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表題作傍若無人なアナタ

鹿波創一郎・受様を名指する大手アパレル会社社長
小野瀬瑛人・婚約者が男と失踪した文具メーカー営業

あらすじ

ある日婚約者が見知らぬ男と姿を消し呆然とする文具メーカーの営業・小野瀬瑛人に、突然名指しで大口契約の話が舞い込む。
不審に思いながらも指定された相手の大手アパレル会社社長・鹿波創一郎の別荘を訪れるが、正式に契約をするまで強制的に足止めされ、しかも「俺と恋人にならないか」と口説かれる。
戸惑いながらも、鹿波の強引でワンマンだが企業家としての優れた才力を知り尊敬の念を抱く小野瀬だが、偶然見つけた鹿波の写真の隣には、婚約者を奪った男が写っていて―。
大人の恋のトラップ&タクティクス。

作品情報

作品名
傍若無人なアナタ
著者
火崎勇 
イラスト
海老原由里 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルス
発売日
ISBN
9784883028122
3.3

(3)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
10
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

本当に傍若無人な攻め

丸ごと1冊表題作です。

婚約者に男と逃げられて呆然としていた小野瀬(受け)。そこへ、仕事の相手先である鹿波(攻め)に別荘へ連れて行かれて口説かれます。ちょっとときめいていたところに、鹿波の弟が、婚約者の男だと知ります。小野瀬が問い詰めると、鹿波は弟が入籍したと連絡をしてくるまで、小野瀬が邪魔をしないように足止めをしていたと言った後、突然襲い掛かり…という話です。

評価は中立寄りの「萌」です。
鹿波は小野瀬を本当に好きだったのですが、襲う場面とか抱くシーン、元婚約者の様子を尋ねて怒るときとかに、鹿波のそういう感情が透けていて読み手には分かるようにして欲しかったです。口説いていたのは嘘じゃないんだよって。

その辺りが題名のとおり傍若無人で終わってしまったのが残念でした。読み返しても、なるほどと腑に落ちなかったんですよね。嫉妬しているのか、単にイラついているのか分からなくて。抱く場面も、もっと小野瀬が本当は大切で、求めているんだっていうのがちょっとした表情や態度で欲しかったです。名を呼ばすだけでなく。

ただ、鹿波が小野瀬を連れてこさせようとする手段は面白かったです。子供のような手口に笑いました。そこからラストまでは、鹿波の強引さが可愛らしく感じたので、迷いつつ「萌」にしました。

2

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