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表題作愛に跪く時

ドミナトス,剣闘士
ルキアノス・カルッソ・エミリウス,22歳,名門貴族の当主

同時収録作品永遠を誓う時

ドミナトス,剣闘士
ルキアノス・カルッソ・エミリウス,22歳,名門貴族の当主

あらすじ

発売日変更
7月19日→8月18日→9月19日


恋など時間の無駄だと信じていた貴族のルキアノスは、奴隷上がりの人気剣闘士のドミナトスに恋をする。
危ないところを助けられて以来、粗野なこの男に想いを寄せながらも素直になれず、金を渡して抱かれていた。
身分違いと知りつつも逢瀬を繰り返していたが、ドミナトスが皇帝の贔屓の剣闘士と戦うことになり、状況は一転! 
その剣闘士とドミナトスには浅からぬ因縁があり、戦いに赴く彼の運命とルキアノスの恋の行方は? 
波瀾に満ちた――生涯一度の、運命の愛!

作品情報

作品名
愛に跪く時
著者
英田サキ 
イラスト
円陣闇丸 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784799734070
3.8

(96)

(29)

萌々

(40)

(20)

中立

(2)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
16
得点
367
評価数
96
平均
3.8 / 5
神率
30.2%

レビュー投稿数16

その口を何とかしなさい(泣)

美しい表紙ですね。円陣闇丸さんの美しい絵、ちょっとはみ出す構図、素晴らしい肉体美のドミナトスがルキアノスの、膝上を唇でハムっとしてて。
って表紙で何行使うつもり?ですよね。

剣闘士と貴族のお坊っちゃま。まあこのお坊っちゃまが美しいのに学問しかしてこなかったので、剣闘士ドミナトスのことが気になって気になって仕方ないことを探究するのに明後日の方へ突っ走って。

ああ!セーフ?いやいやどうなるの?なところでドミナトスに助けられ。
千載一遇のチャンス!なのに意地っ張りのルキアノスの口が…。
なんとかドミナトスを男娼として買うことができても、ルキアノスが強がって可愛げのないことばかり言って…。
ここで実は初めてなんだとバレればいいのに…。

はぁ〜。ルキアノスのツンツン意地っ張りぶりに見てられません。素直になれ!!!
初恋ですもんね、これが恋だ!とわかったばかりで巡ってきたチャンスがいきなりエッチだもんね。だからって…。

このツンツンとすれ違いに萌えられるかが分かれ目でしょうか。

1

作家買い+表紙買い

BL界になくてはならないお2人、英田サキさんと円陣闇丸さんの最強タッグです。買わずにいられない麗しい表紙。最初脚フェチの人の話かと思ったらちゃんと受けの美形顔も右の方にありました。

今回の英田さんは警察もヤクザも出てこない、古代ローマ風の架空の国のお話。美しくてウブで意地っ張りのルキアノスが可愛いったらなかった。22歳だけど初めて恋したので攻め・ドミナトスの過去の女性に嫉妬したり、酒場でちょっとしゃべってた女性にもヤキモチ焼いたりそれを後で反省したり。ツンデレ受けのカワイコちゃんを堪能できます。

終盤で想い合ってるのに心がすれ違っている所はドキドキしましたが、最後は花火が打ち上げられたみたいな、どハッピーエンドでスッキリ。受けの従兄弟のお姉さんがカッコよくて頼りになりました。受けと攻めの恩人なので2人は充分に感謝した方がいいと思います。

0

ツンデレ美人受け。

ツンツンしてしまう自分に自己嫌悪な受け。
だったらもっと素直に……と思うのだけど、出来ないのがツンデレの性ですね。
ツンツンの裏側を、攻めが結構読み取ってくれるので何とかお話が展開するけれど、リアルだったら「なんだこいつ?」で終わってしまうだろうなぁ、ツンデレでも許されるのは、あくまで創作の中だけだなと読んでて思っちゃいました。

なんか壮大な映画・超大作を二時間ドラマにまとめたような感じというんでしょうか。
二時間にまとめるために、攻めと宿敵の戦いは丸っとカットしちゃった……みたいな。
そこ、見せ場だと思うんだけど、そこを丁寧に書いたらこのボリュームでは収まらないからカットするしかないのか?
と思ったら、雑誌掲載分と知って納得。
そりゃ省くしかないわ……と。

攻めが剣闘士ではありますが、「戦うこと」に主眼を置いてるのではなく、あくまで剣闘士とツンデレ美人受けによる不器用なラブの行く末を見守るって感じでしょうか。

0

ツンデレの主人公の変化が面白い

挿絵が綺麗、小説の内容とマッチしていて、素敵です。

美貌の貴族・ルキアノスは恋など無駄と、生涯恋をしないと誓っていた。
奴隷上がりの人気剣闘士・ドミナトスと出会い、恋をする。
最初は、金を渡してドミナトス抱かれていた。
事件に巻き込まれたドミナトスを助けようと、ルキアノスは女装をしたり、山越えをしたり、必死になっていく。
終盤のハッピーエンドまで、色々山があって、ハラハラ。
 
英田サキ先生の作品の中で、「メメントモリ」と並んで好きな作品。
色々な要素がバランスよく含まれていて、読みやすい。

0

神の中の神!♡!

これ程 胸震える本に出逢えるとは!
英田サキ先生っ惚れてしまいましたっっ。

名称は変えて有りますが(ナゼ?)古代ローマ帝国の頃のお話です。

『攻め』 ローマ随一の剣闘士
元は遠い国の王の息子だったが、ローマに攻め滅ぼされ、奴隷から剣闘士になり、今は身分を勝ち取り自由民だが、剣闘士を続けている。
立派な体躯に大きな心、そして端正な顔をしている。
『受け』 ローマでも名門中の名門の貴族の嫡男
見事な金髪、誰もが目を見張る美しい顔、優しい心を持ち学に秀でている。
その金髪も美しい顔も筋肉の付かない身体も嫌いである。

この二人が最低な出逢いをしてから が、最高の物語のスタートです。

もうもう、何回読み返したことか!
ラストが近づいて来ると、終わらせたくない余り、また戻って読み返し 読み返し・・・。
はぁ、何回読んでも読み飽きない(。╯ᴗ╰)〜♡

物語は『受け』側からなのですが、この気位の高い受けの可愛い事と言ったら。
あぁそうだよね、うんうん、わかるよォ!と、受けの気持ちと一緒になって、ハラハラドキドキ、落ち込んだり舞い上がったり、よっしゃーよぉ言うた!!と、喜んだり。

凄く凄く素直でピュアなんだけど、攻めの事が好き過ぎて空回りしたり、素直になれなくて・・・つい憎まれ口を叩いてしまい、またシュンとして…。
あぁーもぉどんだけぇーっちゅうくらい可愛いっっ。
受けと一緒に攻めは自分(受け)の事をどう思ってるの?、ねぇ少しは好きでいてくれるの??と、モダモダしました。

そこへ剣闘士の試合や、その事で皇帝から命を追われる事になり、二人での逃避行や。
もぉスリルも エロも すれ違いも 愛も エロエロも(大切な事なので二度)、もうてんこ盛りです!♡!

そしてイラストのまぁ素晴らしいことっっ
目がハート間違いなし。
元々このイラストを描かれた円陣闇丸先生の、1枚のイラストにインスパイアされて、この本が出来上がった訳ですものね!
『神だ』と思うイラストが何枚も存在します!
内容も絵も全てが『神』
もう『全知全能』の『ゼウス』か!
と言いたくなるくらいの『 神 』本です。
私の一生の宝です!!
この本にめぐり逢えた事に、神に感謝です。

7

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