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腐男子の受け君が初っぱなから乙女心全開で爆走してます。でもなんだか可愛いんです。
対してめっちゃ真面目なスパダリにいつかなりそうな(まだなれてません)リーマンの攻めさんも天然で真面目すぎて私も好きになりそうでした。
総じて可愛いカップルです。
この漫画を読ませてもらってふと思ったのですが、いつもなら主人公達の目線にはいりそうなのに、なぜか脇役やモブの目線に入ってしまいます。
受けの幼なじみで彼を腐男子にさせてしまった元凶の巴ちゃん、攻めの職場の同僚君、あと二人が周囲を気にせず(?)ドラマはじめちゃってるときのモブの皆さん、いろんな目線に入れてとても楽しかったです。
思い切り吹いたり、一緒に拍手しちゃいました。
やっぱり藤峰先生の作品って斜め上にとんでて大好きです。コロナウイルスの事でいろいろ疲れてたのですがやっぱり元気もらえました。頭真っ白にして楽しく読みたいときにオススメしたいです。
幼馴染みのヘビーな腐女子・巴ちゃんの多大なる影響で、夢見る腐男子道を爆走中の花本君(受け)。
日々 妄想が止まらない、恋に恋する花本君の『沢山ボーイズラブ読んだから わかるんだけど…』の決め台詞が面白すぎます♪
まるまる一冊表題作です。
憧れの地・東京に着いて30分後 電車内で痴漢に遭った時、花本君の“最高のセック○”へのカウントダウンは始まった。
ピンチを救ってくれたのは、イケメンリーマン・土谷さん(攻め)。同僚には「クソ真面目」「もうちょっと肩の力抜いて生きれば?」と助言を受ける土谷さん。
でも花本君と巴ちゃんの間では なぜか“処女をお尻でイかせるスパダリ”認定されてしまう・・・
花本君の「土谷さんに強引に奪われたい願望」は日に日に膨らんでいく一方、今までつき合った人たち全員に言われてきた、普通すぎて退屈、つまらない、というトラウマが土谷さんを悩ませる。
繰り返される、健全デートの日々に終止符は打たれるのか…!?
ベタでテンプレな、あごクイしながら『俺に全てを捧げろ…』とか言う作中の漫画に出てくる攻めに、花本君と一緒に盛りあがるのが楽しい(笑)
やっぱり自分は、腐男子(しかも かなり拗らせてる系)が登場するお話が好きなんだなと、気付かされた作品です。
藤峰式先生の作品は、実はアンソロジーでしか読んだことがなく、でもそのアンソロジーが私的にはすごく良くて、新刊が出たら買おう!と思っていました。
今回はエッチに憧れる腐男子とマジメすぎてむしろ退屈なサラリーマンのお話でした。
もう笑っちゃって、笑っちゃって…笑
土谷の友達の、爆笑する顔!
土谷の相談に笑いながらのって、最後に真顔で頑張れよと言いながら(何言ってんだこいつ)と心の中で思ってるところ!
思い出しても笑えます。
花本くんと土谷さんの紆余曲折(真面目な展開もあるんですが、それすらも少々ギャグっぽく感じられてしまう)がありながらも、最後はやっぱりハッピーエンドで、最初から最後までニコニコで終われました。
魔窟の藤峰式先生の空気感で、本当に楽しかったです。
真面目な恋愛や純愛も良いですが、たまにはこういう明るくて楽しいBLも良いですね!
一冊まるまる表題作。とにかく面白い!最初から最後まで面白い!笑えるという意味で面白い!楽しめるという意味で面白い!微笑ましいという意味で面白い!満足するという意味で面白い!
表紙の美しさと洗練された雰囲気から想像していた内容と違う!あらすじを読んで、表紙の印象とは多少異なる内容っぽい?と思いつつ、電子書籍購入なので試し読みをしたところ、あ、めっちゃ面白そう(笑えるという意味で)と思いました。その印象に間違いはなかったです……!
最初から最後まで主人公の花ちゃん(花本くん)が突っ走ってくれています。明るく元気に一途に思い込み激しく夢に向かって。
花ちゃん、可愛いです。とても思い込みが激しいけれど、可愛いです。何なのでしょう。一歩間違えば、うざい子になっちゃうところなのですが、お世辞でも何でもなく本当に可愛いです。あまりに真っ直ぐで邪気がないからでしょうか。純粋そのもの。エロいBLを読みまくってはいるけれど。どう考えても純粋そうじゃない会話を親友の巴ちゃんと交わしていたりするけれど。それでも、純粋だなーと思うしかない。
昔からの夢を叶えるため、大学入学と同時に上京した花ちゃん。いきなり電車で痴漢に遭う。それを助けてくれた土谷さんのかっこよさに花ちゃんは恋に落ちます。そこから夢の実現に向かってまっしぐら!上京して叶えようとした花ちゃんの夢、それは彼氏をつくって漫画や小説で読んできたようなセックスをすること。
それに巻き込まれた形の土谷さん。ただ、普通に、痴漢から助けただけなのに(笑)
土谷さんは普通の人。普通に真面目で、普通に常識人で、普通に優しくて、普通に思い遣りがあって、普通にかっこいい。花ちゃんの勢いに驚き、若干引き気味ながらも、花ちゃんのことをちゃんと見てくれていて、いい人だなーと思いました。かっこいい。どちらかと言わなくても基本的にヘタレ属性の土谷さんですが、人間的にかっこいいです。きちんと相手を見ることができる人。
最初こそ流されているように、と言うか、花ちゃんの勢いに気圧されてしまっているようでしたが、決してそのままではなく。あくまで、花ちゃんの気持ちにきちんと向き合おうとしていました。相談相手の同僚にけしかけられても、相手が真剣なのに軽い気持ちで応えられない、と。……真面目!
過去、つまらないからという理由で何度もフラれてきた土谷さんと、思い込み激しく猪突猛進してしまいがちな花ちゃん。
この二人の組み合わせが何とも絶妙で、噛み合わないように見えてぴったりと噛み合う。ハマる。一緒にいてお互いが無理なく楽しいと思えて、幸せになれている。描き方がとても上手いです。何の違和感もない。一筋縄では決してなかったけれど、花ちゃんには土谷さんだったし、土谷さんには花ちゃんだった。そのことに深く頷いて賛同したいです。
花ちゃんだけでなく、作品そのものが一貫してハイテンションで楽しいです、面白いです(笑)
花ちゃんはもちろん、土谷さんも、巴ちゃんも、同僚さんも、それぞれがそれぞれの面白さを持っている。
とても楽しい気分になれる作品です。是非、ご一読ください!