ミズキ、私の伴侶になってくれ――

王と恋するふたつの月の夜

ou to koisuru futatshu no tsuki no yoru

王と恋するふたつの月の夜
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×26
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

176

レビュー数
3
得点
32
評価数
8
平均
4 / 5
神率
12.5%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
リンクスロマンス(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥870(税抜)  
ISBN
9784344840454

あらすじ

父を亡くし、折り合いの悪い義母と暮らす神社の長男・瑞樹は、慎ましく日々を過ごしていたある日、突然、ふたつの月が夜空に浮かぶ異世界・アンブローズ王国にトリップしてしまう。王室付きの魔導師から、先王派の陰謀により呪いを受けた王のペット・タマちゃんを救ってほしい言われ、タマちゃんと共に呪いを解く旅に出ることになった瑞樹。道中、美しく精悍な月の精霊・フェディと出会った瑞樹は、自分の頑張りを認め、励ましてくれるフェディに、次第に心を寄せるようになり――?

表題作王と恋するふたつの月の夜

フェディ、瑞樹に「月の聖霊」と名のるが…?、30
神原瑞樹、勇者として異世界に召喚された神社の息子、19

その他の収録作品

  • ふたつの月が照らす夜
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数3

名倉さん的異世界トリップ

異世界トリップものです。
受けは神社の息子で、継母と折り合いが悪く、父亡き後はシンデレラ状態になってこき使われていた19歳。異世界に召喚され勇者としてあるミッションをこなすことになります。
攻めはその異世界の王・30歳。(攻めの正体は読者に最初に提示されるし、そもそもタイトルで分かるので、核心的なネタバレではないと判断) 義母から呪いを受けて、モフモフの毛玉獣にされちゃっています。異世界から召喚した勇者とともに魔導師の住む森へ行き、呪いを解くことに。
ちなみに深夜の数時間だけ人間の姿に戻りますが、その事実は受けには秘密です。

魔導師やら呪いやらが出てくる異世界ファンタジーですが、コメディチックで面白かったものの、ちょっとストーリー展開が無理やりなところが目立ちました。
まず、なぜその辺の信用ある騎士ではなくわざわざ受けを召喚したのか。「信用の置ける騎士を探すと目立ってしまい、敵に内情がバレる」というのですが、転移魔法で異世界人を召喚するほうが目立つと思います。いろいろ理由はこじつけられていましたが、こじつければこじつけるほど無理やり感が増します。
あと、道中で結局敵の続き一味に居所がばれ、危機に陥る受けと攻め。その敵の一味と戦うべく援軍の正規軍が差し向けられます。…それくらいなら最初から正規軍を揃えて強行すればよかったんでは…。
なんか「異世界から召喚した人物でなくてはならない」確たる理由もなく、適当な思いつきで呼び出しちゃった素人集団みたいな印象が拭えませんでした。

展開はこじつけ満載でしたが、あちこちに面白い箇所がありました。
初対面で、毛玉が王様だとは知らない受けが「可愛い!」ともふり倒し、「キュ〜〜」って蕩けちゃう王様とか、それを見て必死に笑いをこらえてる部下とか、声出して笑っちゃいました。
あとは道中に全裸で人型に戻り、フルチンで堂々としている王様とか。てか王様すごい妙な人でした。賢王というより、どちらかといえば変王…?

悪の一味に追われる以外は、言葉も通じるし元の世界に戻れなくても全然オッケーな、異世界難度低めの作品でした。
エロは道中でちょろっと、本懐はラストになってから。攻めが早いうちから受けにメロメロなので、恋愛のキュンや切なさはあまりなかったです。

1

溺愛要素を楽しめました

あらすじで、「ああ異世界トリップなのね」とは分かったのですが、
王のペットのタマちゃん??? 月の精霊のフェディ?
誰が攻めやねん?どういうお話???と思いつつ、読み進めてみると、
ああ、婚活社長とご同類、変人?溺愛すぎて壊れてる?おやじじゃん(笑)
ちょっと変人っぷりが少な目に感じられましたが、
最後の方はとても楽しかったです。
本編240P弱、後日談8P程+名倉先生のあとがき2P。

登場人物
瑞樹:神社の長男。本文5P目にして異世界召喚。大変(笑)。
フェディ:月の精。夜のわずかな間だけ瑞樹のもとに来る。
タマちゃん:国王のペット、白い真ん丸のもふもふ。(表紙の子)
      瑞樹がタマちゃんと命名。キューとしか言わない。
フェルディナンド:アンブローズ国王。金髪、金の瞳。イケメン。
クリスティ:王太子。国王の異母弟。13歳。いい子。
あと、侍従長、魔導士、側近なんかが出てきます。

前半はタマちゃんを救うための冒険談。中世のように弓矢、剣、馬が出てきて
勇者という言葉があったため、ド〇クエみたい・・と感じました。
首都にとどまっている魔導続き士と勾玉を介して通信できて、
言葉は最初から通じて、異世界難易度は高くないように思います。
後半は無事タマちゃんを救った後の恋愛話。王道だなあと思います。

異世界トリップものではありますが、やっぱり楽しかったのは
瑞樹を溺愛しすぎて変人要素がでてくる攻め(笑)。
最後のショートが溺愛要素強く、にやにやして読了できるので
満足感が高かったです。あー面白かった。

3

安定の名倉作品です!

作者さん初の、異世界トリップものです。
ファンタジーのイメージが(私は)あまりない作家さんなので、期待とともにちょっぴり不安もありましたが、ブレる事なく名倉作品でした!
いつもの受けを好きすぎて暴走気味の攻めに、ちょっと頭が弱いんじゃないかと疑いたくなるほど素直で無防備な受け、そして本人達は真剣でも、なんだかおめでたい感じの臣下三人組。「あー、いつものだわ」と、とても楽しく読めました。


内容ですが、父母に死に別れ、義母から煙たがられている神社の息子・瑞樹。呪いによって危機に瀕しているアンブローズ王国の手によって、勇者として異世界に召喚されー・・・というものです。

呪いをとく為に、タマちゃん(表紙のワンコみたいな生き物)と一人と一匹で旅に出ますが、夜になると「月の精霊」を名乗るフェディがタマちゃんと入れ違いにあらわれます。このフェディの正体ですが、作品中では早々に分かります。とりあえず、こちらではネタバレなしで。
タマちゃんと瑞樹の道中が可愛すぎるうえに、フェディとの夜の逢瀬が萌えます。月の精霊と信じ切っている瑞樹が単純すぎて笑えますが、互いに惹かれ合っていく、とて続きも重要なパートになるんですよね。

そして先ほども書きましたが、名倉作品と言えば溺愛攻め。いつも通り、愛情を暴走させています。また好きすぎるあまり、本人は至って真面目なのに、思考回路がおかしな事になっているのに笑えます。抱き寄せた瑞樹の華奢さに「健気だ。成功報酬は予定の三倍にしよう」と誓い、瑞樹が勇者としては力不足だと臣下に言われれば、血相を変えて瑞樹の健気さと苦労ぶりを訴える。そして「報酬は予定の五倍与える」と宣言する。増えとるがな・・・。
そしてエッチでは、美しく精悍設定なのにそこらのエロ親父のようなセリフを言い出す。彼が欲望を爆発させてるのが、大変笑えました。

名倉作品では溺愛攻めと同様に、素直で愛らしい受けがお約束ですが、瑞樹はただ単に可愛いだけでは無く、意外や危機で落ち着いた理性的な態度を見せたり、芯の強さが好印象でした。まぁ勇者としての条件付けが、
・清い心と強い責任感←名倉作品でお約束の受け
・剣か弓の達人←受けが剣道と弓道の有段者
・異世界に召喚されても悲しむ家族が居ない人間←二度と元の世界には帰れないためΣ(・ω・ノ)ノ・・・これはサラリとぶっ込まれていてびっくり
と受けとぴったり合致しましたとの事なのですが。

ツッコミどころなんかも多少あって、呪いをとくという重要な部分がサラリと流されちゃったりとか、異世界から来て右も左も分からない受けと、モフモフとの二人旅はいくらなんでも無謀じゃないかとか。まぁここは、二人っきりの旅が大変かわいいので、これで良しとしますが!

とりあえず舞台は違えど、いつもと同じ甘くて可愛くて読み終えたあとは幸せな気持ちにさせてくれる作品でした。溺愛攻めが好きな方におすすめですよ~!

5
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