狐王と花咲ける恋妻

kitusneou to hanasakeru koiduma

狐王と花咲ける恋妻
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×27
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

170

レビュー数
6
得点
42
評価数
14
平均
3.2 / 5
神率
7.1%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
シリーズ
角川ルビー文庫(小説・角川書店)
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784041058275

あらすじ

児童養護施設で働く英は、子供を助けようとして川に落ち、気づけば一面の花の海にいた。そこは狐耳としっぽを生やした種族の暮らす花の国フィオーレ王国。そこで待ち受けていた銀髪の王・スノウに「神託の花嫁」として迎えられた英は、訳の分からないまま強引にスノウに抱かれてしまう。憤慨する英だが、「死の花」といわれる毒花に侵食されたこの国の事情や、スノウの苦しい立場、不器用な優しさを知るにつれ、自分も力になりたいと思うが…。運命の花嫁の異世界ファンタジー!

表題作狐王と花咲ける恋妻

スノウ、花の国フィオーレ王国の王
英、祖母の児童養護施設を引継ぎ切盛りする青年18

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数6

尻尾のブラッシングが楽しそう


私設の児童養護施設を切り盛りしている英(受け)は、排水路に落ちた子供を助けた後、自分が流されてしまいます。
気がつくと、狐の耳尻尾を持った銀髪の美丈夫に「ようこそ花嫁殿」と城へ連れて行かれ、フィオーレ王国の王だと名乗るスノウ(攻め)に強姦されます。

早くに母親を亡くした英は、祖母が切り盛りする児童養護施設で施設の子たちと一緒に育てられ、祖母が亡くなってからは代わりに代表者として奮闘しています。祖母は目立つことを嫌い、目立たないようにと言いきかされました。(この理由は後で判明します)。
母親一人に育てられたので、父親には自分のことは知っているのか、自分は生まれてきてよかったのかということが心の奥に引っかかっています。
強姦されたことに最初は怒り狂っており、なんとか逃げたせないかと画策しますが、人の良い英はスノウの仕事に忙殺され食事も睡眠もままならないというのを見て同情し、つい気遣ってしまうのです。


スノウは花の意思と共に生きる国フィオーレ国の王で、花の神託を受けた英を花嫁として迎えます。「死の花」の侵略によって国家存亡の危機にあり、対策の為毎日忙しくしています。
「死の花」と対になる「命の花」を見つけるために奮闘するスノウ。
最初は薬を使った上、手枷足枷までして無理やり契るのですが、それ以降は手を出すこともなく少しずつ距離を縮めていきます。
初めは神託だから仕方なくという感じで、英のことを子供を残すための道具としか見ていないような発言がありましたが、英が歩み寄るのに従い心をひらいていきます。

スノウの陥っている苦境をなんとかしたいと思う英は、自分なら手伝える仕事を見つけ、少しでもスノウの負担を少なくできないか考えます。
そうしているうちにスノウのことを大切に思う気持ちに変化していくのです。

スノウやスノウの従兄弟のチコの尻尾にブラッシングするシーンはやる方もしてもらう方も気持ち良さそうでほっこりしました。


ストーリーの構成としてはとても良くできていたと思います。クライマックスからエンディングまでの流れは感動モノでした。
ただ、設定が盛りすぎな感じもするし疑問点も結構ありました。

「命の花」を咲かせられることができる豊穣の一族とはなんなのか。
母親はなぜ死んだのか。他に一族の人はいないのか。
祖母は一人残される英に何故何も言わなかったのか。何も知らないまま騒動に巻き込まれるかもしれないとは思わなかったのか。
スノウと英は幼いころに会っていて実は再会だったのですが、スノウはいつ気がついたのか。「やっぱり、」とあったけど、どのタイミングで分かったのかで疑問に思う行動もある。
父親が英のことを祝福していたのはわかったけれど、あの父親との邂逅はなんだったのか。

この世界では男性でも子供を妊娠できる薬があるということだったけれど、すぐに妊娠させないのに無理やり契ったのは何故でしょう。
私は愛の無い強姦陵辱は地雷なので、このシーンが最初にあるせいでスノウの評価もテンションもだだ下がりで、その後の態度もムカついたので、読むのがちょっと嫌になりました。どうしても必要なシーンとも思えないので余計に。


クライマックスで二人ともがお互いを求めていながらもすれ違いますが、怒涛の展開の中でなし崩し的に二人が両想いになったのは残念でした。感動的な展開の後の両想いになる瞬間だったのにあっさりすぎだったように思います。特にスノウの気持ちがどう変わったのか吐露されるところが読みたかった。


英が異世界に来てから、施設のことを何度か思い出しているのですが、いなくなったことに対して心配してるだろうなという軽い感じなのが気になりました。実際こんなことがあったら警察やら消防やらで大騒ぎになるんじゃないかと思います。そして、この養護施設は英が切り盛りしているのに、彼がいなくなったら子どもたちはどうなるのでしょうか?
結婚間近だった姉(義理の)だって、このような状態で結婚式ができるとは思えない。

男性でも子供が生める設定だったので、せっかくだから生まれてなくてもいいから子供ができて欲しかったな。

疑問に思うところちょこちょこあるので、なくても大丈夫なところを削ったり、設定ももう少し削ったらすっきり終わったんじゃないかと思いました。
色々気になる点はありましたが、話自体はとてもよかったです。続編があるなら読みたいなと思うくらい読了感も良かったです。

0

新人作家さんとは思えない満足感!

話や設定が最後までしっかりしてる異世界トリップの王道ものを読みたい方には
是非読んでほしい1冊でした。
そりゃあ書籍化になってるんだから、設定とかちゃんとしてないとおかしいかもですが…
たまあに曖昧なまま終わったりする話もちらほらあってモヤモヤ感が残ったりするのがファンタジーものや異世界トリップものに多いので、今回はは本当にスッキリ読み終えた気がします。

なぜか、親指姫の内容から始まる本編。
受けさんの英は、子供を助けた事がきっかけで異世界へ!
その国で出会った攻めさんのスノウに、初対面で無理矢理抱かれてしまいますが
元来の性格なのかそんな事があったにも関わらず、段々とスノウに絆され心を許していき気付けば惹かれていて…。

という、異世界トリップものとしては王道設定かなあ?と。
最初だけ無理矢理描写がありますが、読んでいくうちに読者としても絆されてってました笑。
それくらい、スノウは国王としてかっこよく責任感のある男前の獣人さんで。
物語最後は、情景描写を想像したくなる綺麗な終わり方で。
あとがきを読んで新人作家さんだと知ってびっくりしてました。
本当にそれくらい物語に入り込め楽しませてもらった1冊なので、もふもふ甘々に癒されたい時には是非おすすめしたいです(o^^o)

0

異世界トリップの王道

表紙買い。榊先生の絵、すごくキレイ。
中の挿絵も、王様のお耳が割合ぴんっと立っていて、格好いいです。
銀狐姿のものもありました。
他のユーザー様も書いておられますが1枚インパクト大な絵があります。
スキンヘッドの三角耳。初めてみました。絶壁じゃなく格好良い頭なんですけど
三角耳。なかなかシュールです。

お話は他にタイトルつけようがなかったぐらい王道でした。
ちょっと異世界もふ系が多かった時期だったので、刑事ものなどを間に挟んで
再読してみましたが、第一印象からあまり変わらず 萌でお願いいたします。

読みやすいし、挿絵はキレイですし、ちびっこ+もふ要素あるし、
すれ違い・誤解 という要素もあるので、小説あまり読んだことのない
若い方には嬉しい本ではないかなあと感じました。
本編210Pと先生のあとがき です。
後日談好きなので、ほんとは、あまあまショートあると嬉しかったんだけど。

地雷要素は、最初無理やり というところぐらいかと思います。

*****以下は より ねたばれ

どうしても気になってしょうがないのが、英の正体です。
○○の一族って結局なんだったんだろう。私の読み取り不足???
英のお母さんはなんで死んだのか??? お母さんの敵討ちチックなので
もう一作書けちゃうんじゃないか と、少々期待しています。
先生、これ2作目 出てきますか?

1

異世界でもふもふグルーミング

異世界トリップファンタジーです。

養護施設で働く英(受け)は、ある日子供をかばって川に落ち、そのまま異世界へ飛ばされてしまった。異世界で出会ったのは、狐耳に尻尾を生やした異世界の国王・スノウ(攻め)で、英は神託の花嫁だと言われ、無理やり抱かれてしまい…。


異世界トリップにケモミミという、ダブル役満のファンタジーです。作者は新人さんで、この本はルビー大賞の読者賞受賞作になるそうです。
そういう作品にハズレはないので、楽しみに読みました。少し気になる点もありましたが、期待どおりとても楽しめました。

受けは両親がなく、亡き祖母の経営していた養護施設で働いています。子供たちにも慕われる、とてもいい子です。
そんな受けが飛ばされた異世界は、言葉も通じるしすぐに助け(攻め)が現れるし、異世界的な難易度は低め。でも神託で花嫁とされ、最初は媚薬盛られて無理やりです。
ですが、それからは無理やり感が全くなく、受けの意思を尊重している様子が伺えて微笑ましかったです。ちみっこが出てくるのですが、受けとちみっこがべったりしてたらヤキモチを妬いたりする可愛い一面もあり、萌え萌えしました。

気になった点は、実は再会だった2人なのですが、いつ攻めがそれに気づいたのか分からなかったこと。最初は確実に気付いていなかったはずで、なのにいい場面で「実は気付いてた」とか言うのでちょっと都合が良すぎるんじゃ…と思いました。受けの視点だけど、いくらでも気付いた瞬間を描写できるやりようはあったと思う。
あと、元の世界で養護施設で働いていた受けが、「みんな心配してるだろうな」程度のことしか考えていないのも引っかかりました。姉(実のではないけど)やその婚約者、施設の子供たちが一緒にいて、川に受けが流された(ことになっている)なら、元の世界はかなり大騒ぎなはずだし、しかも受けがいなければ養護施設が立ちゆかないんじゃ…とさえ思えるのにほぼスルー。攻めに「元の世界に戻れ」とか言われても、いくら攻めに惹かれているとはいえ、帰るの嫌々。あまり責任感がないように感じられて、受けのキャラクターとのギャップがありました。
あと、受けの父親のくだりがいまいち分からなかった。いつか会おうって、いつ会うの?

それ以外はまぁ、ドラマティックかつロマンティックなお話で、とてもよかったと思います。エッチも、最初の無理やり以降はラストだけなんですが、その焦れ焦れがむしろよかった。ラストエッチの攻めの余裕のなさなんかも文句なしに萌えました。
次回作が非常に楽しな作家さんです。

2

ベタですが!

面白かったです!
最初はありがちかな~と読んでいましたが、進むにつれ、いつの間にか引き込まれて夢中で読み進めていました。
デビュー作になるようですが、読みやすい文章で、ストーリーもしっかりしてます。

内容は異世界トリップものです。香子様もおっしゃってるように、王道です!
主役の英が子どもを助けて川に落ち、気が付いたら見知らぬ世界に来ている。そこでケモ耳の王・スノウに「我が花嫁」と迎えられる・・・。

二人とも出会いから互いに惹かれ合うとかは無く、どちらかと言うと気が合わなそうな始まりです。スノウは自分の意思では無く神託で花嫁にするという事をハッキリ告げてるし、自分の気持ちを無視するスノウの傲慢な態度に、英は当然反発します。更にその状態でスノウに無理矢理抱かれる英。これでどうやって愛が芽生えるのか・・・?

ちょっと心配になりますが、そのあたりは細々としたエピソードによって、二人が惹かれ合うのが自然に感じられるようになっているのでご安心ください。

あと、最初から言葉は通じます。他の異世界トリップ作品のレビューで、言葉が通じているのが疑問に書かれていて、そう言えばそうだなと初めて気が付きまして(^^ゞ
私が今まで読んだ異世界トリップ作品では、最初から当たり前に言葉が通じているので疑問に思った事が無かったのです。
ひょっとしたら受けの正体が関係しているのかもしれませんが、こちらの作品でも理由が書かれて無いので、何故言葉が通じてるのかは分かりません。
これはこれで良いのですが、言葉が通じない状態で苦労する主人公というのもまた萌えそうですよね。

それと、私もスノウがいつ英の正体に気が付いたのか疑問です。最初は明らかに「互いに~云々。」と知らなそうなのに、終盤では「やはり英は・・・!」となってるんですよね。評価を下げる程では無いのですが。

かわいいケモ耳赤ちゃんの子育て編も読みたいので、私も続編をお願いしたいです!







3

異世界トリップ王道モフモフお花畑

モフモフはやっぱり良いです!
数あるモフモフの中でも、特に好きな狐さんのお話です。尻尾のボリュームといい、大きな耳といい、凛々しい姿といい、最高です。

塩山オーロラさんは、角川ルビー小説大賞を受賞されたフレッシュな作家さんのようです。

児童養護施設で働く英は、溺れかけている子供を助けようとして川に入り、別世界へ行ってしまう。
そこで出会ったケモミミの男に「我が国へようこそ、花嫁殿」と言われ戸惑う。
異世界トリップの王道ストーリーです。一応敵は出て来るものの、ベースは子供の頃に誰もが読んだおとぎ話とかジ◯"リ風世界観のミックスだと思います。
尻尾のブラッシング、私もしたい!!スノウの尻尾は英がやるだろうから、チコかブランちょっと尻尾貸してくれないかなぁ。途中で狐の姿になってくれてもかまわんよ!
とにかくものすごく萌えました。
あと、悪役クルペオの容姿って結構衝撃だと思う。スキンヘッドにケモミミの初老男性って・・・。ついうっかり某イタリアの名審判にケモミミが生えたところを想像してぶるっとしました。(念の為、私その審判さん大好きです)
ただ、スノウはいつ英の正体に気付いたのかとか、英の両親についてとか、豊穣の一族でありながらなぜあちらの世界で暮らしていたのかとか、疑問に感じる点はありました。しかも、まだスノウと英の赤ちゃんができてない。
というわけで塩山さん、ルビー文庫さんどうぞ続編のお慈悲を〜。

4

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