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youseiou no kyuai
「妖精王の護り手 ─眠れる后と真実の愛─」の続編。
「迷いエルフ」を后に迎える為に、レオを探しに行かせたら、
感情を失ったレオが、可愛らしい迷いエルフに惚れていた
二人の様子を観て、迷いエルフをレオに褒美に与えた妖精王
副官のラーシュに「私と--するかい?」と、ラーシュに言う場面の続き。
ディートハルト:700才 妖精王
ずっと独身だったので、そろそろ後継者を産まなければいけない
ラーシュ:副官 真面目で融通が利かない堅物
妖精王に何時もからかわれているので、本気の恋に進展しない
「妖精王の護り手」のスピンオフになります。
前作でやたら目立っていた妖精王・ディートハルトと、その副官・ラーシュが今回の主役です。事ある毎に副官を口説く妖精王に、その真面目さで口説かれてる事自体に気付いてない、お堅くて鈍い副官と言うのが、前作での二人です。
内容ですが、尊敬するディートハルトのもとで、日々仕事に励む副官のラーシュ。そんなある日、ディートハルトから「私と性交してみないかい?」と誘われ-・・・というものです。
前作でのディートハルトの印象が、神秘的で皆から崇拝される王・・・に見せかけて、実は結構な食わせ者なんじゃないかといった所でした。そんなディートハルトがラーシュの前でのみ茶目っ気のある本性を見せ、彼を口説いては素っ気ない塩対応で流されているのが萌えたのです。ディートハルトは結構な腹黒だぞ~とほくそ笑んでいたのですが、今作で彼の真の姿が分かりました。天然です!!(゜ロ゜;ノ)ノ
朗らかさを装って、際どいセリフを言っちゃって!!と思っていたら、本当の朗らかさんでしたよ・・・。
そしてラーシュですが、こちらは一途で健気。たとえ上司だろうと、ふざけてれば叱りつける生真面目さが微笑ましいです。そしてこちらもやや天然。
こんな二人なので、互いに惹かれ合って結ばれるだけの事が、拗れる拗れる・・・!魔法使い・クレーメンスのお節介により、やっと結ばれたと思ったら、ディートハルトの中学生男子のようなアホな性の悩みによってまたすれ違い・・・。クレーメンスが「君達はなんて面倒くさいんだ!!」とキレても仕方ないと思う(;^_^A
あと、前作では古き良き王道ファンタジーといった所でしたが、今作では「エルフ達のほのぼの日常編」といった感じです。ダークエルフとの戦いが、ごくごくあっさりながらあるにはありますが、大きな事件だったり、ファンタジーとして目を見張る展開は無し。ファンタジーじゃ無くてもいいような気さえしますが、まぁ二人がこれだけ拗れたのはエルフだからというのが大前提としてあるので、必要な設定だったのでしょう。
気にならない方は気にならないでしょうが、「性交」とか「精液」とか、やたらセリフで出て来るのには閉口しました。「精液を出すよ」とか、「射精するよ」とかですね。作者さんのスタイルなのでしょうが、なんか微妙に萎える・・・。
とりあえず、主役二人が天然だったり、不器用すぎたりして拗れまくるお話が好きな方は楽しく読めるんじゃないでしょうか。