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表題作花代の好きな人

満 α,生徒会長
花代 Ω,恋愛体質

同時収録作品大洋の好きな人

総一郎 α,副会長,大洋といとこで番
大洋 Ω,花代に思いを寄せていた

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

恋人にフラれた日。
それは、
王子様みたいなセフレを作った日。

恋に夢中だけど、人を好きになるってどんなことだろう。
ぐるぐると悩みながらも自分なりの答えを見つける青春。

“重い"という理由で一方的に破局を言い渡された花代(はなよ)。
失意の中にいる彼に近付いてきたのは生徒会長の満(みつる)だった。
本気にはならないことを条件に2人は身体だけの関係を結ぶ。
そんな約束とは裏腹に花代はすぐに満への恋心が芽生えしてまう。
しかし満にそれは恋ではないと言われてしまい……。
思春期の葛藤が瑞々しい、本当の恋が始まるまでのストーリー。

作品情報

作品名
花代の好きな人
著者
冬辺 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS
発売日
ISBN
9784865893601
3.5

(38)

(6)

萌々

(12)

(16)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
11
得点
129
評価数
38
平均
3.5 / 5
神率
15.8%

レビュー投稿数11

うぇぇええ?!! って言いたくなったラスト。

第9回BLアワードのデザイン部門にランクインされていたのですね!
たしかにまりあげはもお表紙のデザインに惹かれて、ジャケ買いした1人です。


そして、内容は間違いなくオメプロさんのオメガバースでした。


読む人によってラストの捉え方は違うような感じはする作品です。

主人公のΩが恋人にふられた日。
生徒会長のαとセ○レになります。
本気にならないことがセ○レでいる条件。


主人公はどんどん生徒会長に惹き込まれ、やがて恋をしてしまいます。

けれど生徒会長には、好きな相手が。
その相手は、同じ生徒会の副会長でした。

そんな主人公を傍でいつも見守っていた友人のΩ。彼は主人公のことが好きで、告白をします。
でも生徒会長に恋をしてしまい、それ以外は考えられない主人公。

三角関係かなあと思っていたら、この友人のΩは実は幼い頃に番っていて、その相手がなんと生徒会長の想い人の副会長だったのです。


それが判明したとき、この拗らせ具合が堪らなく好きすぎて、思わずそっと手を合わせたまりあげは。

ごちそうさまです。


最終的なこのお話の着地点は、、、?? と思ったら、まさかの別離。

ハピエン…?? とは言いがたく、
けれど、メリバ…とも言い難い、なんとも言えない読了感。
そして描き下ろしでは、副会長と主人公の友人Ωが盛っているベッドで寝たフリしてた主人公の図に、なんとも不思議なお話だなあと、、、言い難いお気持ちになりました。

画もお話にぴったりな感じの独特な絵柄で、よりいっそうお話を魅力的に魅せていたように思います。


なんとも興味深い1冊でした。

0

絵が独特

絵が、魔夜峰央さんばりというか、独特です。掻き込みはそうでもないような気がするけど、まつげかな?キャラの雰囲気もどこか夢のような不思議でふわふわした感じで、でもギャグっぽいところもあり、とても個性的です。

オメガバース。
花代は人物名です。健気というよりちょっと足りない?かなり流されやすく掴みどころのないキャラ。
振られた花代は、美麗な生徒会長とアバンチュール。この生徒会長も片思いしていて、お互い体で慰め合う関係。
花代に迫ってくるクラスメイト、大洋と、その彼に一途な番である副会長が、実は生徒会長の想い人だったりと、四角関係。花代と大洋は流されるけど、他の二人は揺るがない。

でも。最後には生徒会長さんと花代の未来も感じさせる。

そんな、印象に残るお話でした。

0

やっぱりハッピーエンドがいいかな。。。

結論が出されないままの中途半端な結末が私には好みではありませんでした。

絵はすごく綺麗でふわっとした優しい感じが好きです。

納得づくで体だけの関係を続くていく中で、いつしか本当に好きになっちゃったというシチュエーションは好きで、体から始まった関係が変化して揺れ動く感情や葛藤を読んでいくのが楽しみなんです。
でも最後は自分の方を向いてくれなかった相手が振り向いてくれたり、順番は違ってもちゃんと気持ちが育ってハッピーに終わって欲しいと思ってしまうのでスッキリしませんでした。

淋しがりやの恋愛体質の花代が愛しく思えてきて、どうにかして満が同じ思いを返してくれるようにならないかと最後まで願いながら読みました。
不毛な四角関係が2組のカップルになりそうでならないモヤっとした終わり方という印象が残って、その後を想像したり余韻を楽しむという感じではありませんでした。

1

オメガバプロジェクト作品ですが

オメガバプロジェクトの中ではハピエンしか読んでいなかったので、個人的にはまさかのメリバでした。
花代にできれば報われてほしい気持ちがあったので、満じゃなくても良いから幸せ笑顔を見たかったなぁと思いました。


ただ内容はともかく、ストーリーの流れはすごくサラッとしていて、読みやすかったのも確かです。
あと絵のタッチがめちゃくちゃ好きでした。

1

不毛だからこそ引き込まれる

 オメガバースものですがこの作品ではあくまでそれはベースになっているだけであり、思春期の等身大の恋愛模様が緻密に描かれていました。冬辺先生のタッチが今まで似たものを見たことがないほど独特で、すごく綺麗で儚げで惹かれましたね。

 主人公はΩの花代。惚れやすい性格だと自覚しており、傷心のところを生徒会長でαの満に体で慰められて徐々に彼に恋をしてしまいます。しかし、満にもまた好きな人がいて、花代はそれを了承した上で会うのでなければ満との関係を続けることができません。満の好きな副会長でαの久世は、従兄弟でΩの大洋と番で彼のことを本当に大事に想っています。そんな大洋が好きなのは花代。その結果、「Ω花代→α満(生徒会長)→α久世(副会長)→Ω大洋→花代」というなんとも不毛で誰も幸せになれなそうな四角関係が生まれてしまいます。

 花代は一度満を諦め、大洋とカップルになることで満を久世とくっつけてあげようと考えますが、久世が大洋を一途に想う気持ちは変わらず満の告白は失敗に終わります。今度は傷心の満を花代が慰めることに。最終的にきちんとカップルが成立するわけではなく、満×花代と久世×大洋それぞれの体の関係がずるずる続いたままこの作品は終わります。できれば4人が皆納得できるカップルに落ち着くまで見たかったですが、この余韻の残る終わり方もありかな、と思いました。大洋も本編では久世の気持ちを受け入れて花代を諦めたようにも見えたのですが、描き下ろしでまだ花代を好きな気持ちは変わってない描写があったので、こちらも幸せなカップルとは言い難いですね。でも、この四角関係では誰かが犠牲になって好きな人を諦めなければならない。辛いと思う反面、ご都合展開で簡単に別の人を好きになるような流れじゃなくて良かったとも思います。α→α、Ω→Ωの恋が含まれていたのも恋愛は本能とは別であることを再認識させてくれました。

0

大洋推しです

お花に埋もれた素敵なカバーイラストに惹かれて購入。
オメガバースの上に、中の絵がかなり個性的だけど、私はこの雰囲気は好きです。
この主人公の花代のような、よく言えば惚れっぽい尽し系、悪く言えばやられ損系の受けキャラは、基本あんまり好みじゃないのだけれど、そこにオメガバース設定っていうフィルターがかかって、更にこの絵で非現実的な美少年感が増強されるので、割とすんなりと楽しめた。
でも、個人的には、この作品の評価ポイントは主人公よりも花代の友人の大洋君!
受け×受けの葛藤とか、いいよねぇ。

1

何の気なしに読んでみたらすごく引き込まれました。

絵が苦手かなと思って読んでみたら、すごく引き込まれてしまいました。絵とコマの雰囲気に独特の世界観があるので好き嫌いあるかとは思うのですが、まさかこんなにおもしろいマンガがあろうとは…今まで読んだ本の中でも印象に残る作品となりました。

ストーリーは意外性を楽しめるので、とにかく読んでみて良かったです!

満×花代も好きなのですが、大洋の方が気になります。

大洋のカップリングの後日談が、オメプロ展で発売されるアンソロジーで描かれているそうなので絶対読みたいです。

また、こちら単行本に収録前のオメガバースプロジェクトシーズン3の表紙を描かれた方のマンガだったのですね。表紙も1~6巻まで連作になっていて意味合いが深く、こちらも必見だと思いました。

1

オメバ苦手読者が薦めるオメバです

折込の試し読みで気になったので購入。

まず、画面というか線がとても綺麗でセンスが光ってます。
少し浮世離れした作画が、会長と花代の透明感や特別感に拍車をかけてます。

その実、内容は結構重め。
想い人のいる相手とのセフレ関係、オメガバースお約束の発情期と番のいざこざなど
花代だけでなく、キャラ皆が何かを背負って悩んでいる、青春群像劇に近い作品でした。
それ故読み応えはばっちりで、読み終わった後には全員の幸せを願ってます…(ハッピーエンドとは思いますが、もっと続きも読みたいなと思います)

オメガバースに苦手意識があるため読む作品は絞っていますが、こちらはとてもよかったです!

1

花代…?花代ー?!

冬辺さんの絵が、線がすごく好きです。
伸びやかで強弱が大きいのに繊細で柔らかくて、とても魅力的。植物と毛の描写が最高!
内容はいろんな要素がつまってました。
オメガバースらしくΩ、α特有の悩み、番システムの弊害、それ以外にも恋愛体質、浮気、セフレ、片思い、親との確執、微妙な友人関係…
花代は頑張って正面から向き合い考えていくのですが…読了後の「んえあ?!」感が凄い。
花代…何も始まってなくないか?!花代ーー!どした満ーー!
ここから先が読みたかったよ花代!
なんなら大洋の方が始まってるじゃない!?
前作の本もメリバに近いお話で、あまりハッキリとした結果をあえて描きたくない人なのかなとは思ってたのですが、今回はそれ以前の話のような気がします。
素敵な要素が多くて期待してただけに残念!

1

ちょっと中途半端…かな。

初見の作家さんです。
絵柄は独特の雰囲気で個性的です。それがこの作品の少年っぽさに合ってるかな。

お話しはあらすじの通りなんですが…。
4人の登場人物の全一方通行片思いのような感じです。
先のレビューにも書かれていますが
花代(Ω)→生徒会長の満(α)→副会長の久世(α)→大洋(Ω)→花代
です。
切ない内容ながら作家さんの描き方や絵柄のためか乾いた(ドライ?)印象です。
あらすじでは「本当の恋が始まるまでのストーリー」とありますが、
うーん。。。始まる前に終わってしまった感じがします。
どうかな。久世と大洋は番になっていることから逃れられずなんだかんだと
腐れ縁になりそうだけど、そこに本当の愛情がまだ芽生えていないし、
花代は満と向き合おう、好きになるってことを理解しようと思っていたら
満がいなくなってしまった…。

と、4人の少年の想いが宙ぶらりんで終わってしまった物足りなさを感じました。

余韻を楽しんで、その後を自分であれこれ考えるのが好きな方はいいかな。
自分は、結末きっちり派なので少々モヤモヤが残りました。

5

恋愛って…

表紙が美しい今作、初読み作家様でした。

花代は恋愛運に恵まれないΩ。
ある日恋人に振られた時、現場に居合わせた生徒会長の満とセフレになる事になります。
満には好きな人(副会長)が居るので、この関係は2人だけの秘密で花代が満に本気になったらこの関係は終わりとの事。
また、花代に想いを寄せるのが大洋。
その大洋は副会長と…。

つまり、花代→満→副会長→大洋→花代、と四角関係です。
序盤、花代はいいヤツっぽい大洋とくっ付けば良いじゃん…と思ってたら、まさかまさかで副会長と…ですし、まさかのΩですし、実は奔放キャラだし、で意外性ありすぎ男子でした。
副会長の眉間のシワは取れないね、きっと(´Д` )

主人公の花代の恋愛については、なんだかよく分からなかったです。
寂しさゆえ恋愛に依存し、また父親に似た人を好きになるのは分かるんですがそれ以上の事が…。
満との事も結局どうなったんだ?となってしまいました。
う〜ん…読解力が欲しい…!!

絵柄は凄く特徴あると思います。
正直得意な絵柄ではありませんでしたが、話の流れが予測つかず楽しく読めました。

2

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