闇を呼ぶ声 -周と西門-

yami wo yobu koe

闇を呼ぶ声 -周と西門-
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神29
  • 萌×215
  • 萌8
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

75

レビュー数
11
得点
230
評価数
55
平均
4.2 / 5
神率
52.7%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
シリーズ
プラチナ文庫(小説・プランタン出版)
発売日
価格
¥621(税抜)  ¥670(税込)
ISBN
9784829626252

あらすじ

対である双子の妹を亡くした周は、拝み屋家業を継ぐことを放棄していた。けれど、当初は胡散臭いと思っていた西門と仮の対となり…。

表題作闇を呼ぶ声 -周と西門-

西門柊一郎,分家の親戚,35歳
四辻周,拝み屋の長男,23歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数11

次作待ってます。

個人的には とっても読みやすく 好きな作品でした。改めて凪良先生の文章って好きだなぁ~
と心から思う作品でした。
ストーリーの好みは人それぞれだと思いますが
早く 次作が読みたいです。

0

心に穴が空いた2人

霊を引きはがすのが『呼児』、それを彼岸に戻すのが『戻児』で2人は対となるもの。
呼児の周は戻児だった薫を、戻児の西門は呼児だった六巳を失った2人の物語。
…なんですが、ラブ要素が殆どありません。
というのも、こちら続き物なんです。
知らずに購入し、ショックだったという。

とはいえ、内容は凄く面白かったです。
怪奇現象のシーンはドキドキしました。

周が西門に惹かれ、でも西門は六巳の事が忘れられないながらも周に対し心揺れるところがある…というところで今巻は終わってます。
西門がどう心に折り合いつけるか、そしてどう周に対して気持ちが変わるか、次巻以降がとても楽しみです。

1

周と西門の救済の物語

 私はBL小説は凪良先生から入ったので、先生の作品はほぼ全部読んでいて、一番大好きなBL作家さんでもあるのですが……、今回は萌えきれずに、評価は星2つとさせて頂きました。
 ストーリーとしては、読みやすいしすごく面白いと思います。普通の人には見えない奇怪現象を扱ったものですが、怖さもそれほど感じませんでした。
 評価が低い理由は、シリーズ物で最初の1巻目にラブシーンがなくてもそれはそれでいいのですが、ただ今回のはあまりにも恋愛要素が薄すぎたなと思います。先生の次作の『神様のビオトープ』のように、最初からBLじゃないものとして読んでいる分には、作品そのものを楽しめますが、BL小説の場合、ドキドキとかきゅんきゅん(語彙力乏しくてすみません)も少なからず期待して読んでいるところはありますので、何だか肩透かしを食らった気分です。
 続編から急に恋愛方面が進展するのも違和感があるので、逆にこの作品は、恋愛なしの周と西門の救済の物語(ちょい重め)という方向性にして頂けたらいいな、という勝手な願望です。

1

ホラー部分だけならば「神」なんですが。

個人的に絶対外さない作家さんの一人が凪良さんですが、加えてホラー(大好き!!)のバディもの!
小冊子も目当てで、ウハウハ買いました。
話はたまらなかったです!
展開的には、「残穢」っぽい面白さでした。話が似ているという意味ではなくて、分類的に。
なのであまり怖くない(…………私は全然怖くなかったです。人によりますね)謎的系のホラーなので、一気に読んでいまいました。
そういう展開がほぼなくても面白かったですし、薫ちゃんはどうなるのかな?という意味で続きは気になります。

ホラー部分だけならば「神」なんですが、何故か西門の魅力がわからず、これが分からないとすごい置いていかれますね。
茶化されたりすることが多くて、私が主人公だったら絶対好きにならないわと思ってしまって、受けに感情移入できませんでした。
もう少し人を小馬鹿にする表現が少ない方がよかったかもしれません。
楽しみだったので、ちょっと残念です。
まあ、好みの問題なので仕方ないのですが。

1

続きが待ち遠しい

とっても良かったです。一気読みしちゃいました。異能力一族に生まれ対の存在である妹を亡くした受けは、実家の所有するマンションを管理しながら地味に生きている。そんな彼に父親が連れてきたのは一見だらしなく見えるおっさん攻め。二人が組んで対峙する事件の推移が面白く引き込まれました。BL要素は少なめですが読み応えがあります。受けと攻めの心情の揺らぎや変化の表現で最終的にこれから2人が惹かれあうの続編を楽しみにしています。

1

面白いけど、先生のあとがきが怖かった(泣)

追加です。17年5月に出た先生の「桃」の本と当作のPlatinum Ticketと
定額小為替500円を送ると「お菓子の家」「未完成」などの番外編が読める
書き下ろし番外編小冊子が応募者全員にもらえるとのことです。
たまたま気付いたのですが、凪良先生ファンの方は読みたい!と思うかなと
思ったので、追記してみました・・・締め切り2017/9/11で、
発送は2018年春頃・・・えらい先やな・・・

**********最初のレビュー
怖いお話はとても苦手なのですが
どうしても、とりこ先生の挿絵がみたくてget。

すごく面白かったです。そして怖かった。それで神にできず。
読み終わった直後は怖くて、パソコンに向かえず。
本編までは、ぎり耐えられたんだけど、
先生のあとがきで陥落、その日は風呂で頭洗えませんでした(泣)

怖がりな方は、あとがきを読まない方がいいかもと思います。
本編ももちろんですが、うっかり読み始めると、
凪良先生マジックで抜け出せなくなりますので
あとがきを読むときにはそれなりのご覚悟を。

続きものにされるそうで、当巻ではLOVE部分がありません。
(凪良先生も10年書いてて、1冊の間に寝室にぶちこまなかったのは初めてだったらしい(笑))
次巻はおっさんメインで、恋愛進行予定とのこと。

舞台は拝み屋稼業の一族。
霊を呼び戻すor引きはがす能力持ちを呼児といい
呼児から渡された霊を彼岸に送るor封じ込める能力持ちを戻児という設定。

登場人物は以下のような方々。
表紙の手前:周。一族本家の双子長男。数十年ぶりに本家に生まれた呼児。
      陰陽の陰部分を引き受けたかのような性格。
表紙の奥:柊一郎。一族の遠縁の関西弁おっさん。戻児の能力持ち。
     飄々とした人たらし。力の抜け加減が絶妙。
薫:一族本家の双子長女。陽部分を引き受けたような性格。戻児。
  高校生の時に「黒い手」により心臓を止められる。
その他、登場人物みんな、人の事を大切に想ういい人、いい親、いい兄妹。
両親が周のことを想って怒って泣くシーンには、めちゃ共感です。

お話としては事件が起こって、二人で協力して解決に向かって努力するうちに
妹の死に至った事件も解決させていくというもの。

そこに、人間の想いが濃く絡んでくるので、
重みがぐぐっと増しているように思います。
ダークな部分を引き受けている方々の想い、
それが、ちょっと方向間違ってるだけ なので、静かに怖い。

人の想いが濃くなるとこうなるのか。自分も想いの方向を少し間違えたら
やらかす可能性があるんじゃないか と、思えて怖い。
私に視える能力はないですが、霊魂を信じているので、
やっぱりこういうのは怖く辛く痛くせつなかったです。

その怖い想いが、元は、可愛らしかったはずの子供の想いや、
お互いを想う気持ちなので、
「逃げ場がなく途方もない怖さ」ではないのも事実なんですが。

胡散臭い人たらしのおっさんは、とっても好きなんですが
続刊をどうしたらいいんだろう。読めるかな私(泣)
とりこ先生の挿絵もみたいんだけどな。。。

0

心霊バディもの!

二十三歳の周は、実家の所有する賃貸物件(マンション等)の修繕やクレーム処理などの管理を手伝っている半ニート。
実家は代々続く拝み屋でもあるのですが、双子の妹・薫を喪ってから、周はお祓いとかそういうこととは距離を置いています。
ある日、分家の遠縁だという関西弁の西門柊一郎という三十五歳のオッサン(笑)が実家に同居。さらに周のマンション管理業務を手伝うことになります。
西門の軽いテンションを鬱陶しいと思う周。
そんな時、管理するマンションで重い霊障が起こります。
その霊障を引き起こした黒い念で出来た『黒い手』―それは薫の命を奪ったものにとても似ていて・・・
『黒い手』を調べるうちに、周は西門に惹かれていく・・・というお話です。

怖いのはあまり得意ではないのですが、この作品は、一冊の中で心霊現象が解決するし、身近で起こるとは考えにくい原因によって心霊現象が発生しているので、夜中に思い出しても大丈夫なレベルの怖さでした。
それでも怖いものが苦手で読むか迷っていらっしゃるなら、昼間明るいうちに最後まで一気読み!で多分大丈夫です。

内容はバディものの心霊バージョンという感じでしょうか。
周も西門も、昔、片割れと呼べる相手を失って、心に傷を負った者同士。
引きこもった周と、十年もふらふらしていた西門。
陰と陽みたいに正反対な二人だけれど、心に傷を負ったままその傷を塞ごうともせず、むしろその傷を見つめ続けているようなところはよく似ています。
私は基本的に関西弁のキャラクターに弱いのですが、今作の西門、カッコイイです!!
オヤジ、関西弁、無精ひげ、胡散臭さ、過去の傷・・・西門を構成する全てがツボでした。
この西門が、今後周と周への気持ちに振り回されるのかと思うと・・・涎が出そうですよ!
この後、二人がどうなっていくのか、とても興味深いです。続くようなので、楽しみです。

作中、この世の理を放棄して、普通の顔をしたまま胸の内に人とは違う価値観を隠し持って、幸せを掴んでいる人たちが出てきます。
皆、幸せの価値観は違うと思います。それでも、その価値観が世間や社会、法律や常識といったものに近いものであって欲しいと思うだろうし、無意識にそうであるように努めているかもしれません。それを全部放棄した人たちは、美しくもありますが、とても怖い存在でした。霊よりも生きている人間の方が怖い―本当にそう思いました。

先にも触れましたが、この作品、BLのLOVEのスタート地点に最後の最後でようやく到達する感じです。
怖いものが苦手・・・より、ラブラブが無いとダメ!な方には、ちょっとオススメし難いけれど、エッチ無しでも充分読み応えのある作品ですよ。

3

続編が楽しみなホラーサスペンス

ライトホラーサスペンス、おそらくシリーズ物となるだろう、その序盤。
この1冊ではまだBL未満のだが、物語的には面白かった!

互いに過去に傷を持つ、特殊な能力を持つ二人。
霊を封じる家系の本家に生まれた、怪異を呼ぶ「呼児」の周・23歳。
分家の西門・35歳は、取り付いた相手から呼児が引きはがした怪異を、
彼岸へ封じる「戻児」。

かつて互いに対となる呼児・戻児を失った周と西門。
己の分身だった妹を連れ去った「黒い手」を共に追ううちに
次第に距離を縮めて行く二人……


関西弁のおっさん西門と、社会から半分脱落気味の周のやりとりが面白く
西門の優しさに段々惹かれていく周の心の変化は、読んでいて心に沁みる。

が、まだこの巻では二人の関係はようやく入り口という感じ。
事件の解決までを通じて西門への思いに気がついた周と、
それを知った西門が今後どうなるか?
安易に最後まとまらずに、まて次巻になっているのは個人的には歓迎。

ホラーサスペンスものとして、充分に面白く読み応えがある作品なので
その面白さを維持しながら、じっくり二人の関係が進むのを待ちたい。


カバーをかけて読んだのだが、読後カバーをはずし
ふと帯を外してみると……!うわあ、黒い手がちょっと怖い!
その表紙や挿絵も雰囲気にあっていて良し……だが、
西門がちょっと小ぎれいに格好良すぎかな?

3

面白すぎる…

凪良さんの新刊。楽しみに待っていました。ネタバレ含んでます。苦手な方はご注意を。





拝み屋の本家に生まれた周(あまね)と薫(かおる)。周が兄、薫が妹の双子。
妹の薫は明るい性格であるのに対し周のほうはボッチくんでいじめられっ子。けれどこの二人は仲良し。

そして何より彼らは拝み屋の本家を継ぐ能力を持っていて、周は霊をその場所から引き離す力を持つ「呼児」、薫は引き離された霊を本来いくべき場所へと封じる「戻児」として、常にともにある存在でした。

ところがある日、彼らは大きな過ちをおかし薫が亡くなるという事故が起きて。以来、周は自分を責め続けているのですが、そんな彼のもとに現れたのが親戚筋の西門で…。

というお話。

除霊とか拝み屋とか、ホラー要素満載。満載なのですが、すごく淡々とした文章なんですね。なので、より一層怖さが増す、というか。さすが凪良さんというべきか、文章の端々に撒かれている伏線を回収しつつ謎が少しずつ明らかになっていく展開で、ぐっとストーリーに引き込まれてページを捲る手が止められませんでした。

ボッチで、拝み屋としての能力もさほど高くない周。
そんな自分を私生活の面でも、除霊の面でも常に自分を支え助けてくれていた薫を失った周の孤独と贖罪の想いがなんとも切なかった。

そして西門も。
一見飄々としていてだらしないように見えて、実は懐の広い包容力のある男性って凪良作品によく出てくる気がしますが、西門さんもそのタイプの男性。
周の孤独を理解し、さりげなく、そしてしっかりとサポートしてくれる西門さんがめっちゃカッコよかった。のだけれど、実は西門さんにも悲しい過去があって。

同じ孤独と後悔を胸の内に抱える彼らが、少しずつ距離を縮めていく様に激萌え。
しかし、最後まで西門さんが周の気持ちに応えることはない。

ええ、そういう終わり?
と思ったら、この作品はこのシリーズの1作目だそうな。

この1冊でもめっちゃ面白かったのに、シリーズものとは…!
嬉しくて、思わず悶えた。

濡れ場はないし、二人の恋愛という軸はまだまだの二人ですが、とにかくストーリーが面白い。

凪良作品によくみられる、ヒューマンストーリーという点もなかなか趣があって良かった。
「正しい事」って、人それぞれなんだなって。
端から見たら奇怪なことでも、それをその人が良しと思ったら、それはそれでOKなんだ、と。それで人を傷つけちゃダメなんだけどね。そうでないのなら、人がとやかく言う事ではないんだな、と。

薫の存在。
西門さんの過去と、彼の恋。
そして周の恋のゆくえは。

次巻が楽しみです。

6

安定の凪良ゆう

凪良ゆう先生「闇を呼ぶ声」読了
除霊師のお話は初めてなので、正直すごく不安だった。でも凪良先生の作品だからきっと大丈夫!と思って早速フラゲ日本屋さんに行って買ってきた。案の定推理小説みたいですごく面白かった!
そして西門にだんだん心を許して、不意に恋に落ちた周が切ない。この気持ちはいったい何なのかと悩んで悩んで、ようやく自分は西門が好きだって気づいて…勇気を持って告白したのに…
あと数ページで終わるとこだったからこれはぜったいイエスの返事だろうと思いきや西門があんなこと言って…(苦笑)頑なな男だなぁ。でもわたしこういう一途な男結構好きなので、西門視点の続編は楽しみにしておく(笑)。
梨とりこ先生が描いた西門すごくかっこいい…!立体感のある顔で優しそうな目、渋い大人の男っていうイメージで凪良先生が書いた西門そのものだよね、!素敵なイラストありがとうございます!
今年凪良先生が出してくださった4冊の新刊は全て好みでした。いつも面白い話を書いていただいてありがとうございました…!来年もよろしくお願いします。
(2016/12/15フラゲ日)

4

続編に期待大のシリーズ第一作目

シリーズ第一作目。
ラブ展開としては決着しておらず、Hシーンもありませんが、そんなことは全く気にならない面白さでした!

あらすじ:
怪異を封じる拝み屋一家の長男・周(受け・23歳)は、いきなり訪ねてきた分家の親戚・西門(攻め・35歳)と、マンション管理の仕事をすることに。
マンションや人家に頻発する謎の霊『黒い手』の正体を、西門と共に追うことに…


除霊をテーマとする作品で、オリジナリティある設定として『呼児』と『戻児』という対の役割が登場します。
霊の取り憑いた人や場所から、霊を引きはがす『呼児』と、その霊を彼岸へと送る『戻児』。
『呼児』の周は、双子の妹で『戻児』の薫とコンビを組んでおり、平凡な周に対して薫は天才と名高い能力者でした。
その薫が6年前、除霊中に周を庇って死亡。
周は罪悪感から引きこもり、最近ようやく実家の所有するマンションの管理業務を手伝い始めたという状態です。

そんな周となりゆきでコンビを組むことになる西門は、周とは対照的に陽気で社交的な関西弁キャラ。
周からよく「オッサン」と言われていますが、それほどオヤジ臭い印象はなく、関西ノリの明るい兄ちゃんという感じです。

実は強力な『戻児』でもある西門。
彼のパートナーであった六巳は既に亡くなっているらしく、西門は自分と似た境遇の周を何かと気にかけ、助けてくれます。

陽と陰の凹凸コンビのテンポの良いやり取りが楽しく、次第に西門に心を開いていく周のデレにも萌萌。
説教臭いことは殆ど言わず、さりげなく周を支える西門が大変カッコいいです。

やがて西門への恋心を自覚し、彼に告白する周。
しかし、恋人でもあった六巳のことを忘れられない西門は、周の気持ちには応えられず…
ということで、ラブ展開は次巻に持ち越しです。
側にいられるだけでいい、と食い下がるラストの周の姿が印象的。妹の死を乗り越え一回り成長したようで、物語序盤との変化にグッとくるものがあります。

あとがきによると、次巻は恋愛パートが本格的に始まると共に、西門の六巳との過去のエピソードも描かれるようで、非常に楽しみ。
35歳オッサンの揺れる繊細な恋心にギャップ萌できる展開となりそうです。


キャラクターの魅力だけでなく、『黒い手』の正体を追うミステリ的なストーリー展開や、大切な人を失う辛さといった人間ドラマ的要素も丁寧に描かれており、大変読み応えある一冊。
事件により起こる二次被害の苦しさも端々に描かれており、リアリティあるドラマ作品に仕上がっています。

今のところ、続編が待ち遠しい2017年発売作品ナンバーワンのシリーズです。

18

この作品が収納されている本棚

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