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ひなは蜜色の恋にとらわれる 2

hina wa mitsuiro no koi ni torawareru

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表題作ひなは蜜色の恋にとらわれる 2

橘晃一郎,35歳,凌歩の上司で身体の関係がある男
萩尾凌歩,晃一郎に惹かれる部下

その他の収録作品

  • 手懸け
  • また来週
  • カバー下:本編後ー朝ー、あとがき

あらすじ

初めてを捧げた男・コウと、上司と部下として再会した凌歩。
コウの甘い言葉と行為に次第に溺れていった凌歩だが、突然コウの態度が急変し!?

作品情報

作品名
ひなは蜜色の恋にとらわれる 2
著者
椿野イメリ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
シア・コミックス
シリーズ
ひなは蜜色の恋にとらわれる
発売日
電子発売日
ISBN
9784403665905
3.7

(44)

(12)

萌々

(17)

(8)

中立

(6)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
158
評価数
44
平均
3.7 / 5
神率
27.3%

レビュー投稿数8

ビバ!コテンパン!!

本当に、本当に素晴らしい。
BLを読めば読むほど倫理観や正義感で頭固めな自分に嫌気がさしてきている方は是非とも読んでほしい!!
わたしたちの味方、わたしたちの気持ちを代弁してくださる作家さんはこちらです!

CPの力関係ってなぜか攻め>受けが多い。
受けの方が体の負担も多いのに、攻め<受けが成立するのは女王様受けかビッチというのが何ともなあと思っていました。そんな女王様やビッチも「挿れてやらないよ」の一言で跪いちゃったりするので「攻めがそんなに偉いのか!」と思ってました。
さらにそんな「攻め」に「遊び人」がくっつくともういけません。周囲の「抱いてェー」状態にもふへーっとなるし、こういうのに引っかかった純情受けがどんなに酷い目に遭わされようと「そんなはずない!ボクは愛されてるんだから!」って妙にポジティブにしがみついてしまうのがモヘーってなる。

そんな日頃の「ふへー」や「モヘー」を解消してくれるのがこちらの作品です。
もう最初から涙目ですよ、読み進めるのと目を擦るのとどっちのペースが速いかという感じ。
凌歩の健気さ。裏切られたことによって閉ざされた心。あんなおばかチンに引っかからなければ失恋の痛みだけで済んだのに、それでも君は健二の結婚式で笑ってお祝いを言える自分はおばかチンのおかげなんて思えてしまうのだね…。優しい子です。だからこそ許せないおばかチン。

ここからの凌歩とおばかチンの攻防が良いのです。
いつものように優しい言葉でイチコロと思い込んでいるおばかチンを撃退。ちょっと様子が違うぞ?と焦りつつもまだイケると思っているおばかチンをさらに撃退。これはもう本音で行くしかない!と気付いたときにはもう遅い。凌歩は手の届かない距離へ。

ただ何をしても凌歩との思い出が蘇るシーンはおばかチンのために泣きました。得がたい宝物だったのにね。残念だねと思うものの、やつれる、名古屋まで追いかける、挙げ句会議で倒れるというのは…、社会人としてそこまで恋に入れ込んじゃうのってどうなの?と鼻白む感もありましたが、ここまで打ちのめしてくれたら文句はありません。ありがとう、コテンパン。

他の方々書いていらっしゃいますが、「コウ」「シノブ」呼び。
実は会議のときだけではなく、結構うっかりやってるんですよね、この2人。
1巻でデートしたときにナチュラルに凌歩が「コウ」呼びしてるのにはゲイバーでの出会いベースでプライベートでは付き合うの?という疑問は生じましたけど、そんな風にオンオフで呼びかえられるほど器用じゃないでしょうに、ボロが出るよと思ってましたけども。

あそこまで打ちのめされたらおばかチンももう二度と凌歩を傷つけるようなことはしないだろうし、会議で公認の仲になったからには同性婚というのもアリかもしれないなと思える2人でした。

11

受講分手乾脆利落又變身帥哥搞事業我愛看

本來想給神的,但是攻濫交真的接受不能。。。

0

S攻めの晃一郎の過去とは…

何のことは無い…。
コウがシノブにつらく当たっていた理由。
それは特にありませんでした。えええー⁈
シノブが離れて行って、つらくて、衰弱して。初めて、自分の恋に気づいたコウ。ただのおバカさんでした。散々遊んで来た自分が「コントロール出来ない感情を認めなくなかった。」…ただそれだけ。あぁ迷惑。憂さ晴らしに抱かれた男のコたちもいい迷惑。
体調を崩して、シノブに縋って。やっと謝って。
「変ですよ、あなたらしくない。」あんなに酷くされたのに。信じきれない、恐い、それでも失いたくないと手を差し伸べるシノブ。好きでたまらない。
結局、恋は全てを許しちゃう。っていうね。
意外にも弱っていくコウの様子を丁寧に描かれていましたし、シノブも頑張って突き放していて、攻めザマァ〜みたいなところは良かったです。まぁ、どうせ許す、とか、どうせほだされちゃうとは思ってましたけど。共に成長して対等な立場になれたので良かったです。
他の方も触れてますが、会議の場での咄嗟の「大丈夫ですか、コウ‼︎」「シノブ…」と名前呼びし合う二人。え?他の人たち居ますけど⁈ と、私も慌てました。笑。
作者としてはワザとなんでしょうか。ウッカリなんでしょうか。

番外編の「手懸け」…コウはただのセクハラ部長になっており。
この二人はまず、めちゃくちゃカラダの相性が良いんでしょうな。やれやれ。もぅ、仲良くね!

9

許したくない

2巻では、コウはストーカー並でしたね。
最初からゲーム感覚でシノブに近づいたんですね。やっぱりそうなのか、がっかりです。

開き直って、シノブを好きだと認めた時から、いないはずの東京のアパートに突撃したり、会議を終わるのを待ち伏せしたり、名古屋まで追いかけて会社の前で待ち伏せしたり。
きっと今までのコウは、こんなストーカー行為を受けたことがあって、こういうことをする人を嫌悪していたと思うんですよね。それなのに、自分もするのかい、と思ってしまいました。
正直に言うと、もっと苦しんでほしいくらいです。
でも、シノブも頑張りました。簡単に折れなくて良かったですよ。
何度も、コウに心が揺らぎそうになりながらも、「また騙される」と思ってコウの手を取らなかった。偉いぞ。

結局はコウの思い通りにシノブと恋人になれたので、なんだか悔しいです。
シノブが幸せなら、ハピエンなんでしょうけど。
最後まで読んでも、コウのことは許したくありませんでした。

1

もっと調子にのってるトコをバッサリやってくれないと

2ヶ月連続刊行の、2巻目です。

一夜の過ちをおかした男・コウと、上司と部下として再会した凌歩。共に時間を過ごすうちに次第に惹かれていきますが、恋心を自覚した矢先、コウからの手酷い仕打ちを受けー・・・という所からの続きです。

凌歩の目の前で他の男と親密な様子を見せたのが、「えっ、そんな理由!?」て感じで、なんともイラッときました。いや、本人にとっては重要だったのかもしれないけど、あまりに幼稚でガッカリ感がハンパないのです。もっと、止むに止まれない理由で、わざと受けを遠ざけようと・・・みたいなのを期待してたので!

ここから傷付いた受けが攻めと決別して、受けから完全に距離を置かれた攻めが無くしたものの大きさに初めて気付き、後悔するという流れです。

攻めザマァも好きですが、調子づいてる所をバッサリとやられて、これ以上無いほどオロオロとみっともない姿を見せたりするのが好きなのです。この作品ではもう別れを告げられる前に、すでに後悔してという感じなので微妙。全て自分の思い通りになると思っていた受けから反旗を翻され、あせってメッキが剥がれた姿を見せるとかだともっと萌えたのですが。

その後のモサかった姿を整えてイケメンになり、前向きに仕事でも能力を発揮する受けと、逆になりふり構わず受けに追いすがる、やつれた攻めというのは、ちょっとスカッとしました。

あと細かい事ですがプレゼンの最中に攻めが倒れ、受けが「コウ!」と名前で呼びかけて身体を支える。攻めも「凌歩・・・」とすがるシーンが気になるのですが。周りに上司も同僚も沢山いるよ? そんな親密な空気出しちゃっていいの?みたいな。

全体的にはつまらないワケではないのですが、個人的な好みに合わない部分が多かったのと、すれ違いパートがやたら長かったりする(ほぼ9割)のが合いませんでした。結ばれた後の、初々しくもラブラブな二人は萌えたんですけどね(^^ゞ

10

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