あなたの夢をなんでも叶えてあげる

小説

  • 死神狼の求婚譚 愛しすぎる新婚の日々

死神狼の求婚譚 愛しすぎる新婚の日々

shinigamiookami no kyukontan itoshisugiru shinkon no hibi

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表題作死神狼の求婚譚 愛しすぎる新婚の日々

ラディク,元狼王子の死神狼・人になるため死神と契約
十和・ハヴェル,プラハ総合大学付属動物病院の獣医師

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

獣医師の十和が火事から助けた狼の子供。十和に恋をした彼は狼王に祝福された運命を捨て人になるため死神と契約をしてしまい…。

あなたの夢をなんでも叶えてあげる
東欧でひっそり獣医師として働く十和のもとに現れた採用希望の青年ラディクはIQ200の頭脳と神秘的な美貌の持ち主。なのにチョコの食べ方やシャワーやキスも知らない謎めいた男だった。「貴方が好き」と溺愛してくる一途さと優しい愛に癒され、新婚のような日々を送るが、時折見せる淋しげな瞳に不安も。実は彼は十和への恋のため、狼王子の立場を捨て、死神と契約を交わし人間になった狼だった。何も知らず彼を愛し始めていた十和は…!?

作品情報

作品名
死神狼の求婚譚 愛しすぎる新婚の日々
著者
華藤えれな 
イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
ISBN
9784773088519
3.5

(24)

(8)

萌々

(7)

(3)

中立

(3)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
2
得点
80
評価数
24
平均
3.5 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数2

その世界観にうっとり

人間に恋をして人間になるために死神狼となった狼王子ラディク(攻)とチェコ国籍をもつ日本人獣医の十和(受)が、お互いを思い合いながら深く愛し合い、そして、彼らなりの真実の愛に辿り着くまでの話。ハッピーエンド!
『銀狼の婚婬』の世界観とリンクしているので、合わせて読むことをお勧めしたいです。

人間生活としての知識はあるものの経験はなく、すべての物事に対して新鮮かつピュアな反応するラディクがとても可愛かったです。
1番キュンときたシーンは、十和に愛しさを伝えたくてキスをしたいラディクが、そういうことをするタイミングや空気があるからと十和に止められ「空気には何も書いてないから分からない」「今はダメなとき?空気になんて書けばいい?」と返したところ。
捉え方次第では屁理屈みたいな言い回しですが、作中のラディクが言うとこれがびっくり…!とても可愛くてキュンとしてしまいました。

主人公達の恋模様は激しい喧嘩や2人の仲を揺るがすほどの当て馬もいなくて一見うまく行っているように見えるのですが、愛についての捉え方や置かれている環境の違いが常につきまとっていて肝心なところで噛み合わずを作品の空気に憂いが漂っていたように思います。(そこはもう華藤作品の醍醐味ですね!)
そこにとても惹かれたし、雰囲気に酔いしれるとはまさにこのことかと思いました。
華藤先生が紡がれる静かで美しい憂いとyoco先生の繊細で美しいイラスト、チェコ、ボヘミアの森、雪原、狼、この作品を構成する要素の組み合わせにとてもときめきました。
そして、本編のあれこれを経ての特典SSはもうご褒美と言えるほど甘くかわいい展開で満足感たっぷり。

主人公周りの人たちも概ねプラスの方向(設定上どうしようものないことはありますが)でことが運ぶので、少し拍子抜けの部分もありますが、最悪な展開になるよりはいいかなと思える範囲でした。

面白かったです。

1

淡々すぎるか

作家買いをしているけど、あたりはずれも多いだけに、これは博打買い。
悪くはないけど、好みでもなかった。
淡々としているのは、メルヘンちっくなので、そう悪くもないんだけど、主人公まで淡々としているし、攻めのほうも、つかみどころがなくて、おもしろくなるかな、と思ったあたりで、主人公の義兄との関係とか出てきて、ぽかんとしてしまった。
好きな先生なので、昔のように、じっくりと一つの世界を描くようなストーリーが読みたい、とか思いながら、さっさと読了。
イラストは、シリーズを通して、ふんいきがあってよかった。装丁もきれい。ただ、モノクロに関しては、あまり・・・・

3

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