ。絵柄も相まって、その淡々さがいい。同じ曜日の同じ時間、という繰り返しの中でどんどんお互いが相手に対して嵌っていく様が、徐々に徐々にという感じで描かれているのが良いです。勿論そんな身体先行型なのでエロもたっぷり。
お互いに嵌ってしまっている事をお互いに確かめ合った結果リーマン同士らしく名刺交換をするんですが(笑)、そこでお互いがそれぞれ感じた事が、「似た者同士な2人だな」と微笑ましく見てしまいました。

ただそうやって名前や連絡先を交換したところで、「両想い」「恋人同士」という訳じゃないのが第2話。ただ「連絡を取り合える仲」になっただけ、です。ネコさんは貞操観念が死んでて恋愛感情も知らない人。タチさんが居ない時は平気で他の人を捕まえてセックスします。
タチさんもまたタチさんでヤリチンだし、ネコさんが自分以外の人とセックスするのだって別に構わないという人。だけど、ほんの少しだけ、タチさんの方が先に、このネコさんとの関係を特別なものにしたがります。だからこそ、この2人の関係は変わってったんでしょうね。表題作は2話+おまけという形ですが、まあきっとこの2人はこの先もずっと淡々としながら(でもセックスはより盛り上がりながら)関係を続けていくんだろうなあと妄想するばかりです。個人的にはこのネコさんの同僚さんが好きです(笑)

この表題作だけだったらもっと高評価なんですけど…。私もやっぱり、同時収録のお話がちょっとなあ、というところ。話自体が悪い訳ではないんですが…表題作が身体先行でエロ多めの話でしたから、拍子抜けしたりとか…。
少年2人の瑞々しい感じの青春ポートフォリオ的な感じが好きな人は好きだと思います。漫画や小説だからこそ、波が有って盛り上がる展開を望んでしまう訳ですが、実際の恋や恋愛関係って淡々としてていつの間にか始まってたりでって。そう、この作家さんの作風と合ってるんです。
だけど、少年2人を描くにあたっては、ドラマティックな方がぐあっと掴まれるんですよねえ、漫画的に。逆に大人同士身体の関係から~というのは淡々としている方がこっちの妄想を掻きたてる訳で。勿論これは私の個人的感想なんですが;

だから、作家さんの作風と設定が噛み合ってる表題作については高評価をしたいんですけど、同時収録ものがうーんいまいち。多分1冊の本に収録するにあたっての組み合わせが悪かった。全然違う設定で同じ作風なものを一緒に収録しちゃったからどうしても比べちゃって、片方が低評価になってしまう。
(私は表題作を高評価とする方ですが、若い子ならではの話が好き!という方は逆の評価になると思ってます)
話としての評価云々より、1冊の本としての出来が悪いのかな。表題作の続編を描くなり、また別のリーマンものを描くなりで纏め、他の分は少年ものとして纏めるなりでした方がよかったんじゃないかなと思います。

2

表題作は萌える

表題作がすごくよかったです。
よくある話と言えばそうなのですが、普通ではない行為がとても自然に描かれていて好感が持てます。

攻めが凄くカッコイイ。
受け目線でこの攻めをだんだん好きになっていく感じが味わえます。

最初は体だけ。
それでいいと思っていたのに……。

攻めを待つ受けの表情が徐々に変わっていくのがいい。
同じような作品をまた読みたいです。

6

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