幼なじみクロニクル

osananajimi chronicle

幼なじみクロニクル
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×29
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない5

92

レビュー数
3
得点
69
評価数
23
平均
3.3 / 5
神率
17.4%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784199008917

あらすじ

愛する人の初めては全部俺のモノ――!! 究極の粘着策士攻め×いじっぱり女王様受けの運命の恋☆

表題作幼なじみクロニクル

深川豊加、充映限定の「はじめて厨」な幼馴染み、5~23
柏野充映、豊加に過保護に可愛いがられて育った青年、3~21

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数3

まさに二人の年代記

豊加(攻め)は2つ年下のお隣さん・みつ(受け)の「初めての離乳食」を食べさせたときから、みつのはじめてに固執する「はじめて厨」です。みつの「はじめて」を一緒に経験するためにずっと側にいて見守ってきました。ずっとずっと側でみつを守ってきたのに、中学生になった時、友人の悪ふざけの
キスでその均衡が壊れてしまいます。

小さいときから女の子よりもかわいいみつを色んな危険から守り世話し、みつの「はじめて」のメモを「はじめてコレクション」という箱の中に入れて蒐集する豊加の変態加減がみつ視点で幼少期から年代ごとに描かれています。
ただ、変態といっても初めてをメモして集めるってだけの可愛いもので、ちょっと変わった趣味の範囲だと思いました。変態という部分はあまり強調する必要はなかったかなと思います。


ずっと、豊加に甘やかされて幸せに育ってきたのに、友人の唯人に悪ふざけで「はじめてのキス」を奪われて、豊加のことが好きだと気付いてしまってからのみつは切ない毎日がずっと続くことになるのです。
キスの一件でキレた豊加に驚いたみつが最初拒絶したため、関係を修復できずすっかり疎遠になってしまいます。みつが豊加と一緒にいるために、すごく頑張って難しい高校大学と追っかけて、今までの豊加と反対でちょっとでも側にいようと頑張る姿は健気です。情報収集に二人の仲がこじれた原因になった友人の唯人を使うところもちゃっかりしています。


大事な「はじめてのキス」を奪われてしまった豊加がどうしても欲しかった「はじめての告白」。そのために、8年もあちこちに蜘蛛のように網をはりながら待つ豊加もすごい執念です。

みつは豊加に甘やかされて育っているのでそこそこ性格が悪く、自分がかわいいのも自覚していて女子を心の中で「ぶす」といってみたり、仲の良かった女子を豊加を揺さぶるために本人承知の上とは言え利用してみたり、自分本位であまり可愛い性格ではないと思います。
なので、最初みつのことをあまりよく思わなかったのですが、豊加と距離を置くようになってからは豊加のために必死に頑張る姿はすごく可愛くて憎めません。告白を貰うために煽られても乗らない豊加と愛されているという確証が欲しくてなかなか告白できずじりじりするみつの攻防が続くのですが、豊加の煽りの方に我慢できなくなったみつによりやっと念願が叶った時は読んでるこちらもやっとかという感じでした。
私としては、受けが攻めの行動で切ない思いをするのはあんまり好きじゃないので、もう少し早くくっついて、両想いになってからをもう少し読みたかったです。


それにしても、豊加にもう「はじめて」を集めるのをやめると言われ、みつの「はじめて」にしか興味がなく失恋したと衝撃を受けたみつが究極の「はじめて」の「えっち」も誰かにあげてしまってたらどうしたんだろう。情報収集していたとは言え、情報提供者が四六時中そばにいるわけではないし、結構な賭けですよね。
みつのことは誰よりもわかっている豊加なので、うまく煽って自分の後をついてくるように仕向けていましたが、みつが自分のことを好きだと確信するまでの間は、そこそこ不安だったんじゃないかと思うんです。そのあたりを豊加視点で読みたかったです。

二人が両想いになって、どちらが上になるかで揉めた時にみつが頼ったのはやはり唯人で、またしても現場を押さえられ、すわ8年前の修羅場再来かとなった時はいっそ面白かったです。
それにしても、はじめての触りっこでテンションが上がっていたとは言え、他人の恋路にちょっかい出して、それ以降8年も二人の間の面倒を見させられた唯人はいい迷惑でしたね。唯人がちょっかい出さなければみつは苦労しなかったはずなので全く同情しませんが。
でも、いっつも急な呼び出しに応じてくれていましたが、話を聞くに結構肉食な唯人はどんな恋愛をしているのでしょうか。ちょっと気になりました。

0

遠回りした二人

三つ子の魂百まで、といった感じなのか、攻め・豊加の受け・みつへの執着は筋金入りです。
みつの『はじめて』であれば、小さな事でもはじめてコレクションなる箱に蒐集。
キッカケが、生後半年のみつの初めての離乳食を豊加が与えた事なんですが、以後20年ですよ…凄まじい(笑)

みつのはじめてのキスをみつの友人・唯人にふざけて奪われ、我を忘れた豊加が暴走したのを機に2人の仲に亀裂が入り、そしてみつは自分が豊加が好きだという事も認識します。
ここからみつの地味な努力が始まるんですが、プライド高いながらも健気でネガティヴなみつが愛おしいです!
そんなみつの気持ちを分かってながらの豊加の態度は策士すぎる…( ̄∀ ̄)

豊加が就職を機に一人暮らしをする、というのに乗っかって同居する事になるんだけど、あれでまだ恋人じゃないだと…!?ってくらいイチャイチャです(*´ω`*)
みつの『はじめての告白』待ちしてた豊加は、みつの色仕掛けにも乗らない凄い執念(笑)

両片想いな二人だったんですが、どちらも臆病故にくっつくまで時間かかってます。
くっついた後は暑苦しいCPになりそうだ…(^^;;

エロは少なめですが、両片想いっぷりがもどかしいながら楽しく読めた作品でした。

4

どっちがより執着していたのか?

タイトル通り、幼馴染み2人の「年代記」です。
章ごとに「幼少期」「幼稚園」「小学生」といった感じで時系列順にお話が進み、最終的には「同棲」で締めくくられるという。

特に大きな事件が起きるワケでもなく、受け視点でひたすら丁寧にストーリーは進みます。物心ついたばかりの頃のほのぼのしたエピソード、思春期に入ったばかりの性の目覚め、攻めへの気持ちの自覚とすれ違い-。それこそ受けが3才の頃から読み進めるワケですから、その心身の成長をずっと見守り、どのように気持ちが変化していったかも手に取るように分かります。

丁寧に紡がれた上質な作品だなぁと読んでいると、大学生編からいきなり激甘に。ここからの二人がまだくっついて無いのが信じられないほどナチュラルにイチャついておりまして、思春期編のほろ苦さが嘘のよう。かなり萌えさせてくれます。あれ?、今まではこのイチャラブ編を読ませる為の壮大な布石だったんじゃあ・・・?

内容ですが、幼馴染み2人の両片思いものです。年代記風に受け3才、攻め5才から書かれており、思春期の誤解による失恋、意地を張ってしまってのすれ違い、そして大人になり、やっと自然に振る舞えるようになった受けのベッタリ甘々編。

受けの充映は自分ではわがままな女王様だと思っていますが、実際は意地っぱりな部分がありつつも結構健気。高校、大学と攻めを懸命に追いかけ、興味無いフリをしつつもバレないように探りを入れたり、接点をもとうとあさっての方向に努力したりと、ちょっといじらしいです。攻めにかなり執着してる印象です。

そして攻めの豊加ですが、充映限定の「初めて厨」。初めてボックスなる珍妙な蒐集箱を作り、そこに充映の「初めて」をコレクションしています。彼のこのこだわりぶりがかなりすさまじく、穏やかでいい男なのに、この件に関しては結構な変態ぶりを発揮。充映の豊加への執着ぶりは凄いと読んでいると、実は豊加の方がと分かって来ます。
まぁ、どっちもどっちと言う感じなのですが。

そして大学生編の甘さ。過去のすれ違いに耐えたからこそ、このイチャラブを読めるんだと思うと感無量です。ホント、同居している二人がずっとイチャイチャ。豊加は充映を、耳掃除したり膝枕したりとこれでもかと甘やかし、充映はそのドサクサに紛れてくっつけるだけくっつく。甘過ぎて悶絶しました。
やっぱり豊加は充映の「初めて」にこだわり過ぎてて、変態だなぁと思う部分も多いのですが、まぁそれを充映も喜んでいるんだから、いいカップルなんじゃないの、といった所。

そして二人の「初めてのエッチ」ですが、ここでは意外な性のズレがありつつも、何とか結ばれて良かった良かった。もう二人で一生やってなさいと言いたくなるバカップルぶりです。紐パン編も、ぜひ読みたかったなぁ。

意地っぱり受けと執着攻めがお好きなら楽しく読めると思います。

6

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