イラスト入り
とても好きな作品で何度も読み返しました!
自己肯定感低めの攻めと、スパダリな攻めの
めくるめく愛情の物語です。
ある意味、シンデレラっぽい展開で、
読んでいて、幸せな気持ちになれます。
スパダリな攻めもかっこよくて、甘々です。
溺愛系が大好きな方に絶対におすすめです。
登場人物たちの設定が斬新で、
えっ?という、
いい意味での、予想を裏切る感じが心地いいです。
しっかりエッチもありますし、
甘々だし、心が疲れたときにおすすめですよ!
竜族のリシューは、200年間、自分の運命の番を探していた。
どうやら番は、異種族の人間に生まれて、
リシューに気付かないまま老いて死亡、
そしてまた人間に再生をしたらしい。
日本に絵画を貸し出した美術館で、偶然ナオを発見したリシュー。
ナオは、リシューがずっと探し続けていた運命の番の再生者。
不運続きで人見知りのナオは吃音。
その吃音の台詞が読みずらくて、イライラ。
生まれ変わってもナオを探すというけれど、
他生を送る生まれ変わりの自分に嫉妬するナオ。
御馳走様な溺愛、ハピエン。
次巻が本編らしいけれど、溺甘過ぎてすぐ読む気になれない。
初めての作家様です。
溺愛攻めが読みたくてこちらを購入しました。
最初っからリュシーはナオを溺愛していて
どうしてこんなにもすぐに…?と思っていたのですが
そのあたりの謎は読み進めるとわかります。
二人が両思いになって、このままほのぼのとお話が続くのかと思いきや
波乱の展開に突入して胸がとても痛くなりました。
カティアのことは、正直どうでも良いので放っておいて…。
竜であるリュシーと人間であるナオ。
寿命も違うし考え方も違うんですよね。
そのことに直面したナオ。
自分の気持ちを素直に吐露した後のナオの言葉に涙が出ました。
そんな言葉を微笑みながら言わないで…。
ほんとに胸が痛くて苦しくなりました。
だからこそ、その後のリュシーの言葉に救われました。
お互いがお互いの気持ちを伝えあって
最後は二人が納得する答えが出せて良かったと思いました。
「今」のナオとリュシーで沢山幸せになって欲しいです。
ただただ甘いだけのお話だと思っていたのですが
まさかこんなに切なさが出てくるなんて
読み始めた頃には思いもしませんでした。
そして…読み終わってから続きがあることを知りました。
そちらも読むのが楽しみです♪
生か死か。激しい愛ですね。
初めましての作者さんです。すごく良かったです。
最初は尚行の境遇が辛くて…。
いつも思うのですが、なぜBLの不憫受けは行政のサポートを利用しないのでしょうか。それを言ったらこのジャンルが成り立たないのかな。
尚行の人見知りで言葉が出せなくて卑屈でいじめられて自分を責めての負のループが、他人事じゃなくて本当に辛かったです。
素敵な異人さんがいきなりベロチューしてきて、そりゃ怖かったですよね。
この二人のどこかが噛み合ってない感がようやく最後の数十ページで書かれて、そうだよ!これだよ!と納得しました。
尚行の魂を愛する竜のフェリシアンと、こんなに素敵なフェリシアンになぜ愛されるのかわからない尚行。
それでも甘々に世話を焼かれ愛を囁かれ快楽を与えられ、揺れる尚行。
しきりにどんな尚行でも愛してると繰り返すフェリシアン。フェリシアンを愛してしまった尚行にはそれが最上の愛情表現とは思えなくなって…。
そうなのです。尚行の魂なら獣人だって女の人だってどんな性格だって来世の尚行だって何でもいいのです。
もし今の尚行がフェリシアンを愛せなくなり、精を受けられず死んでもまた尚行の生まれ変わりを探せばいいと言われてるんです。
こんなにフェリシアンを愛してるのに、今の僕じゃなくてもいいなんて。来世の自分に嫉妬する尚行。そしてそんな自分を醜く思う。
よ〜くフェリシアンと話し合ったらいいのでは?でも根本的に種族が違うから理解できないのかな?と思ったら…。
やっとフェリシアンに理解してもらえたけど。尚行がこんな醜い自分を殺して、もっとあなたに相応しく生まれ変わった僕を探してって(泣)最上の愛ですね。
そしてそれに応えるフェリシアンの提案が正直ちょっと怖かった。いやいや、死ななくても。まあそれが誠意なのかもですが。
それを受け入れる尚行もちょっと怖い。
唯一の理解者で愛情を向けてくれた両親を亡くし、初めて愛してくれたフェリシアン。フェリシアンを受け入れていく尚行の動揺や自分を見つめ相応しくありたいと思う尚行が丁寧に描かれていてとても良かったです。
そうなんです!ひたすら愛されてればよいなんて、尚行は何して生きていけばいいの?
何も持ってない自分がフェリシアンに相応しくなりたいんだから。
どうか二人とも仲良く寿命を全うしますように。