春宵縄化粧

春宵縄化粧
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
11
評価数
4
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
媒体
コミック
出版社
一水社(光彩書房)
シリーズ
光彩コミックス(コミック・光彩書房)
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784860930219

あらすじ

車夫、女形、異国の青年・・・さまざまな者達の緊縛絵を描き続ける、責め絵師・斉藤。その筆は、この世ならぬ幻の花を浮かび上がらせ、描かれるものの魂は、肌が縄で締め付けられるほど、開放されていく。だが、弟子・諸戸だけは斉藤の苦悩を見つめていた・・・。 「絶対麗奴」誌上で好評を博した緊縛SMシリーズ。

表題作春宵縄化粧

緊縛絵師 斉藤
モデル他少年達

その他の収録作品

  • 桜月花衣繚乱
  • 梅花泡沫夜話
  • 青嵐
  • 爛灯花
  • 青竹の匂い
  • スリーマティーニランチ
  • 梁りの燕

評価・レビューする

レビュー投稿数3

惜しいところもあるけど緊縛をテーマにした作品の中ではグッとくる1冊

縄緊縛モノを買い集めていた頃に出会ったコミック。
緊縛萌えと刺青萌えに◎な1冊です。
2003年発行ということで、ノー修正で見られる緊縛肢体が嬉しい。
良い時代だねぇ。

「惜しいところもある」と書いたのは絵かなやっぱり。
茶鬼さんのレビューと被りますが、構図やらポーズやらの拙さが気になります。
セックスシーンなら体位やアングルを工夫することである程度エロく見せることは出来そうですが、緊縛のエロさは美しさあってこそのエロさだと思いますので、これを絵で表現するというのは相当難しいんだろうなぁと思います。

しかしながらストーリーに関しては、緊縛をテーマにした作品の中ではグッとくる1冊だと思います!
体の自由を奪うことで心を解き放つことを目指すのが、本来の緊縛の意味と言われていますが、本作はそこに果敢に挑戦されている印象。
責め絵師〔斉藤〕が縛ったモデル達は、斉藤に縛られることによってそれまでの無意識の雁字搦めから解き放たれ、軽やかな表情を手に入れて斉藤の元から去っていきます。
縄緊縛が目にエロ美しいだけでなく、そのカタルシスが読んでいて心地いい。

刺青が好き続きな方には第3話をオススメしたい。
「白粉彫り」が出てきます。
白粉彫り(おしろいぼり)というのは、墨のかわりに白粉を使って彫ることで平常時は見えず体温が上昇した時にだけ浮かび上がる幻の刺青なんですが、まぁ実際にはこんなものは実在しないだろうと言われている刺青。
そんな白粉彫りを題材に、非常に萌える刺青ネタ作品になっています。
ネタバレはしませんので、読んでおお!となって欲しい!

第4話はそれまでの流れを一気に転回させる役割を担っていて、このお話はかなりやるせない気持ちにさせられます。

そして、この作品の特にグッとくるところはなんといっても最後。
それまで色んなモデル達を縛ってきた斉藤は、自分がいるところは「闇」だと言い、自分にとって人を縛ることは「ただの欲求」だと序盤で口にしているのですが、そう斉藤に言わせる斉藤の心の深い所に秘めたる苦悩が明かされるラストは、これでこそ!といったところでしょうか。
結局のところ、何もない人が手助けなんて出来なくて、手助けできる人は多かれ少なかれ自身も何かを抱えている。
現実を見渡してみてもそう感じますね。

表題作はもう少し先まで読みたかったなぁ。
斉藤が解き放たれるところまで読ませて欲しかった。
そこがちょっと残念。

他に読み切りの短編が2編入っています。
これらもSMが題材になっていますが、どちらかというと今風のヤンデレ執着系のSM。
どちらも暗くてバッドエンドともメリーバッドエンドとも取れるオチがついているお話でゾッとします。

萌評価と迷ったけど、ここは高い方をとって萌2で。
表題作もう少し読みたかったです。

0

SMへのチャレンジ精神はおおいに買いたい!

松本いなきさんの99年~02年の作品ですが、正直言って絵が拙いです。
今でこそ、肉体系のマンガを描かれている作家さんですが、この作品を見ると試行錯誤の跡がありありと見えて、絵に痛さを感じます。
それは、SMの世界=緊縛をテーマにしたからでしょう。
数々の肉体のポーズは、多分緊縛画集や写真集から写し取ったものであろうというのが察せられるからです。
努力の跡はわかるのですが、顔に至ってまでバランスを崩してしまっていたり、線が不安定になり、ラフのようになっていたり、その事情はわかりませんが、苦労の跡が見られます。
しかし、ストーリーというか設定はその世界にふさわしい、すぐれたものと思いますよ!!
緊縛してさらされることによって、己の本性をさらけ出されるモデル達、また絵師斉藤の欲望と苦悩、それらは実にバランスよく配置され、世界観を描き出しておりますので。

金の為、身体を売ることも厭わなかった車夫の少年が、縛りあげるだけで手も出さない斉藤にジレンマを感じ、感情を爆発させる
歌舞伎の売れっ子役者が自分の奥底に潜むものをあらわにして欲しいと頼むが、それは斉藤が唯一汚したくないもの続きであっただけに、、な彼の淡い恋心。
性奴隷として囲われている中国少年の背中の見事な白粉彫を浮き立たせるための責め。
勤めとして緊縛するが、それは意にそぐわぬ悲しい結末を与えてしまう悲しみ。
元モデルの青年がやってきたことによりわかる斉藤の鬼畜ぶり。
斉藤が主人公でありながら、彼は演出家で、主人公は彼によっていたぶられる青年達なのです。
そして、斉藤の弟子の諸戸はいつも自分だけが斉藤を知っているという優越感を感じながらもそれは嫉妬を隠すための仮面で、SとMが表裏一体になって内側に持っている、斉藤に執着した人であろうし。
白粉彫の少年を囲う大店の店主の鬼畜はご主人様と奴隷の見事な優美さを見せ。
緊縛、SMの世界が古い時代にマッチして耽美に語られているのは言うことなしだと思います。

それ以外にも二本、現代モノで怖い執着に基づくSMが表現されていてゾックっとさせられます。
絵の不安定さを除けば、かなりイケル作品だと思うのです。

3

決して

明るいネタではありません。
テーマは「縛り」でしょうか。
全体を通して「縛り」な作品が続いております。

縛られ、責められる絵が描きたい。
モデルの想いは・・・という流れ。
決して明るいネタでも愛がどうの~という流れの話ではないですが、凄く面白いです。
なんていえばいいかわからないですが。

個人的には4話の「青嵐」が好きです。
縛り、拷問、首絞め、強姦。
ねたはハードコアで目を背けたくなるようなシーンばかりなんですが、萌えという意味でもやはりコレが一番でした。
苦しい中にも、奥に疼く快楽。
ナニが何でも口をわらない。自らの命を失ったとしても・・・という。
コアな話になりますが、それがまたいい味をだしておりまして。
受てる男の子がすごくかわいいわけで(ショタといういみではなく)

コミックスの使い方も無駄がなくてスバラシイww
いい意味で

2

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