凪子の話

nagiko no hanashi

凪子の話
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神81
  • 萌×216
  • 萌7
  • 中立8
  • しゅみじゃない17

--

レビュー数
20
得点
498
評価数
129
平均
4.1 / 5
神率
62.8%
著者
後藤 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
価格
¥760(税抜)  
ISBN
9784813031383

あらすじ

真面目で品行方正な海原和也。
派手で少し軽いところのある山治浩平。
幼なじみで親友のふたりは、高校でも目立つ存在だった。
和也と初めて会った瞬間、凪子は彼に恋をしていた。
だから、彼の幼なじみの浩平が
和也に恋していることに気づいてしまう。
そして、和也を好きだからこそ、
彼の心が誰を想っているのか気づいてしまう。
交差する想いの行方は……

表題作凪子の話

レビュー投稿数20

3人が出会えて良かった

 表紙とタイトルからとても気になっていた作品でした。唯一女性である凪子がどういう風に絡んでくるのかなぁと楽しみにしていましたが、苦しさや悲しみが色濃くて、胸にずっしりと残る読後感でした。誰が悪いわけでもなく、誰が鈍感なわけでもない、不毛で息苦しい三角関係。それでも、この3人が出会ったことは、出会わなかった場合よりもずっと3人それぞれの人生を豊かにしてくれたことは間違いないだろう、と私は確信を持っています。

 近しい関係になればなるほど、打ち明けるのが難しくなっていく想い。凪子や浩平ばかり苦しんでいるようにも見えますが、早い段階で諦めたらしい和也も、彼らより幼い頃に気持ちを封印しようとしたのはとてもしんどいことだったんじゃないかなぁと思います。一番傍にいる存在を諦める、絶望。2人に想われた和也は、けっして2人より幸せだったわけじゃないと思います。かといって、浩平も和也も同情や薄っぺらい気持ちで凪子と共にいたわけではなく、2人とも心底凪子の存在を愛していたのはこの作品における救いでもありました。苦しいばかりじゃない、3人で築いた思い出は本物で、幸せな青春だった。浩平と和也のその後をもっと見たいなと欲が出ましたが、この終わり方も余韻の残る悪くない締めだったと思います。

0

買うべき!

ほんとによかったです!
3人のお互いが大好きだって感じが伝わってきてよかった

0

優しくて切ない

BL的には中立かと迷ったけど、お話の構成や凪子を始め3人の想いは神評価。朝っぱらから読んで涙腺も思考も大変なことになりました。

幼なじみで親友の2人と素朴な女の子(凪子)、三者三様、今の関係を壊したくない、相手の幸せを思って伝えられず切なくて苦しくて苦しいっ!!BL的萌は少ないけど、胸いっぱい。

冷静に考えると凪子はずるいような….あの状況じゃ絶対断れないでしょ。けど、これまで壊したくなかった関係や航平の気持ちを考えると勇気のいる事だし、凪子の行動がなければ2人の気持ちも動かなかっただろうし、でも…ってグルグル。和也→凪子の愛はなんだったんでしょう。loveなのかlikeなのか…滋味深い愛?ふとした時に泣いてしまうほど大切に思ってた気持ちとそれでも航平が好きという気持ち。なかなか理解するの難しい。

pixivにたくさん小話あって、和也と航平の寄り添う気持ちやイチャイチャにはトキメキ、3人の友情には癒されました!ただ、凪子の友達が葬儀の後に「凪子は和也に愛されてたんだね」って話すシーンはちょっとモヤモヤ。和也から凪子への愛はLOVEではないのにそう思われてるのが。(と勝手に私が思いたいだけなんですが)
噛み締めれば噛み締めるほど胸がぎゅーーーとなる作品でした。

1

再読してまた泣いた

個人的にはBL漫画で女の子が絡んでくるお話は嫌いじゃないです。
どうしても女の子が出てくるのは嫌だという方にはオススメできない内容です。
所々に女の子が出てくる話はよくありますが、こちらはがっつり凪子目線で前半が語られますので。
死ネタやバドエン(こちらはハピエン寄りのメリバ?)はあまり好きではないのですが、たまに泣けるBLを読みたい気分になる時もあって、選んだ作品でした。

幼なじみの和也と浩平に、高校から友達になった3人の隠れた三角関係。
同じ人を好きだから、その視線に気づいてしまうって事ありますよね。
大人になっても付かず離れずでやってきた3人でしたが、凪子が不治の病に侵されていることを知り…というお話です。

初めて読んだ時はもちろん、再読する度泣きます。
3人のどの目線になってもせつなく、辛い気分になります。
最終的に和也と浩平は想いを伝えあってハピエンなので救いはありますよ。

0

考えすぎて、ただただつらい

しんどいです。
読み終わってから、読んだことを後悔した作品は「苦いのテーマ」以来。

6才からずっと一緒だった浩平と和也。
高校で2人と知り合った凪子。
3人の想いがそれぞれの視点で描かれたのち、現在へと話が繋がっていきます。

誰も想いを告げない、告げて終わりが来るよりもただ一緒にいることを願う。
その均衡が崩れる出来事があって、物語が動いていくわけですが…。

男子2人に女子1人という構図は「モアザンワーズ」を彷彿とさせるような。
それ以外でも以前にこういう設定の作品を読んだことがあったのですが、タイトルは忘れてしまいました。
命の期限を切られた側が一歩踏み出す場合、その願いを叶えないという選択肢はもう用意されていないに等しいんですよね。
それで誰を不幸にしようとも、ただ最期の時間はしあわせでありたい。
そう願って行動に出たはずの凪子が、病床で友人2人それぞれに「ごめんね」というのがつらすぎて。
でも凪子の決断がなければきっとその後もなかったはずで、結局凪子ありきなんだけれども、どうしても蟠ってしまう。

うーん、つらい。

作品を読んだ後に「どういう選択をしていればベストだったのか?」といつまでも考え続けてしまうのは、本当にしんどいです。
どのキャラクターの気持ちも分かる。
みんな臆病で、踏み出せなかった。
踏み出したひとが違ったら、全く別の未来があったはずで、浩平と和也のどちらかが踏み出していたとしても凪子を支え続けたとは思うけど、踏み出さなかったんだろうなとも思うし、凪子が踏み出さなかったら、やっぱり何も変わらなかったんだろうと思うし、ここまでいろいろ考えさせられるとは、しみじみプロットの妙だと思うのです。

萌え、という杓子で測れる読後感ではなかったので「中立」を選んでしまいましたが、BLという括りではなく、良質の小説を読んだ後のような気持ちになりました。
ただ、3人それぞれに感情移入しすぎてつらい。
感情移入過多な方は心の準備を十分にしてから、入り込みすぎないようにお読みください。

1

とにかく素晴らしくて泣ける

一言でいうと、素晴らしかったです。
女の子が出てくるお話ということで敬遠していましたが、ただの読まず嫌いでした。
評価は、文句なく神中の神です。

高校で出会った凪子が幼馴染同士の和也・浩平と仲良くなっていき、その3人の視点でお話が進んでいきます。
とにかく、悪人が1人も出てこない。
全員が優しくてそれぞれを大切にしているからこそ、切なくて苦しかったです。

物語は凪子の3回忌の話から始まるので凪子の結末はみえてしまっているのですが、全てが伏線になっており後に繋がります。
最初のカラー絵すら意味があるのです。
一言では言い表せないくらい、隙がなく素晴らしい作品です。
読まず嫌いはもったいないと断言します!

pixivで番外編のような形のショート作品集が読めます。
そちらを読むと、楽しかった3人での日々や和也と浩平のイチャイチャがみられて癒されます。

0

神をつけたいところだけど……。

少女漫画強めのほんのりBL要素が入った作品。話が悪かったわけではありません。とても感動しました。ただ、視点がころころ変わるわりに内容は似たり寄ったりで、中盤あたりは中弛みがある。過去の更に過去の話に内容が飛んだと思ったら、突然別な過去のシーンに飛ぶので、じっくり読み込まないと過去のいつの話をしているのかわからないなど読みづらい点がありました。少女漫画を読んでいるみたいで私的には面白かったのですが、BLなのでもう少しその要素を入れてあげてもよかったのではないかと思いました。

1

正直読み手を選ぶ作品ですが読んでもらいたい

ほかの皆さんがレビューされてるように、女性が大きく関わってくるので好き嫌いがかなりあるかと
数々のBLを読んできましたが、ここまで女性に焦点を当てた作品はなかったのではないかと思います
凪子は過去できごと(凪子視点)や回想の中でしか登場しませんが、存在感が半端ないです
でもだからこそ受攻の苦悩や行動に感情移入できるし凪子を嫌いにはなれない
むしろ凪子がいないとこの作品は成り立たないんだと思います
読んでて楽しいお話ではありませんが一度は読んでもらいたい作品です

2

良い三角関係だった【ネタバレあり】

人物一人一人の気持ちの流れが分かりやすくて、見ていてスッと落とし込めました。ありきたりといえばありきたりな三角関係からの最終的に男の子2人がくっつく展開ですが、こうやって丁寧に描かれていれば爽やかです。

ただ、最初の数ページの導入部の話で、凪子が病気になり、どちらかと結ばれていたが死別し、その後彼女の言葉に背を押されて片方の子に思いを伝えることを決意する話なんだ、ということまで予想できてしまうのが少し残念でした。
そうやって展開が予想できるからこそ、予測のつく凪子の死までの話よりその後の話をもっと読みたかったです。

1

それでも恋をする

 切ない!とにかく切ない!!
 めちゃくちゃ泣けるのに、読後は嬉し泣きの後のような、すっきりとした温かい気持ちになれます。
 この作品に関しては、あまり先入観を持たずに読んで頂きたいので、ネタバレしない範囲で述べると、登場人物は幼馴染の和也と浩平、そして高校で出会って和也に恋をする凪子の3人です。三角関係というよりは、全体を通して3人の友情物語のような雰囲気ですし、女の子視点で話が進むし、エロシーンも皆無です。それでも、やはりこれは"BL"だと私は思います。この3人の関係は、NLでは表現できない世界観だと思います。ここで名前を出していいのかわかりませんが、江○香○さんの『き○き○ひかる』という代表的な小説を思い出しました(あれよりも今作品の方がピュアな感じですが)。

 痛みを抱えながらも、一途に純粋に、人を想いやる3人の生き方に、胸を打たれます。
 あまりこだわりがなくて、切なくて泣けるBLをお探しの方には、是非ともお勧めしたい作品です。

2

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