凪子の話

nagiko no hanashi

凪子の話
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神75
  • 萌×213
  • 萌5
  • 中立8
  • しゅみじゃない17

--

レビュー数
16
得点
450
評価数
118
平均
4 / 5
神率
63.6%
著者
後藤 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
価格
¥760(税抜)  
ISBN
9784813031383

あらすじ

真面目で品行方正な海原和也。
派手で少し軽いところのある山治浩平。
幼なじみで親友のふたりは、高校でも目立つ存在だった。
和也と初めて会った瞬間、凪子は彼に恋をしていた。
だから、彼の幼なじみの浩平が
和也に恋していることに気づいてしまう。
そして、和也を好きだからこそ、
彼の心が誰を想っているのか気づいてしまう。
交差する想いの行方は……

表題作凪子の話

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レビュー投稿数16

考えすぎて、ただただつらい

しんどいです。
読み終わってから、読んだことを後悔した作品は「苦いのテーマ」以来。

6才からずっと一緒だった浩平と和也。
高校で2人と知り合った凪子。
3人の想いがそれぞれの視点で描かれたのち、現在へと話が繋がっていきます。

誰も想いを告げない、告げて終わりが来るよりもただ一緒にいることを願う。
その均衡が崩れる出来事があって、物語が動いていくわけですが…。

男子2人に女子1人という構図は「モアザンワーズ」を彷彿とさせるような。
それ以外でも以前にこういう設定の作品を読んだことがあったのですが、タイトルは忘れてしまいました。
命の期限を切られた側が一歩踏み出す場合、その願いを叶えないという選択肢はもう用意されていないに等しいんですよね。
それで誰を不幸にしようとも、ただ最期の時間はしあわせでありたい。
そう願って行動に出たはずの凪子が、病床で友人2人それぞれに「ごめんね」というのがつらすぎて。
でも凪子の決断がなければきっとその後もなかったはずで、結局凪子ありきなんだけれども、どうしても蟠ってしまう。

うーん、つらい。

作品を読んだ後に「どういう選択をしていればベストだったのか?」といつまでも考え続けてしまうのは、本当にしんどいです。
どのキャラクターの気持ちも分かる。
みんな臆病で、踏み出せなかった。
踏み出したひとが違ったら、全く別の未来があったはずで、浩平と和也のどちらかが踏み出していたとしても凪子を支え続けたとは思うけど、踏み出さなかったんだろうなとも思うし、凪子が踏み出さなかったら、やっぱり何も変わらなかったんだろうと思うし、ここまでいろいろ考えさせられるとは、しみじみプロットの妙だと思うのです。

萌え、という杓子で測れる読後感ではなかったので「中立」を選んでしまいましたが、BLという括りではなく、良質の小説を読んだ後のような気持ちになりました。
ただ、3人それぞれに感情移入しすぎてつらい。
感情移入過多な方は心の準備を十分にしてから、入り込みすぎないようにお読みください。

1

とにかく素晴らしくて泣ける

一言でいうと、素晴らしかったです。
女の子が出てくるお話ということで敬遠していましたが、ただの読まず嫌いでした。
評価は、文句なく神中の神です。

高校で出会った凪子が幼馴染同士の和也・浩平と仲良くなっていき、その3人の視点でお話が進んでいきます。
とにかく、悪人が1人も出てこない。
全員が優しくてそれぞれを大切にしているからこそ、切なくて苦しかったです。

物語は凪子の3回忌の話から始まるので凪子の結末はみえてしまっているのですが、全てが伏線になっており後に繋がります。
最初のカラー絵すら意味があるのです。
一言では言い表せないくらい、隙がなく素晴らしい作品です。
読まず嫌いはもったいないと断言します!

pixivで番外編のような形のショート作品集が読めます。
そちらを読むと、楽しかった3人での日々や和也と浩平のイチャイチャがみられて癒されます。

0

神をつけたいところだけど……。

少女漫画強めのほんのりBL要素が入った作品。話が悪かったわけではありません。とても感動しました。ただ、視点がころころ変わるわりに内容は似たり寄ったりで、中盤あたりは中弛みがある。過去の更に過去の話に内容が飛んだと思ったら、突然別な過去のシーンに飛ぶので、じっくり読み込まないと過去のいつの話をしているのかわからないなど読みづらい点がありました。少女漫画を読んでいるみたいで私的には面白かったのですが、BLなのでもう少しその要素を入れてあげてもよかったのではないかと思いました。

1

正直読み手を選ぶ作品ですが読んでもらいたい

ほかの皆さんがレビューされてるように、女性が大きく関わってくるので好き嫌いがかなりあるかと
数々のBLを読んできましたが、ここまで女性に焦点を当てた作品はなかったのではないかと思います
凪子は過去できごと(凪子視点)や回想の中でしか登場しませんが、存在感が半端ないです
でもだからこそ受攻の苦悩や行動に感情移入できるし凪子を嫌いにはなれない
むしろ凪子がいないとこの作品は成り立たないんだと思います
読んでて楽しいお話ではありませんが一度は読んでもらいたい作品です

1

良い三角関係だった【ネタバレあり】

人物一人一人の気持ちの流れが分かりやすくて、見ていてスッと落とし込めました。ありきたりといえばありきたりな三角関係からの最終的に男の子2人がくっつく展開ですが、こうやって丁寧に描かれていれば爽やかです。

ただ、最初の数ページの導入部の話で、凪子が病気になり、どちらかと結ばれていたが死別し、その後彼女の言葉に背を押されて片方の子に思いを伝えることを決意する話なんだ、ということまで予想できてしまうのが少し残念でした。
そうやって展開が予想できるからこそ、予測のつく凪子の死までの話よりその後の話をもっと読みたかったです。

1

それでも恋をする

 切ない!とにかく切ない!!
 めちゃくちゃ泣けるのに、読後は嬉し泣きの後のような、すっきりとした温かい気持ちになれます。
 この作品に関しては、あまり先入観を持たずに読んで頂きたいので、ネタバレしない範囲で述べると、登場人物は幼馴染の和也と浩平、そして高校で出会って和也に恋をする凪子の3人です。三角関係というよりは、全体を通して3人の友情物語のような雰囲気ですし、女の子視点で話が進むし、エロシーンも皆無です。それでも、やはりこれは"BL"だと私は思います。この3人の関係は、NLでは表現できない世界観だと思います。ここで名前を出していいのかわかりませんが、江○香○さんの『き○き○ひかる』という代表的な小説を思い出しました(あれよりも今作品の方がピュアな感じですが)。

 痛みを抱えながらも、一途に純粋に、人を想いやる3人の生き方に、胸を打たれます。
 あまりこだわりがなくて、切なくて泣けるBLをお探しの方には、是非ともお勧めしたい作品です。

2

色々な意味でBL漫画の域を超えてる

この作品はタイトルから見て取れるように、女の子が主人公のような立ち位置です。

最近のBL漫画は一昔前と比べると、女の子が重要な立ち位置で出てくる作品が増えてきています。
でも、この作品ではいよいよ主人公になっているのです。

この時点で「BL」に女子は必要ないという考えの人は手に取らないでしょうが、この作品はそれだけではないのです。

本作の前半は少女漫画に毛を生やしたような展開です。このぐらいだったら普通の少女漫画レーベルでも出せるんではないかというほど
でも、それだけでは終わりません。
後半からは主人公『凪子』の存在によって心揺らめく2人が描かれています。
この展開はBLならではのものなのですが、新食感といいますか…すごい衝撃を受けましたね。
女の子1人いるだけでこんなにも変わるのかと

本当はもっと感想を書きたいのですが、あまり書くと感動がうすれてしまうので、私はこのぐらいにしておきます。

とにかく、「blに女はいらない派」の方以外はとても楽しめる作品だと思います。
とくに、腐女子歴が長い、色んな漫画を読み漁ったという方には新しい発見があって尚更楽しいかと
オススメの作品です。

8

BLというカテゴリだけに収めるのは勿体無い。

"BL漫画"と言うとやはり、ニッチなジャンルというイメージ(実際そうなのですが)がついてしまうので、もっと一般の方にも読んでもらえるようなカテゴリ分けがあると良いんですけどね、と日々思っているのですが…。
この作品もまさに、BLという枠には収まらない良作と思います。
LGBTの要素を持つ人間ドラマという感じ。
タイトルにも登場する凪子は主人公の1人です。和也、浩平、凪子の3人が主人公で3人の絆を描く漫画。
BLに女子はいらない!という主義をお持ちの方でも、これはもう萌え漫画ではないのでぜひ、純粋に話を楽しむ漫画として読んで頂きたいです。

あらすじから3人の三角関係のお話かと思いましたが、実際はそんなチープな関係ではなく、もっとお互いに深い絆があって素敵な関係性です。


とにかく凪子が良い子…だけど神格化されてないという程よいバランスが感情移入するのに丁度良くて…切ないくて胸に沁みました。

浩平と和也の幼少期の話は、ちょっとありきたりかな〜と思ったのと、それまでの流れに対してBL・BLし過ぎてるかな…というのがちょっぴり気になりましたが、そこは描き下ろし部分なのでまぁ、ファンサービス的なプラスアルファ部分、ですかね。

2

じっくり読んで泣きたいときに

私がトピ立てした「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#IndexNews

で教えていただいたのがこちらの一冊。
以前からちょっと気になっていて、欲しい本登録はしていたけどずっと躊躇していました。

というのもタイトルから判るように女性・凪子が重要人物として描かれている。
そして電子の試し読みの段階で、その凪子は死んでいてもう三回忌を迎える、というところまで判る。
女性が絡む三角関係を描いているかもしれなくて、しかも死ネタが絡んでいる・・・
うわー、滅茶苦茶ハードルが高いなぁ・・・って怯んでましたが、せっかくの良い機会なので読んでみました。

最初は凪子・女性視点でお話が展開されます。
女性視点のBLって珍しいと思う。
ちなみに凪子はとてもいい子です。読んでいて苦々しくなるような性格ではありません。
だからこそ、辛くて切ない。彼女が嫌な女だったらここまでこの作品で泣く事はなかった。

三人ともみんながみんな他人の幸せをずっと考えているんですよね。
でも凪子だけ最後の最後に自分の気持ちを優先させたけど、限られた命の最後の切ない我儘だった訳で。誰も凪子を責められないと思います。
お話はハッピーエンドで終わるんだけど凪子は罪の意識を抱えたまま死んじゃってるし、かと言って生きていたらハッピーエンドは成立しないし、笑っている事が彼女への供養に繋がる訳だし、でも凪子のうえに成り立つ幸せみたいな構図がどうしても手放しでは喜べなくて・・・・と途中かなりグルグル考えされられました。

けれど最後に墓前に供えられた二つのバラのブーケ。
性差を超えた人間に対するの深い愛を感じられるこれ以上はない終わりでした。

凪子視点、和也視点、浩平視点と三人の視点で語られるので、全てどのように考えているか、考えていたかが良く判るので、どーしてそこでそういう選択をする?!といった置いてけぼり感が全くありません。
じっくり読ませてくれる作品でした。


9

基本、bl に女子は求めていないけれど

bl 作品における女子(女性)は私は、パセリのようであってほしいと思ってます。率直に言って生々しい部分はノー!サンキュー、メインを引き立てるパセリ的存在なのが理想かなぁ。やっぱりbl は「男」たちが主役ですから。
その点ではこちらは異色のbl といえるかも。「凪子の話」のタイトルどおり、正に凪子という女子が中心、彼女抜きにはは成立しないbl です。以下、ネタバレするので一行開けます。

真面目で品行方正な和也と少し軽いところがある浩平、プロローグはもう男子ではない彼らのたわいもない会話でいて、凪子の不在が描かれています。凪子は既に亡くなっているんだな、それでも二人には大きな存在なんだと分かります。
そこからの「凪子の話」前・後編は凪子の視点。素朴風女子、凪子が和也と浩平に出会い、和也を好きになります。恋しながら二人の男子を見続ける凪子。大学も三人同じですが、そこで和也に彼女ができて思いを打ち明けぬままに失恋。
凪子の切なさが分かるのは意外にも浩平で、ある日凪子は浩平の和也に寄せる思いを知るのです。
後編は、社会人になった凪子ですがその体は病に侵されていて、「命の期限」を告知されます。
それで、凪子は和也と結婚するのです。浩平を裏切るような形になってしまっても。
続く「幼なじみ」前・後編は和也と浩平の視点で彼らの子供時代から繋がるキズナと凪子への思いが描かれます。
ラスト間際にbl 色が強くなりますが、やはり二人の間には凪子がいて、だからこその沁み入るようなエンディングです。三人の心理描写がしっかりしていて、どこか文芸作品を読んだときに通じる読後感がありました。

ダラダラとあらすじを書いてしまいましたが、これは素朴でいて果敢に攻めているように私は感じました。表紙見返しのカラーもね、和也たちではなく凪子一人なのですよ。
そして、私に映った凪子は普通の女子。目立たないけど周りに流されない強い子でもあります、手作りマドレーヌを和也にあげるとことか、ちょっとあざとさもあって、他の女子の反感なんか気にしない面もある。ウジウジしてないところは好感が持てました。
bl なのに敢えて「凪子」を貫いた作者、後藤さんは何となく独創的なものを見せてくれそうな・・・。期待大な方です。



8

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