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表題作熱砂の記憶

神崎史朗, 警視庁刑事部捜査一課の刑事, 27歳
天野那月, 高校二年生, 17歳

その他の収録作品

  • 幸福の代償
  • 愛色の死角
  • Smoke gets in my eyes
  • When a man loves a man
  • あとがき 綺月陣
  • あとがき 周防佑未

あらすじ

元カリスマ男娼の天野那月が、身も心も捧げたいと思うのは、
捜査一課の強靭で冷徹な警部補・神崎史朗。ある事件を機に同居することになったものの、キスをしただけで決して抱いてくれない――。
不安を覚える那月だったがそんな折、那月を殺そうとして拘置所に入った男が逃亡を図ったことを聞き……?
商業未発表作も収録したシリーズ第二弾!

作品情報

作品名
熱砂の記憶
著者
綺月陣 
イラスト
周防佑未 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
真夜中の標的 神崎&那月シリーズ
発売日
ISBN
9784796410779
3.8

(6)

(1)

萌々

(4)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
22
評価数
6
平均
3.8 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数1

相変わらず冷え冷えしている……けれども!

シリーズの二冊目です。
厳密にいうならば、
この本の中の一作目『幸福の代償』で、
ようやく一冊目の物語の全てが終わった感じです。

相変わらず色々と、
その背中には重すぎるものを背負ってしまう那月ではありますが、
傷ついて足を引きずりながらも、
必死に一歩一歩と前に踏み出していく姿は強くていじらしい!

その那月の原動力である神崎は、
本当に冷たい男で、普通の女ならとっくにくじけてるよなぁと。
それでも、
神崎には彼なりの理由があっての冷たさだったりするのでタチが悪い!

とにかく全編切なくて切なくて読みながら胸がキリキリします!
前作でもあった、那月の幼さ故の浅はかさと我儘は健在で、
その辺ちょっともやっとしますが、
薄氷の上を歩くような、
そんな中で掴んだ那月の幸せそうな様子がまた切ない!

しかし今回はそんな二人にも少しずつ変化の兆しが見えて、
ちょっとだけほっとしますv

そして最後のSSで、
思わぬ伏兵がどでかい告白をするのにびっくりですv
いい奴だ!v

ハッピーハッピーとは程遠いお話ではありますが、
那月の強さと一途さに惹かれて、評価は「萌×2」で!

1

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