【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】
童貞であることにコンプレックスがある大学生3年生の彰人。
同じ学科の名前も知らない人気者イケメン・椎名と同じゼミになり、親睦会へ。
電車がなくて困っている彰人を部屋に泊めてくれたり、気を遣ってくれたりと、実はとても良い人であることに気付き、仲良くなります。
彰人は椎名が男の人と付き合ってると知って
色々想像しているうちに、明確にというわけではないですが、友達以上の感情が芽生えたような感じです。
椎名も、正直で偽らない性格の彰人といることに居心地の良さを感じているような。
椎名はみんなにいい人で、悪く言えば八方美人。彰人は真面目で正直で嘘がつけない性格です。
そんな正反対の二人なので、何気ないことですれ違いというか、モヤモヤしてしまいます。
でも「モヤモヤした感情」だけで終わらせるのではなく、何故モヤモヤするのかの理由をちゃんと自覚し、お互いに向き合えるようになります。
彰人の性格っぽくていいな、と思いましたし、何より読んでいて腑に落ちてスッキリました。
そんな彰人に影響されてか、自分の気持ちに素直になれた椎名がどんどん可愛くなっていくのも良かったです。
彰人と椎名の雰囲気が、少しのほのぼのと可愛い感じなんです。
彰人はけっこうはっきり言うタイプなのに、会話の掛け合いが癒し系というか。すごい好きでした。
爽やかとは違う、独特なふんわりとした雰囲気のある大学生のお話で良かったです。
意外性がありました。もしかしたら好みが二分しちゃうのかなと思いましたが、私の性癖的にはアリよりのアリで、ちょっとおまけの神にしちゃおっかなーと迷ってしまう萌2です。(でも、のえ丸様のレビューはとてもよくわかります…)
察する能力高すぎなイケメンモテ男(椎名)と正直すぎる真面目童貞(大沼)です。生真面目な大沼のリア充・椎名に対するちょっと屈折した感情描写とその変化が面白くてグイグイ惹き込まれました。お友達のキャラもよくて、途中まで普通にいい青春だな~と思いました。
だけど!徐々に正反対の二人が、それぞれの内面奥深くに影響を及ぼしあうんですよね。
大沼の告白に、”じゃあ 付き合う?”ってモテ男が言うんですけど、も~~これが不正解すぎて笑えました。そして、ここからの展開がかなり好きでした。
素直な感情むき出しでフラれた過去(たぶん子供っぽいと言われたくないコンプレックス)から、誰に対してもしれ~と大人な態度を装って自己防衛してた椎名が大沼のまっすぐさにあてられて惹かれて、つい本来の子供っぽい独占欲を表出させていくんですけど、それが正解、つか萌。上辺が取り繕えないと動揺する椎名と、告白しておいて…な自分の態度を猛省する大沼がかわいいモダモダがあり、「童貞 俺に頂戴?」のパワーワードから、めでたく大沼が無事童貞を卒業するんですけど、その儀式中に椎名が「痛いけど うれしい」言うのが…もう最高にエモ!!むしろここから、あともう1巻くらい読みたいという気分でした。(攻修士課程卒業まで…)晴れて”攻”になった大沼の一言が、、かわいいです。つか、もっと無敵になったところ読みたし!何気に椎名のビッチ感好きなんで、もっとスケベが読みたいというのが本音です。
コミコミさんのリーフレットは、椎名という人物を知るうえで結構重要なポイントついてきてるなと思いました。
隠キャ×陽キャでした。
他のレビュアーさんも仰ってるように、左右逆で想定してたんですけどね。
いざ初Hとなった時に「そっち⁉︎」とはなりましたよ、童貞真面目隠キャは個人的認識では受けだったもので。
左右が想像と逆でも全く問題なく楽しめる性質なので無問題でしたが、こだわりがある姐様的には厳しかったかも知れませんね。
物語的には真逆な2人が同性と付き合ってるというカムアウトから意識し始めるという、どこかで読んだ事あるようなお話でしたが、椎名の友人2人のキャラが良かったり、彰人が告白してからすれ違っちゃうもどかしさが他の作品にはない部分だったかなと思います。
クリスマスに邪魔するなって言われてあえて凸してくる友人クン。大学生あるあるって感じで好きでした。
でもこれで良かったのかな~と思います。
攻の彰人が、天然でツンデレっぽいとこもあって、表情百面相がと~~~っても可愛かったです。
瞳が綺麗で真面目で彰人の魅力が光ってました。この子は受攻どちらでもよかったのですが、受の椎名があまり好きなタイプではなくて、イケメンでキラキラしてるけど俄然彰人の方が好みです。
椎名は、バイ?なのでしょうか?経験豊富なような感じだったので、ここは彰人に譲って正解でした。
椎名は誰にでも優しいけど、その優しさが多くの人を傷つけていたことがわかったのかな?
博愛主義者に見えて実は自分が1番大好きという人の典型のような傷つきたくないのはわかるけど、結局そんな人は誰からも愛されないんだよぉ~
彰人に出会えて本当に愛することを知って良かったです!
佐藤千鳥先生の本はいつも表紙にひかれます。特に表紙の色使いがポップな感じてとても好きです。思わず手に取ってみたくなる表紙なんですよね
作画もわりと好みです。
1話はすごくテンポが良いんです。
彰人の不器用で自己評価も低めだけど正直でお人好しなキャラと、椎名の 気遣い屋が発揮されすぎて、もはや八方美人にしか感じられないキャラの描写が絶妙で。
でも話数を重ねるごとに、ひとり、ひとりの心の動きや内面は良くわかるのだけど どちらにも感情移入しきれない、ポップでキュートなんだけど、気持ちよく切なさに浸れる瞬間が...なかなかおとずれないという謎の現象に陥ってました。
少しずつ彰人と椎名が仲良くなって、自分の気持ちを自覚して 何となくぎこちなくなってと、過程が丁寧に描かれているのに「いつのまにか好きになっちゃっていた」感が拭えない。
そのせいで、大イベントである告白や 相手からの「嫉妬」という最重要萌ポイントが唐突に思えてしまった。
最後に印象に残った部分。椎名の赤面シーンは かわ格好よくてお気に入りです。明るくて前向きなお話なので今の時期にはピッタリな気がします。