可愛い雷神さまと何度でも恋したい

千年恋空 ―ずっと好きな君へ―

senne koizora

千年恋空 ―ずっと好きな君へ―
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

176

レビュー数
3
得点
52
評価数
14
平均
3.9 / 5
神率
57.1%
著者
 
イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784344841529

あらすじ

茜町に住む高校生の仙助は、福禄寿や天狗が訪れる不思議な食堂・虹色食堂で料理人の修業をしながら楽しい高校生活を送っていた。5歳の頃、虹色食堂の南雲夫妻に引き取られて茜町に来た仙助は、初対面なのに泣きながら飛びついてきた食堂の常連客、雷神の天の可愛さに一目ぼれ。それから彼の作る美しい空や、真面目だけど不器用でほっとけないところに恋し続けていた。天を幸せにできる男になれるよう日夜頑張る仙助だったが、ある時見知らぬ男の夢を見るようになる。その男も自分と同じく、料理人を志す天に恋する男でーーこれはまさか前世の記憶!?

表題作千年恋空 ―ずっと好きな君へ―

南雲仙助、虹色食堂の店主夫妻の養子、5~
天、落ちこぼれの雷神

その他の収録作品

  • 「ただいま」「愛してる」の、その先へ
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数3

こんな物語もあるんですね

一回しか読んでいないけど、今は二回目を読む勇気がありません。
途中からはずっと読んでいる所がしんどくて、そのつらさから逃れたくて読み進める感じでした。
タイトルの甘い感じとは少し雰囲気が違いました。
イラストも内容を少し甘くした感じだなと思います。
私はしばらく時間を置いて、また読みたくなったら読もうと思いました。
その時がいつかわからないけど、このお話の後に読む、軽めの甘い本を用意して。
たぶん宿命が好きな方にはオススメの本です。

千年は長いです。
ずっしり来るお話です。
覚えていること、待つこと。
生まれ変わること、忘れること。
何度もくり返す別れ。
その度に味わう悲しみ。
この二人の千年は、私には重かったです。

1

私は弱い人間なので・・

号泣読了したものの、なかなかレビューが難しかった当作。色っぽい部分は超少な目、書き下ろしの本編290P超+後日談SS16Pほど+先生のあとがきでした。ファンタジー、天然健気さん、せつないお話がお好きな方にはたまんないはず。大好き要素てんこ盛りなのですが、苦手な部分に気付いてしまったので、萌2でお願いします。

冒頭は、平安時代、雷一つ起こせない落ちこぼれ雷神 天が、高天原から人間界に召喚され雨を降らせてほしいと頼まれるシーンから。「一日かかるから待って」という話と、細っこくちっこい姿から「こりゃダメだ」という雰囲気になったところに「この雷神様は特別なんです」と言ったのが天文博士の頼久で・・・・

攻め受け以外の登場人物は、羊雲幼獣の「わたげ」「けだま」(しゃべりませんがとても愛おしい)、福禄寿様(狗神様・・にもご登場されてます)をはじめとする人外の方々、仙助の養父母等。

挿絵情報。カラー口絵1(ちびっこ仙助♡と天の出会いのシーン)、モノクロは全部で10枚。冒頭の2枚がすんごく好きです。1枚は立烏帽子、狩衣姿の頼久、かっこよすぎるーーーーーーーー。もう一枚がしわくちゃ爺さんになってからの頼久。しぶいっ こんなしわくちゃ爺さんなら「あり」です!!と頼久全面推し。仙助はちゃんと現代っ子、らぶりー天ちゃんの編んだニット帽もとっても似合う子です♡ああ榊先生の描かれるイケメンはまじで格好いい。


**********以下は 苦手だった部分に触れる内容

頑張った頼久~仙助と天ちゃんはすごい!ありえない!よく頑張った!と「大天晴」を差し上げたかったのですが、何かがひっかかって。それが何なのか分からず、ここ何週間か考えて、ようやく、頑張った結果の「永遠」がダメなんだと気付きました。繰り返していただくのは大丈夫なんですが、私はいつかは終わりたい。だって一人だけではなく「二人いて、その関係性をずっといつまでも維持する」なんてあり得ない・・・・と考えてしまう世知辛い、弱っちい人間なもので。そのため、二人のすれ違う想い、痛い気持ちに号泣したのですが、「永遠」の匂いを感じて神をつけられず です。

雨月先生のファンタジー、何作か読ませていただきましたが、なんとなくどこかがイタイです。自分にとっては多分甘いだけのお話じゃないと心して、次回作もまた楽しみにお待ちしております。

0

壮大な愛の物語に泣けました

とてもロマンティックなタイトルに心を惹かれたのですが、読み終えた後は「千年恋空」の本当の意味に思わず涙。とても深くて素敵なお話でした。


内容です。
出来損ないの雷神である天。
「虹色食堂」の店主夫妻の養子である仙助は、常連客である天に恋心を抱いています。しかし高校生になった仙助は、戦場で天を思い続ける男の夢を度々見るように。それが自分の前世なのではないかと疑い始めてー・・・というものです。

こちら、輪廻転生ものになります。
物語は千年前、雨乞いの為に召喚された天と、彼を召喚した陰陽寮の天文博士である頼久との出会いから始まります。
落ちこぼれで居場所のなかった天に、世の中に冷めて退屈しきっていた頼久。互いに惹かれ合った二人は、日照りで困る人々を救う為、共に旅に出ます。しかし人間の寿命はあっと言う間で、やがて二人は永遠の別れに-。必ず生まれ変わって会いに来るとの言葉通り、何度も転生して天と巡り合う頼久。しかし生まれ変わった彼には、その記憶は無く・・・という流れです。
そしてここから現代。料理人を目指す高校生・仙助と、千年もの間、何度も生まれ変わる彼を待ち続ける天といった所になります。

仙助と天の物語ですが、最初はほのぼのと進みます。神としては出来損ないながら、一生懸命雷神として町を守り続ける天。そんな天に5才で出会った頃から愛情を注がれ、彼に対して恋心を抱くようになっていた仙助。仙助が天を手に入れようと、あの手この手で頑張っているのがほのぼのします。また、天が鈍すぎてちっとも進展が無いのにも笑わせてもらえます。

そんな折り、徐々に前世の記憶がよみがえる仙助。更に、生まれ変わってくる彼を「友達」として迎え続けた天にも、隠し続けていた胸の内があり、と言った所。

ここからめちゃくちゃ切ないです。ひたすら待ち続ける天の健気さも切ないのですが、過去の「彼」達の思いも切ない・・・。いつまでも変わらない若々しい天に対して、老いて弱くなっていく「自分」。また、戦場で片腕や片目まで失いながら、それでも天の元に帰る事だけを願って命にしがみつく「自分」。
更にそんな記憶がよみがえるに連れ、混乱を覚える仙助。
そしてここから、ただただ転生を繰り返すだけかと思われた「彼」の衝撃の事実も分かったりして。
泣けました。

こんな何度も辛い経験を繰り返すのかと胸が痛くて仕方ないのですが、ここでタイトルにもある「千年」が大きな意味を持ちます。
頼久の、あまりに壮大な計画に驚くと共に、吹っ切れた仙助のとんでもぶりが驚かせてくれるんですね。好きな相手を幸せにするために、ここまで壮大な事をやる男はなかなか居ない・・・。

と、かなり切ない部分もありますが、最後は共に寄り添う幸せな二人の姿に、思わずホロリとさせられます。二人の心情が、深く追ってあるのも良かったです。とても感動しました。

10

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