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前原健一郎(喜美津化学製造部 若頭 周りからの信頼が厚い)×阿久津弘(喜美津化学品証部 理系大学卒の期待のホープ)
喜美津化学の排出する総合排水の性状が悪化していることで、立ち入り検査にやって来た市役所の職員から、1ヶ月後までに改善の兆候が見られなければ工場の操業を停止するという警告を受けてしまいます。大規模な配管総掘り起こしにより原因の特定を図ろうと阿久津が提案をし製造部総出で作業を行う事になります。
シリーズ1作目の前作は全体的にコミカルな雰囲気でしたが、今作は排水悪化トラブルが持ち上がり操業停止の危機が1ヶ月後に迫っているという設定で、重くはないのですが緊張感がある展開で、相変わらずガテン系お仕事小説としての魅力がいっぱいで楽しめました。ちょっとしたことですれ違ってしまう前原と阿久津が、ここぞというときにはバシッと連携プレーを見せてくれるのはさすが!といった感じでした。
緊張感があるとは言いつつ、前半の排水トラブルが解消すると今度は一転、五年に一度の大イベント慰安旅行の話がメインになり肩の力を抜いて読めるようになります。まぁそこまで行く前にも阿久津の素っ頓狂な行動で笑わせてくれるんですけどね…(嫌味な市役所職員の似顔絵を書いてストレス解消にしていたのですが、それを本人に見られて動揺しおバカなことを口走ってしまう(笑))
前原と阿久津の関係は前作に比べると確実に前進しているようです。阿久津を気遣ったつもりで口にしたつもりの前原の言葉にプライドを刺激された阿久津は、負けたくないという一心から「もう君とは寝たくない」と宣言し途中ギクシャクしたりしますが、結局は仕事を一緒にしていく中でいつの間にか和解し、その後二人で話す機会がなかなか作れないことに焦れた阿久津から前原を誘うようなこともしていて、阿久津が前原に完全に落ちるのも時間の問題かな…という感じです。(ちなみに前原はHの最中に「好きだ」と言っていて、阿久津もうわごとみたいな感じでは言っています。……が、あくまでも盛り上がっているHの最中でのセリフなので…ねぇ)
許可証シリーズの2
前作で恋人同士に(前原の猛烈なアプローチでやや強引に)なったふたりだが
前原の「現場のことは俺にまかせとけ」発言に
仕事に対する弘のプライドは傷つけられ、反発
「君とはもう寝ない」宣言をします。
男として、仕事に対して譲れないものがあると
工場で発生した水質悪化トラブルと慰安旅行の幹事。さらに前原に大卒資格を取得させたい件…
この困難に、ケンカ状態の弘と前原はどう立ち向かうのか―?
この巻の弘のもどかしいエロさがたまりません
昼間は、頭が良く難解な数式を使いこなし、仕事大好きでバリバリこなす工場期待の星★のくせに、突拍子もない発言や行動でややアホの子に見える弘。(思い悩み模索しながら前に進む様が男らしいのですが)
しかしひとたびスイッチが入るとすげーエロい…
前原のアプローチにためらい「嫌だ…」と拒む様も妙に湿度高くてエロい。
慰安旅行で酒に酔い
セックス中、障子ごしに人の気配を感じ、気配を殺し息をひそめる前原に対しての、「早く動いて」
↑シリーズ中でいちばんエロいんじゃないかと個人的に思っているんですが(笑)
煽りまくる弘がエッロい。+なんかもどかしくてエッロい。
「君のことを考えていて、仕事が手につかない」
男同士の関係にためらっていた弘も、ようやく前原に対する自分の気持ちを認めはじめます
仕事でも、プライベートでもお互いを意識して挑発し高めあうふたり
お仕事BLの醍醐味ですね…
どーしよう!本当に、おもしろい。
遅ればせながら“許可証シリーズ”を読んでいます。
中小化学工場で、繰り広げられる
ライバルで相棒で恋人の阿久津と前原。
シリーズ2作目は、表題のとおり慰安旅行に行くお話ですが
慰安旅行までにトラブル発生。
工場の排水汚染の原因を突き止め、水質を改善しないと
操業停止になってしまうという危機感の中
当然のごとく前原は、阿久津を守ろうとし
阿久津は、守られるだけでなく隣を歩きたいと主張する。
前原のほうの気持ちがどうしても強くて激しいように見えるけど
阿久津も阿久津の熱がしっかりとあるv
もぉー、最後らへんとか前原と一緒に読者も「え?今、なんつった?」って
阿久津に問いかけてしまいそうvvv
まさに男×男じゃないと成り立たない恋模様。
現在だけでなく未来を見据えて、しっかりと歩みはじめた感じ!
いろんなBLがあるけど、こんなにキツい職場なのに
仕事がほんとうに楽しそうに書いてある本はなかなかない。
工場に、こんなロマンが詰まっていたなんて知らなかった!!!
かにゃこさん、今晩は^^
私もこのシリーズが大好きで、時間をおいては繰り返し読み返しています。
阿久津と前原の関係は、かにゃこさんの言うとおりお互いを高めあえる素晴らしい関係ですよね!
2冊目を終えられてのレビューということは、今は3冊目を読んでらっしゃるのでしょうか?この先も目が離せない展開ですので、楽しんでください*^^*
話はちょっとズレてしまいますが、普段買い物に行くスーパーへ行く途中に工場がありまして、そこには喜美津化学のようなお風呂があります。
この作品を読んでからというもの、この工場わきを通るたびに、顔がニヤけております‐u‐;
お仕事BLの中でも燦然と輝く「許可証をください!」シリーズの第2巻です。
2巻は大体こんなお話です。
◾︎弘、水質汚染で過剰労働
◾︎前原、あわや労災
◾︎大卒になろう、慰安旅行へ行こう
◾︎お泊まりデートの目的地はダム
2巻の萌えポイントは何と言っても、男としての矜持を保ちたい弘でしょう!
男女の恋愛でも今時あっていいものだとは思うのですが、工場の同僚である2人の男が相対した時、恋仲でやっていけないと思った弘の葛藤にとてつもなく萌える。
対等でいたい弘は、もうセックスしないと前原に啖呵を切ったものの、結局前原のことが仕事でも恋愛としても気になって仕方ないわけです。仕事でも恋愛としてもと書きましたが、ことこの2人に関してはそれは切り離せない、ないまぜになったものであるようにも感じます。
一方でふっきれたあとの弘の色気の描写。エッチの時喘ぐのは弘ですが、前原が振り回されているように思えてならないのも萌える。
引きのある終わり方も最高です!
ホテルで前原に迫った同僚の女性の仕草の描写が戦慄の寒さだったのだけ微妙な点…唇に指を当てるとか…うん
“慰安旅行に連れてって”ってえらい楽しげなタイトルだなぁ~と読み始めたら、工場の操業停止の危機!?今回は排水トラブルを乗り越えることが慰安旅行への許可証、ゴリゴリ工場BLでした!!
前原のフォローでトラブル対策が進んで、阿久津は不甲斐なさいっぱい悔しい気持ち…そこに庇護されること、組み敷かれることへのモヤモヤが爆発するのは、エッチしながら言うセリフかってのもあって前原からしたらはぁ~~~?だろうけど、仕事面も気持ち面も納得できないままに快楽に溺れるのは嫌だって現れが阿久津っぽくて良い!!対等にいたい、力になりたいって気持ちなんだなってのがストンと来ました。向上心があるから、認めている相手だから湧き上がる想い!熱い!!前原はいさぎよすぎて阿久津の葛藤が分かってないのがもどかしい~好きってちゃんと言わんからや!言わずとも阿久津は俺のものって思ってるの本当になんなんだ!その押せ押せ、やるべきことは決めてくるのが前原の良いとこでもあるけれど!
翌日に自分の至らなさを製造部に伝える姿には胸打たれ、皆、協力しよう!って汗水垂らして奮闘しながら前に前に向かってく姿って良いもんですね。トラブル解決していく様は激熱胸熱!!ベテラン・新人との連携、これまでコツコツと書き溜めていた前原の配管図や行動力、後押しする阿久津のタッグが効いてるのも良い!!
このトラブルを通して、仕事人としても一皮むけ、どうして大卒資格を前原に取って欲しいと思ったのか阿久津が悟って、その想いを伝えるとこも痺れました!!!「君以外の男なんて嫌なんだ!」同僚としての願いで言ったつもりだろうけど、それ以上のことも深読みしちゃう。耐える前原に自分から「早く動いて」って、もう雄としての前原のことも求めてるやん!!本心駄々洩れちゃうの悶える!その後の2人だけの慰安旅行の誘い方のたどたどしさにも悶える!!そして、やっとやっと前原からの「好き」を聞けて感無量!!!!これに対して、体は翻弄され困惑しまくる阿久津にドキドキ、擦れるように返す阿久津にじんわりきました。今作では告白に対する心情の吐露がないのはちょっと残念なんだけど(待ちに待ってたので!!)これは次巻とかで振り返って頭沸騰しちゃうやつかな(ワクワク)言ったことちゃんと覚えてるかな。
お互い刺激し合って、公私ともに満たし高め合うってお仕事BLの醍醐味!!
阿久津が無自覚に色っぽいのも、煽り煽られ貪り合っちゃうのも~良くて、まだまだ2人は通じあったような、ないような?さらなる成長が楽しみです!!