凪子の話

nagiko no hanashi

凪子の話
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神47
  • 萌×26
  • 萌4
  • 中立3
  • しゅみじゃない11

--

レビュー数
12
得点
274
評価数
71
平均
4.1 / 5
神率
66.2%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
価格
¥760(税抜)  ¥820(税込)
ISBN
9784813031383

あらすじ

真面目で品行方正な海原和也。
派手で少し軽いところのある山治浩平。
幼なじみで親友のふたりは、高校でも目立つ存在だった。
和也と初めて会った瞬間、凪子は彼に恋をしていた。
だから、彼の幼なじみの浩平が
和也に恋していることに気づいてしまう。
そして、和也を好きだからこそ、
彼の心が誰を想っているのか気づいてしまう。
交差する想いの行方は……

表題作凪子の話

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レビュー投稿数12

良い三角関係だった【ネタバレあり】

人物一人一人の気持ちの流れが分かりやすくて、見ていてスッと落とし込めました。ありきたりといえばありきたりな三角関係からの最終的に男の子2人がくっつく展開ですが、こうやって丁寧に描かれていれば爽やかです。

ただ、最初の数ページの導入部の話で、凪子が病気になり、どちらかと結ばれていたが死別し、その後彼女の言葉に背を押されて片方の子に思いを伝えることを決意する話なんだ、ということまで予想できてしまうのが少し残念でした。
そうやって展開が予想できるからこそ、予測のつく凪子の死までの話よりその後の話をもっと読みたかったです。

1

それでも恋をする

 切ない!とにかく切ない!!
 めちゃくちゃ泣けるのに、読後は嬉し泣きの後のような、すっきりとした温かい気持ちになれます。
 この作品に関しては、あまり先入観を持たずに読んで頂きたいので、ネタバレしない範囲で述べると、登場人物は幼馴染の和也と浩平、そして高校で出会って和也に恋をする凪子の3人です。三角関係というよりは、全体を通して3人の友情物語のような雰囲気ですし、女の子視点で話が進むし、エロシーンも皆無です。それでも、やはりこれは"BL"だと私は思います。この3人の関係は、NLでは表現できない世界観だと思います。ここで名前を出していいのかわかりませんが、江○香○さんの『き○き○ひかる』という代表的な小説を思い出しました(あれよりも今作品の方がピュアな感じですが)。

 痛みを抱えながらも、一途に純粋に、人を想いやる3人の生き方に、胸を打たれます。
 あまりこだわりがなくて、切なくて泣けるBLをお探しの方には、是非ともお勧めしたい作品です。

2

色々な意味でBL漫画の域を超えてる

この作品はタイトルから見て取れるように、女の子が主人公のような立ち位置です。

最近のBL漫画は一昔前と比べると、女の子が重要な立ち位置で出てくる作品が増えてきています。
でも、この作品ではいよいよ主人公になっているのです。

この時点で「BL」に女子は必要ないという考えの人は手に取らないでしょうが、この作品はそれだけではないのです。

本作の前半は少女漫画に毛を生やしたような展開です。このぐらいだったら普通の少女漫画レーベルでも出せるんではないかというほど
でも、それだけでは終わりません。
後半からは主人公『凪子』の存在によって心揺らめく2人が描かれています。
この展開はBLならではのものなのですが、新食感といいますか…すごい衝撃を受けましたね。
女の子1人いるだけでこんなにも変わるのかと

本当はもっと感想を書きたいのですが、あまり書くと感動がうすれてしまうので、私はこのぐらいにしておきます。

とにかく、「blに女はいらない派」の方以外はとても楽しめる作品だと思います。
とくに、腐女子歴が長い、色んな漫画を読み漁ったという方には新しい発見があって尚更楽しいかと
オススメの作品です。

6

BLというカテゴリだけに収めるのは勿体無い。

"BL漫画"と言うとやはり、ニッチなジャンルというイメージ(実際そうなのですが)がついてしまうので、もっと一般の方にも読んでもらえるようなカテゴリ分けがあると良いんですけどね、と日々思っているのですが…。
この作品もまさに、BLという枠には収まらない良作と思います。
LGBTの要素を持つ人間ドラマという感じ。
タイトルにも登場する凪子は主人公の1人です。和也、浩平、凪子の3人が主人公で3人の絆を描く漫画。
BLに女子はいらない!という主義をお持ちの方でも、これはもう萌え漫画ではないのでぜひ、純粋に話を楽しむ漫画として読んで頂きたいです。

あらすじから3人の三角関係のお話かと思いましたが、実際はそんなチープな関係ではなく、もっとお互いに深い絆があって素敵な関係性です。


とにかく凪子が良い子…だけど神格化されてないという程よいバランスが感情移入するのに丁度良くて…切ないくて胸に沁みました。

浩平と和也の幼少期の話は、ちょっとありきたりかな〜と思ったのと、それまでの流れに対してBL・BLし過ぎてるかな…というのがちょっぴり気になりましたが、そこは描き下ろし部分なのでまぁ、ファンサービス的なプラスアルファ部分、ですかね。

2

じっくり読んで泣きたいときに

私がトピ立てした「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#IndexNews

で教えていただいたのがこちらの一冊。
以前からちょっと気になっていて、欲しい本登録はしていたけどずっと躊躇していました。

というのもタイトルから判るように女性・凪子が重要人物として描かれている。
そして電子の試し読みの段階で、その凪子は死んでいてもう三回忌を迎える、というところまで判る。
女性が絡む三角関係を描いているかもしれなくて、しかも死ネタが絡んでいる・・・
うわー、滅茶苦茶ハードルが高いなぁ・・・って怯んでましたが、せっかくの良い機会なので読んでみました。

最初は凪子・女性視点でお話が展開されます。
女性視点のBLって珍しいと思う。
ちなみに凪子はとてもいい子です。読んでいて苦々しくなるような性格ではありません。
だからこそ、辛くて切ない。彼女が嫌な女だったらここまでこの作品で泣く事はなかった。

三人ともみんながみんな他人の幸せをずっと考えているんですよね。
でも凪子だけ最後の最後に自分の気持ちを優先させたけど、限られた命の最後の切ない我儘だった訳で。誰も凪子を責められないと思います。
お話はハッピーエンドで終わるんだけど凪子は罪の意識を抱えたまま死んじゃってるし、かと言って生きていたらハッピーエンドは成立しないし、笑っている事が彼女への供養に繋がる訳だし、でも凪子のうえに成り立つ幸せみたいな構図がどうしても手放しでは喜べなくて・・・・と途中かなりグルグル考えされられました。

けれど最後に墓前に供えられた二つのバラのブーケ。
性差を超えた人間に対するの深い愛を感じられるこれ以上はない終わりでした。

凪子視点、和也視点、浩平視点と三人の視点で語られるので、全てどのように考えているか、考えていたかが良く判るので、どーしてそこでそういう選択をする?!といった置いてけぼり感が全くありません。
じっくり読ませてくれる作品でした。


5

基本、bl に女子は求めていないけれど

bl 作品における女子(女性)は私は、パセリのようであってほしいと思ってます。率直に言って生々しい部分はノー!サンキュー、メインを引き立てるパセリ的存在なのが理想かなぁ。やっぱりbl は「男」たちが主役ですから。
その点ではこちらは異色のbl といえるかも。「凪子の話」のタイトルどおり、正に凪子という女子が中心、彼女抜きにはは成立しないbl です。以下、ネタバレするので一行開けます。

真面目で品行方正な和也と少し軽いところがある浩平、プロローグはもう男子ではない彼らのたわいもない会話でいて、凪子の不在が描かれています。凪子は既に亡くなっているんだな、それでも二人には大きな存在なんだと分かります。
そこからの「凪子の話」前・後編は凪子の視点。素朴風女子、凪子が和也と浩平に出会い、和也を好きになります。恋しながら二人の男子を見続ける凪子。大学も三人同じですが、そこで和也に彼女ができて思いを打ち明けぬままに失恋。
凪子の切なさが分かるのは意外にも浩平で、ある日凪子は浩平の和也に寄せる思いを知るのです。
後編は、社会人になった凪子ですがその体は病に侵されていて、「命の期限」を告知されます。
それで、凪子は和也と結婚するのです。浩平を裏切るような形になってしまっても。
続く「幼なじみ」前・後編は和也と浩平の視点で彼らの子供時代から繋がるキズナと凪子への思いが描かれます。
ラスト間際にbl 色が強くなりますが、やはり二人の間には凪子がいて、だからこその沁み入るようなエンディングです。三人の心理描写がしっかりしていて、どこか文芸作品を読んだときに通じる読後感がありました。

ダラダラとあらすじを書いてしまいましたが、これは素朴でいて果敢に攻めているように私は感じました。表紙見返しのカラーもね、和也たちではなく凪子一人なのですよ。
そして、私に映った凪子は普通の女子。目立たないけど周りに流されない強い子でもあります、手作りマドレーヌを和也にあげるとことか、ちょっとあざとさもあって、他の女子の反感なんか気にしない面もある。ウジウジしてないところは好感が持てました。
bl なのに敢えて「凪子」を貫いた作者、後藤さんは何となく独創的なものを見せてくれそうな・・・。期待大な方です。



6

つらくて、愛しい作品です

もともとpixivの方で閲覧していて、大好きな作品でした。
書籍化されるにあたり、浩平、カズちゃんの過去の話、それぞれの視点を知ることができ、すべて読み終わった後に最初の凪子のカラーを見たときには全てが繋がりまた涙があふれてきました。

ずっと近くにいたいからこそ言えない浩平、同情だと分かり切っていても一度だけでも自分だけを見て欲しいと願った凪子。人間の狡さ、弱さ、優しさがギュッと詰まっており、胸が締め付けられる思いをしつつ読みました。
言ってもしょうがないことですが、凪子には生きている内に心から幸せになって欲しかった…。

4

胸にずしんときてジーンとする作品です

切なくて胸にずしりと重くのしかかりました。
BLの胸キュンというよりは、女の狡さのようなものを感じてしまい、考えされられます。
凪子は本当に優しくて良い子であんなことでもなければ絶対に言わないであろうワガママ。
仕方ないけれど、やっぱり狡さも感じてしまい、なんとも言えない複雑さでした。
やっぱり和也には浩平と幸せになってほしかったから。。
和也の真っ直ぐで清らかな精神がキラキラしていて、眩しいくらいで、それにみんながどうしようもなく惹かれたのだと思います。
小学生の頃、浩平を守るためにお祖母さんに泣きながら立ち向かった姿にはジーンと心打たれました。
賛否両論あると思いますが、私は優しくて真っ直ぐな和也がとても好きなので、この作品が好きです。

2

台詞以外の文章が多くて漫画らしくない。

ネタバレなしの感想を。
あらすじから心切ない漫画なんだろうと思い、本作を手に取りました。
漫画の魅力って、人物の心の機微だとか、あらゆる事柄を絵で表現することだと思うのですよ。それらを台詞以外の文章でたくさん説明してしまったら漫画であることの効力って半減しますよね。
まさにそんな感じでした。
このお話は、心理描写や過去の出来事をつらつらと長ーくながーく台詞ではない文章で書かれていて、全体的に説明っぽすぎるというか…。文章が進行のメインになって、そこに寄り添うように絵がある。
もう少し文章を削ってそれらを絵で表現してくれれば、漫画の魅力が出たんじゃないかなぁ。先生の力量の問題なのかな…
題材が悪くないだけに、漫画を求めていた私には少し残念な気持ちになる「漫画」でした。

7

皆さん読んでください

私はこれまでに数々のBLを読んできましたが、断トツで1番好きな作品です。
漫画本なのに、その世界の音や登場人物の声、話し方が読んでいて想像させられ、まるで映画を見ているようでした。
ひとつひとつ、とても丁寧に描かれています。
素晴らしい作品に出会えて良かったです。

3

堅実なお話

「凪子の話」という題を打つだけあり「ボーイズ」の部分はさらっとしていますが、どの部分をとってもしっかりと描かれていて読み応えのある作品でした。
あまり感情移入できる部分が無かったのですが、読後にこの物語は凪子が行動を起こさなければずっと3人は平行線のまま過ごしていくことになると考えたとき、全てが繋がったように思いました。
凪子がやっと最期は好きな人と過ごしたい、と普段は絶対にしないような我を押しつけてしまうくらい(それでもとても優しい条件で)追い込まれている状況があって動き出し、凪子の手紙で決まった二人の関係。
凪子がいなければお互い大切な人のために譲り合い、まるで成り立たないという堅実なお話で、現実的で面白かったです。
個人的には冒頭の凪子亡き後の現在の二人の描写が少なめで、現在の二人のイメージが曖昧なまま読んでしまったので現在の二人の気持ちのイメージをはっきりさせたまま過去の話に行きたかったなという気持ちです。
後藤先生のこれからの作品も楽しみにしています。

2

心にしみる作品でした

素晴らしかったです。
読み終わったあと涙が止まりませんでした。
誰が悪いわけでもないのにどうしようもなく切なくてとても暖かい気持ちになりました。

BLに女の子が出てくる作品(しかも女の子視点)は苦手だったのですが、全く嫌悪感がありませんでした。むしろ凪子の思いも痛いほど理解出来たので、女性が出てるなら……と考えてる方も大丈夫かと思います。

ちなみにハッピーエンドです。

是非読んでみてください。

この作品に会えてよかった。

10

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