交錯する〈復讐〉と〈運命の恋〉――。

いばら姫は恋に落ちない

ibarahime wa koi ni ochinai

いばら姫は恋に落ちない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×23
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
1
得点
20
評価数
6
平均
3.5 / 5
神率
16.7%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
幻冬舎ルチル文庫(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784344840133

あらすじ

一生に一度の恋をしている――。大学時代に出会い、気がつけば苦しいほど支倉のことを好きになっていた緋宮。けれど緋宮は、一度だけ抱いてくれた支倉の前から黙って姿を消す。自分はもう「復讐」にのみ生きると決めてしまったから。幾年もかけて周到に準備を重ね、ターゲットへの接触を図る緋宮。しかし二度と会わないはずの支倉と再会し……!?

表題作いばら姫は恋に落ちない

支倉遼,ネット犯罪監視員,25歳
緋宮智冬,クラッカー集団のリーダー,25歳

その他の収録作品

  • 芽吹く
  • あとがき

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レビュー投稿数1

恋愛フィルターがかかりまくった二人

大学の友人同士の緋宮と支倉。
緋宮は官僚だった父親の自殺の真相を支倉と一緒に調べるうちに、父親は罪を着せられて自殺に追い込まれたことを知ります。巨悪を前に潔白を証明する手立てを見つけられないまま葛藤しているうちに、緋宮の母親までもが過労で亡くなってしまいます。
憔悴した緋宮に縋られて、ずっと緋宮のことを好きだった支倉は彼を抱くのですが、翌日緋宮は支倉の前から姿を消してしまいます。
その後四年間、緋宮の消息は一切掴めないまま。そんな時、ハッカーによってインターネット上に多数の官僚の犯罪が暴露されます。その中に緋宮の父親を自殺に追いやった人物の名前を見つけ、支倉は緋宮が関わっているのではないかと思い・・・というストーリーです。

家族が亡くなってて重そう、ハッキングとか小難しそう・・・ですが、そこは緋宮と支倉の恋の障害とスパイス程度です。問題ありません。
言ってしまえばこの物語は、ずっと互いを忘れられない二人の両片想い、再会恋物語です。
そしてこのお話、二人共が互いに対する認識がズレていて、それがとてもいい!
緋宮は支倉のことを聖人君子で高潔で最高に男前だと思っているし、
支倉は緋宮のことを美しく儚く壊れそうで守らなきゃいけない存在だと思っているし・・・二人とも相手に対して恋愛フィルターかかりすぎ(笑)
そういう一面も確かにあるんだけど、ちょっと互いに美化しすぎなズレが読んでいて面白いんです。
支倉の性格は最高に萌!!まともに取り繕ってるけど、支倉は大分中身壊れてる(笑)
後半、緋宮に対して開き直って、捕まえるだけじゃなく繋いでおかなきゃと思考する支倉の執着っぷりはとても好みでした!

緋宮と支倉、それぞれの視点で物語が語られていくので、二人が両想いだということは読者には早々に分かります。
支倉を好きだからこそ巻き込みたくないと思った緋宮の気持ちも、緋宮に告れなかったことを悔いてずっと彼を探し続けてた支倉の気持ちも、無理なく理解できたし、両片想いに胸キュンでした。
緋宮の復讐とその結果については、さらりと終わってしまった感じもしますが、ハッキング云々を詳細に小難しく描かれるよりは、この程度の印象の薄さで逆に良かったと思います。
緋宮のパトロンもなかなかいい性格をしていて好かったです。
巻末の後日談「芽吹く」みたいに、ゆっくり時間が流れると共に、二人の幸せがゆっくり積み重なっていけばいいなと思います。
恋愛フィルターかかりまくったバカップルな二人、ごちそうさまでした。

2

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