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表題作エンジェルノイズ

遠藤 親会社から出向してきた後輩 
松岡天音 高級スーパー勤務

その他の収録作品

  • バレンタインエンジェル
  • あとがき

あらすじ

高級スーパーで仕事に励む天音は、可愛がっている後輩・遠藤に激しい想いをぶつけられ茫然自失。
混乱しつつもなぜか突き放せなくて“罪滅ぼしになんでも言う事をきく奴隷になれ!”なんて言ってしまう。
けれど、本気で健気に尽くしてくる遠藤に胸がぎゅーっと痛む。
職場で大怪我しそうになった時、身を挺して庇われ、天音は遠藤のいない日々なんて想像も出来ない自分に気付いて…。
仕事も恋も一生懸命。
ゆっくりと距離を縮める二人のピュアラブ書き下ろし。

作品情報

作品名
エンジェルノイズ
著者
谷崎泉 
イラスト
あさとえいり 
媒体
小説
出版社
ハイランド
レーベル
Laqia Novels ~ラキアノベルス~
発売日
ISBN
9784894863507
3.3

(3)

(1)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
9
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数1

天使の小言・・・

え~、この作品は『無理矢理から』『お仕事もの』『年下攻』『受一人称』と、どれをとっても私の苦手な要素ばっかりです。←もともと『無理矢理から』『お仕事もの』が多い(らしい)作家だから避けて来たわけですが。

まず、中でもものすごくダメな『無理矢理から始まるラブ』ってヤツですが、天音(受)のキャラクターのせいか意外なくらい最初の『無理矢理』の重みを感じません(ストーリーの中で影も形もないという意味ではまったくないんですが)。
そんな大したことじゃないの?とこっちが聞きたくなるくらいにマイナスの印象が薄いんです。『無理矢理』の事実自体は繰り返し反芻してるんだけどね。

まあそれは、遠藤(攻)が終始反省してるからかも。
攻がこれでもかというくらいに後悔・反省しているという点では、同じ『無理矢理から』でもまだマシだったのだけは確かです。

ただ、キャラクターはどちらも好みとは言えません。特に天音。受一人称だったから余計にそう感じるのかもしれませんが。
ツン過ぎる(意地を張り過ぎる)受がすごく苦手なので、天音の一人称だとそれが強調される気がしてしまったんです。

でも、それ以上に仕事描写が多い。多過ぎる!
冒頭にも書いた通り、所謂『お仕事BL』が苦手な方なんですが、こちらもとにかく仕事仕事仕事・・・ラブはどうなった!?

メインの2人が同僚(後輩×先輩)なので必然的に一緒にいることが多く、ラブが完全無視されてるわけではないんですけどね。

とはいえ、私はBL(ラブストーリー)が読みたいんであって、くどくどしい(多過ぎる)仕事描写はハッキリ言って邪魔でしかないんですよ。

もちろん『ラブ抜きでも面白い』という作品も中にはあります。
でも、谷崎泉の『お仕事もの』は無駄に(としか感じられないんです)仕事ばっかりで、まったく面白いと思えません。いいと思ったことがない。
逆に『(お仕事ものじゃないのに)この仕事関係さえなければ・・・!』というのはありますけどね。

この作家、ホンットーにお仕事もの・お仕事描写が好きなんでしょうね。私、谷崎泉で明らかに『お仕事もの』だとわかる作品は吟味して避けてたんですが(苦手で読みたくないから)、それでも読んでも読んでも仕事に追われるキャラクターばっかりでもううんざりです。


あとはイラスト。
あさとさんは大好きなんですが、天音のキャラクターがちょっとイメージ違う気がしましたね。でも、イラストそのものは決して悪くはないです。

限りなく『しゅみじゃない』に近いですが、イラストでちょっとおまけして『中立』で。

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