• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作光、瞬く閒

瀬浦 利久,小学生〜高校生
灰庭 瞬,引きこもりニート

あらすじ

自分を信じてくれる人がこの世にたったひとりでもいること、大好きなひとが笑ってくれること―
こんなに心強くてこんなに幸せなこと、他にない。

ヤクザの家に生まれ、誰も自分を信じてくれないと思っていたみかを救ってくれたのは、太陽のように明るくお調子者で、誰にでも好かれる小学生の瀬浦利久だった。
無邪気なまま高校生になった利久だが、親友ふたりが自分に内緒で付き合っていることを知ってしまったことで、固く心を閉ざすことに。
鬱々とする日々の中出会ったのは、引きこもりニートの灰庭瞬だった。
まるでかつての利久のように、無邪気にひとを信じる瞬に反発しながらも、いつしか惹かれていく利久は…。

ひとりの少年が大人になるまでを、彼を取り巻く様々な恋心とともに優しく繊細に描く、オムニバス形式連作!

作品情報

作品名
光、瞬く閒
著者
佐藤千鳥 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
発売日
ISBN
9784866690803
3

(43)

(8)

萌々

(9)

(12)

中立

(5)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
8
得点
117
評価数
43
平均
3 / 5
神率
18.6%

レビュー投稿数8

完全に構成ミス。

BLに限らず恋愛モノの作品では最初にCPっぽく絡んでいる二人が最終的にくっつくのだろうと読者は期待し読み始めます。
そこを違う二人がくっつくという裏切りをする場合、うまく物語を展開させ、読者を納得させてくれる説得が成されていなければ拒否反応が強く出てしまい、評価が割れてしまうと思うのですが、この作品はその読者を納得させてくれる展開が全く成されておらず、2話以降物語が進むにつれもやもやが膨れ上がってしまい、私の場合「あ、これ、そっちか」となった時点で読むのを放棄してしまいました。 

購入から半年経ってようやく2話からまっさらのつもりで読んだら普通に読めたし萌えたのでお話事態は問題なく良作だと思います。他の方も言っていましたが、1話目を番外編として最後等に配置していれば違和感なく読めたと思います。

ただ最初のもやもやがずっと抜けず、一話目で出てきたミカというキャラクターが一番好きだった事もあり、どうしても頭の切り替えが難しく今回の評価となりました。

2話目以降ミカの容姿の激変や、ヤクザ云々の設定が それ、いる? という印象になってしまっているのも非常に残念。

中身はよくても構成を間違えるとこうも作品に悪影響が出てしまうのだなという勉強にもなった作品でした。

まだ未読でこれから読むという方は2話目から読んで1話目を最後に読むことをおすすめします。




4

構成をもっと……どうにか

1話目はいったい何だったのか……主人公だと思っていた人が主人公じゃないだけならまだしもめちゃくちゃ脇役で、脇役も脇役だと思ってた人が主人公の相手!?となってすごくもやもやしました。
最初に見たCPっぽいものをこの作品のCPだと思ってしまうのでこの構成はもっとどうにかならなかったのかと。おそらく最初がこの話から入らなければ評価は全然違ったと思いますが編集さんもなぜこの入りでGOを出したのか謎過ぎて私には受け入れられませんでした。

5

1話目は番外編がよかったと思う

絵柄は好みです。

でも、1話目で登場したミカとリクの話なんだと思ったら、
2話目からはリクは高校生になり、ミカはちょっとしか出てこない脇役に・・・。

1話目でもちょっと登場した瞬とリクの恋物語でした。

確かに瞬も、ちょっとだけ登場のわりにはカッコいいから気になってましたよ。
だから、おーあの助けてくれた子も登場するんだーって思ったけど
まさか、その子(瞬)とリクがカップルになる話だとは・・・。

なんか、瞬が出てきてからミカほとんど出てこないなーとは思ってたけど
リクが瞬を好きだってなって、「えーそっち?!」っていうのがすごくて
その後も、ずーっと、えーそっちなの?ミカじゃないの?っていうのが
なんかすごく残念で残念で、いまいちリクと瞬に入り込めませんでした。

うーん、瞬とリクのカップルの話にするんだったら1話目ない方がよくない?って思います。
1話目はあれはあれでほんのりBLな感じでまとまってるちょっといい話だとは思います。

でも2話目以降と内容的にあまり繋がりがない。

キャラは同じ人が出てるけど、ミカのヤクザの家を継ぐって話もどうなったのか言及なく、ミカは古本屋の店主やってるし、ミカの見た目が変わりすぎて別人?髪違うだけじゃなくて顔もほんとに同じ?って思わず確認しちゃったし(微妙だけど1話目の目の特徴があまりない)、リクは1話目ではあんな太陽みたいなキラキラ少年だったのに、ひねくれた高校生になってやりたいことなくて進学せずにコンビニバイト店員になっちゃうし。

ミカの見た目の変わりようもビックリだけど
それ以上に、リクの中身があまりに変わっちゃってビックリ。
そりゃまあ小学生のままのキラキラは維持できないかもしれないけどさ、高校生は思春期だし、友達との気持ちのすれ違いとか進路に悩むとか、ありがちな事ではあるけどさ、印象が違いすぎる・・。

強くなってミカを守るって言ってたのはどうした?
と思わずにはいられない。

ミカとは一生友達とは言ってたけど、ミカを守る的な事について言ってた事については触れないの?って思いました。
1話目の小学生の頃は大部分なかった事になってるのかな?
若気の至り的な?あの時は小学生だったからーって事?
まあ現実的にはあると思うけども。ガッカリすぎます。

思うに、この1話目は番外編にしておくべきだったと思います。
2話目以降の本編を読んだ後に、サイドストーリー的な感じで1話目があれば、ガッカリ感はなかったと思うし、すんなりリクと瞬の恋物語を読めたと思うんです。

1話目から読んだら、そりゃあミカとリクのカップルを期待するでしょー。

あのキラキラ少年だったリクが、友達が自分に大学名を教えてくれなかったと仲間はずれにされたって拗ねて、それがまさか高校3年生のほとんどの期間そのままずっとその状態で卒業しちゃうとは・・。

進学しないって宣言して、そのままほんとに進学せずに卒業しちゃって、コンビニバイトなんてして、やる気ない人になっちゃうなんて。
瞬への対応も最初の頃、やな感じだったし。
小学生の頃と全然違う。違いすぎる!

ミカの店への就職を断られたから、ミカともずっと疎遠になっちゃってたのかな?

あそこで夏が過ぎ、冬が過ぎ、卒業式までが、まさか3ページくらいでさーっと過ぎてしまうとは思わなくてビックリでした。

1話から読むとどうしてもリクの違い、ミカがほとんど登場しない事を残念に感じてしまうと思います。

リクと瞬のカップルの話を書こうとしてなんだったら絶対構成が悪いと思います。
なんで、こういう構成にしたんだろう?
編集の人はなぜこれを許可したんだろう?って思ってしまいます。

もしかして最初は読み切りで、間が空いて続きを描いたからなのかな?とか思って、掲載号を確認しましたが、続きで載ってるので、そういうわけじゃないみたいだし。
あとがきでも、作者さんは特にそういった事を言ってないし。

2話以降のミカの存在感の薄さを見ると、なぜ1話目があそこまでミカを中心にした話だったの?ヤクザの家とか引き取られたとか、2話目以降で全く絡んでこないので、必要なくない?って思います。

ミカとリクだと思った残念感が拭えず、最後まで瞬とリクの話に入れないまま読み終わって、読み終わっても残念な気持ちがありすぎて、ここに書きました。

kindle unlimited

10

Juliana@ゆりりん

Kindleで読み終えて...そんなこと思うの私だけかな?と思ってここに来たら全く同じことを思って書いてくれてる方がいたので少し救われました。
ありがとうございます。読み終わったあとのモヤモヤがやばいです

期待した展開とは違ったかな…?

他の方もおっしゃってますが、「あー!そっち?!」と思ったりはしましたが、終始朗らかな気持ちで読めました。主人公(でいいのかな?)の利久のまっすぐさが眩しい作品です。

まっすぐゆえに周りの人間関係に誤解を受け、ひねくれてしまいますが(字面だと矛盾してしまうのですが)、それが彼の葛藤だったのだと思います。
とはいえ、登場人物は皆魅力的です。
前向きだったり公平な姿勢が目立ちます。

私はこの作品好きでしたが、1話目にフューチャーされるみかという青年、2話目以降はほとんど登場しないので、みかの物語を期待していたからその先の展開を読み進めるうちにちょっとした寂しさを感じてしまいました。なので、作品全体としては「萌」で評価したいと思います。きっと評価が伸びきらないのも2話目からの方向性に違和感を持つ方が少なくなかったからではないかと。
でも、利久と瞬のお話としては良かったので、もし、みかの恋を取り上げるスピンオフが読めたら、きっと自信を持ってオススメできるようにはなるんじゃないかと思ってます。

4

そっちかー!(裏切られた感

電子試し読みで1話冒頭を読んで興味を惹かれて購入。

この流れで読むとなんで作者はこういった構成にしたのか全く分からないです。
1話のメインの二人の話だと思うじゃないですか。
なのに1話で主人公だった人物が2話でいきなりモブレベルまで脇役に回ります。

ないなー、ないわー。
前に他の本も読んでます。その時は話というよりはキャラクター設定が合わなくて絵柄は好きだけどイマイチだなという評価だったのですが、今回のでもう根本的に合わないんだなと思います。

お話の作り方としては(2話から始まると考えれば)丁寧に作られているし、
(くどいけど2話から始まったと考えれば)流れなど良いと思う。
途中からは切り替えて読んだのでそこそこ楽しめたし。
絵柄も嫌いじゃないから中立と悩むんですけど、やっぱり裏切られた感が強いのでこの評価にしようと思います。

1話主人公は別に相手がいそう(話が出来そう)な空気なのでこういう構成になったのだろうなと思わなくもないんですけど、それでもね。
あともうひとつ、1話主人公が2話では面影が全くなくて誰だか分からないレベルってのもどうなの。

9

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP