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俺のにさわらないでください

oreno ni sawaranaidekudasai

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表題作俺のにさわらないでください

駒駆陣・大学生
玲司・社会人

同時収録作品嘘ツキの朱イ夜

椎野 元家庭教師
真木 元教え子

同時収録作品はつこいびより

木野羽太・社会人
十徒歩空・大学生

その他の収録作品

  • その後
  • あとがき
  • カバー下:漫画

あらすじ

スパダリとケダモノ⁉︎
三角関係なラブバトル‼︎⁇

玲司が幼い頃から面倒を見てきた年下の幼なじみ、大事に大事に、手も出せないくらい大切にしてきた。
そんな可愛い七音(なお)が「親友」といって家につれてきたのは、チャラくて、身体も態度もデカい駒駆 陣(こまがけじん)!
七音は全く危機感を感じてないけどコイツはヤバイと俺の本能が言っている‼︎ふてぶてしく居座る陣に手を焼く毎日。
これ以上俺の聖域に踏み込ませないでほしいーーー!

作品情報

作品名
俺のにさわらないでください
著者
五城タイガ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
ISBN
9784799733493
2.7

(11)

(0)

萌々

(1)

(6)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
26
評価数
11
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

さらっと終わってしまった

初買いの作者様で表紙に惹かれて衝動買い。
絵柄は個人的には嫌いではなかったです。

一冊丸々表題ではなく後、二作入っています。

お話は玲司(受)と年下の幼馴染み七音(不明)。
玲司は幼い頃から七音をとても大事にして大切にしてきた。
関係も良好でこのままずっと七音と幸せに暮らしていけると思っていた玲司の前に七音が親友といって連れてきた陣(攻)。
七音に気があるような発言をする陣に玲司は警戒するも七音は親友である陣を頻繁に玲司と同居する家に連れてきて…といった感じのお話です。

一冊まるまる表題にして貰いたかったなぁというのが正直な感想でした。
七音に対してはスパダリ系男前な玲司が陣の前では振り回されて少し子供っぽくなるといった感じなのでしょうが…
うーん…玲司は陣を好きなわけではないのでは?と思ってしまって最後まで読んだんですが良く分からないまま終わってしまったなと。
トライアングルですが玲司と七音は家族愛という枠組みなんだろうと思いました。
でも最初はそうじゃないといった描写があったし玲司自体は結構最後までしつこく家族愛ではない的なこと言ってます。
ぶっちゃけ家族愛にしてそれを陣がヤキモチ妬いちゃって拗れ愛からのハピエンという王道の方が良かった気がします。
七音の立ち位置が最後まで良く分からないまま終わっていきました。

0

イケメンと可愛い子祭り

表題作+短編2作品収録。

「俺のにさわらないでください」
表紙に3人、帯に「スパダリとケダモノ⁉︎三角関係なラブバトル!?」とあって、可愛らしい受けを異なったタイプの攻め2人が取り合うお話?と思って読みましたが(←多分みんなそう思って読むと思う)、違うんですね〜。
その設定は意外性もあって新鮮です。
幼馴染でずっと一緒、今でも同居しているスパダリ系の玲司と可愛い系の七音(なお)。
描き方的には、玲司は七音を「弟以上限りなく溺愛恋人に近い」感じの愛し方。七音も分かってて甘えまくり、みたいな感じです。
そこに、七音が大学で友達ができた!と連れてくるのがワイルド系の駒駆陣(こまがけじん)。
玲司は、陣が七音を狙ってる!と警戒しまくるのですが、実は陣がロックオンしたのは玲司で…!
陣と玲司は2人とも素敵なイケメン。陣が玲司に戯れを仕掛け、玲司がかわしたり隙を見せたり、結局許したり、というアレコレは眼福です。
玲司が反発したり戸惑ったり、流された後もまだ納得しかねる様子、ずっと七音にこだわる姿をモダモダと取るか面白い取るかで、この作品に萌えるかどうか決まるのかな?
駒駆陣の方は何の躊躇もなく玲司にグイグイアプローチしてます。

「嘘ツキの朱イ夜」
病み系。
でもストーリーがよくわからない…
元教え子が、先生を独占したくて先生の彼女を刺す…?というのは狂言で本当は自分を刺した?
先生は全てわかっていて…?先生が一番病んでるのかな。
短いから、サスペンスが深まる前に終わってしまうような印象でした。

「はつこいびより」
『ゲイ歓迎シェアハウス』に入居した歩空(あるく)。
すでにカップルの1組とフリーのゲイ1人がいて、そのフリーさん・羽太(うた)に一目で恋する歩空。
そのまま自然に恋人になって、あまあまほのぼのな毎日。
ただ、2人はまだキスから先には進めていない…
Hしなきゃ!と歩空は裸エプロンで羽太をお出迎え。
羽太は優しく優しく歩空を導いて…
まあぶっちゃけ「処女喪失」モノですわ。
この作品は登場人物はみんな可愛くて、ほわほわ〜とした胸キュンな空気に満ちてます。ちょっと気恥ずかしくなっちゃうくらい。こんな優しい攻めって処女の理想でしょうね!

0

キラキラまぶしい笑顔です

小さな頃から溺愛してきた幼なじみの七音と一緒に暮らす玲司。溺愛しているが、つき合っているわけではなく、それでもこの幸せな生活が続いているだけで良かったのに。。。七音の友だちという大学のサークルで知り合った駒駆陣が家にやってくるようになった。
七音を渡すものか!そんな気合いでいたのに。何故か自分が駒駆にキスされ。。。

七音は可愛いだけでなく、怒ると怖い。結局は玲司も七音もお互い家族としての愛情だったの?!私的には、もう少し七音が駒駆×玲司との関係に割ってきて欲しかったです。

他二作品あり。
『嘘ツキの朱イ夜』は、読んでいて何か裏がありそうだなぁと思っていたので、やっぱりと言う感じ。お互いが嘘ツキ。少し暗めのお話です。

『はつこいびより』は、この本の中で一番良かったです。
受が可愛いくて、攻も優しくて頼りになる!
理想のカップル!
ただ、裸エプロンが何か笑える。残念さが、またいい!

五城タイガ先生の本は、初読みで表紙に惹かれて購入しました。
キラキラした表情が凄く好きなのですが、全身の絵だと、身体が頭に対して凄く大きく違和感が。それが気になってしまいました。

1

絵柄はめっちゃ綺麗なのですが

初読みの作家さまですが、ちるちるさんの作家インタビューを拝見して購入してみました。表題作『俺のにさわらないでください』と、短編のお話が2つの、全部で3つのお話が収録されています。

ネタバレ含んでいます。ご注意を。





表題作『俺のにさわらないでください』
主人公はリーマンの玲司。ストーリーは彼視点で進みます。

彼は年下の幼馴染・七音と一緒に暮らしています。七音が子どもだった時から面倒を見て、彼が大学生になったのをきっかけに一緒に住み始めた彼ら。
玲司は七音を大切にしていますが、その七音が、「友達を連れてきたい」と一人の青年を家に連れてくることに。七音の友達にふさわしいのか見極めようと奮闘する玲司ですが、七音が連れてきた親友・陣はチャラくて態度も大きくて…。

というお話。

玲司は陣が七音狙いだったらどうしようと危惧しますが、読み手には陣が惚れているのは玲司だという事はバレバレ。なので陣がいかに玲司を落とすのか、というのがこの話のキモだと思うのですが。

うん、なんだかあっさりだなあ、というのが正直な感想。
読み始めたときは陣と玲司の、どちらが七音とくっつくのか、あるいは3人で仲良く…?というパターンを予想していたので、陣×玲司というCPにはちょっと意外性があってよかったのですが。
玲司は七音に対する気持ちは恋心だったと思うんですよね。「保護者」という気持ちだけではなかったと思う。なのにあっさり陣に気持ちがもっていかれてしまったのがちょっと残念でした。その気持ちの変遷が読みたいのに、という感じ。

七音の方も、玲司に執着はみせますが、あくまで「家族」という立ち位置にいるのでドロンドロンの三角関係のお話ではなくって、あっさり可愛らしいお話でした。

『嘘ツキの朱イ夜』
全身血まみれで、「アンタの彼女殺しちゃった」と椎野の元へやってきたのは、彼のかつての教え子の真木で…。

というお話。

短編なのもあると思うのですが、椎野の真木の関係がちょっとわかりづらかった。
家庭教師なのか塾の講師なのか、椎野がかつて真木の先生をしていた、という関係の二人。

真木は本当に女性を殺してしまったのか、というサスペンスモノの様相を見せつつも、さほどシリアスな話ではありません。
お互いにちょっと病んでる二人のお話でした。

『はつこいびより』
4人で共同生活を送る男性のお話。
主人公は大学生の歩空。
そこで出会った社会人の羽太と恋人になるけれど、二人の関係は一向に進展せず…?
というお話。

4人のうち羽太×歩空以外の二人も男性同士の恋人。という事で、ちょっとエロくって甘いお話でした。

絵柄はきれいだし、身体の描き方がとってもカッコいい。筋肉の付き方とか。
でも、全体的にストーリーはあっさり目で、もう少しじっくり描いてほしかったな、というのが正直な感想。短編集ですが、表題作だけに絞って長編で描いた方が味が出た気がします。

あと、なんていうんだろう。
ストーリー展開の仕方が少女漫画のよう、というか…。
特に『はつこい~』は主人公が少女漫画をお手本に恋人との関係を進展させようと奮闘する、というストーリーもあってか、より一層少女漫画っぽい、というのか…。

こういう甘くてするんと進むストーリーがお好きな方が多いのはわかるのですが、個人的にはもう少し踏み込んだお話の方が好み、という事もあってちょっと物足りなかった。

次回作に期待したいです。

3

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