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表題作ジュリエットのバカ

大成
α・琉夏とは幼馴染で番
琉夏
Ω・大成と番

その他の収録作品

  • ずっとできなかったこと(描き下ろし)

あらすじ

番になって、ごめん

ひたむきで誠実なα
×
不器用で意地っぱりなΩ

愛し合っていたはずなのに
抱かれるのは発情期だけ。
ちぐはぐな恋心が胸に響く一作。



好き、だけじゃダメなんだ

Ωの琉夏(るか)とαの大成(たいせい)は番。
普段は一緒に暮らさず、発情期の時だけ体を重ね合う。
セックスが終わるとすぐに帰ってしまう大成に
「帰らないで」の一言が言えない琉夏。
素直になれず、少しずつ歪んでしまう関係性。
すれ違いが切ないボーイズラブストーリー。

作品情報

作品名
ジュリエットのバカ
著者
小林スメアゴル 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS
発売日
ISBN
9784865894714
3

(100)

(16)

萌々

(21)

(22)

中立

(30)

趣味じゃない

(11)

レビュー数
11
得点
260
評価数
100
平均
3 / 5
神率
16%

レビュー投稿数11

切ないの波が押し寄せる

オメガバース作品で「番なのに別れている」から始まるお話はなかなか見ないのではないでしょうか。
そこでもう既に切ないのにΩの琉夏の劣等感やαの大成のひたむきさがもどかしいですし、大成を解放しようと琉夏が企てた浮気計画、中学生の逃避行は胸が押し潰れそうになり、プロポーズにシーンは涙が出るほどに鮮やかです。

発情期ではない時のセックスを恥ずかしがる琉夏がすごくかわいくて、その感情はオメガバースと更に「ジュリエットのバカ」のお話ならではだと思います。

エロの量は少なめなのですがめちゃくちゃエロいです。♡マーク乱舞のセックスも最高ですが極めつけは♡の子宮……!!!!そして薄い白の修正越しの、大成のゴムをつけた性器の質感も目を凝らして見てもらいたいです!!

前作「やさしくできたら」でもそうでしたが小林スメアゴル先生のかわいくて優しくて切ないお話の発想とセンスが素晴らしいです!次回作にも期待しています!

6

ややボリューム不足

小さな頃から一緒で、いつから好きだったかなんて思い出せない、そんな風に長く強く想い合う二人のお話です。

Ωの琉夏は心臓が悪く、発情を抑える薬を飲めない身体。
そのため、発情期を迎える頃にはΩが多数を占める地域へ行くことになっていたが、事情を知った幼馴染のα・大成から想いを告げられ、番になる。

でも、かっこよくてモテる大成を見ていると、独占欲や嫉妬に駆られ、「大好き」だけでいられなくなることに苦しみ始める琉夏。
そんな時、いつも何かと絡んでくるαの武井と言い合いになり、襲われてしまう。
身も心も汚れてしまったと絶望した琉夏は、大成に別れを告げます。

その後、別れたものの琉夏の発情期を心配した大成と、発情期の時だけ抱き合う仲に。
琉夏の助けになりたい大成と、そんな大成を解放してあげなくてはと悩む琉夏の切ないすれ違いの物語です。

最後は笑顔いっぱいのハッピーエンドで、大成に「だいすき」と笑う琉夏の表情が幸せでたまりません。
ただ、全体的に駆け足気味で、所々急展開なのが惜しいところ。ページ数も少ないので、もう2話くらい欲しかったなと思います。
二人のつらい別れの決断や、これまで発情期に抱き合うだけだった切ない日々など、重要な部分があまり深く描かれていないので物足りない。

あと、絡みが冒頭の一回しかないので、同じ一回なら、二人がもう一度番として踏み出した最後に入れて欲しかったです。
描き下ろしにて、発情期以外でするのは初めてだと戸惑う琉夏がかわいくて、合体なしでもほっこりして大満足だったのですけど、結果的に冒頭の「発情期の処理」としての一回のみになってしまうのがちょっと寂しかったです。

7

ヒート意外の見せ場を是非見てほしい!

この小林スメアゴル先生のインパクトあるお名前と、首におリボンというかわいい表紙に惹かれて読みました!

繊細なタッチでなんだか郷愁をそそられる絵柄です。
本当は愛し合ってるのに、受けの琉夏くんに不幸な出来事が起きて、少しずつすれ違ってしまう彼らが切ない。

発情期のたびに癒してくれる大成くんを解放してあげようとひと芝居うつとこのシーンがわたしとしてはとても見どころでした。

いつもどことこは触らないでと注文の多い琉夏くんが好きにしていいから抱いてとせがむのです。大成くんは迷わず胸に唇をそわせて吸ったら!!!!

セーターがじゅわー
ええ?吸い出しが強いの?
セーターが薄いの?
それとも母乳⁈が噴射なの?と大興奮して、思わずiPhone画面を拡大し、スクショしました!!!!!

話は、いちゃいちゃしているところに琉夏くんのお友達が登場して、間男扱いされ、泣く攻め大成くん!!
わたし、泣く攻め好き!!!なぜかわからないけど。

ここだけ読むだけでそうとう価値ありました。

欲を言えば、大成くんと琉夏くんの馴れ初めをもっと描いてほしかった気はします。

趣きを変えた乳首責めみたいひとをぜひ読んでもらいたい一冊!!

1

両片思い過ぎてしんどい

普段オメガバを読まない自分には、新鮮なストーリーでした。でも、何か足りない。

好きで番になったのに、うまく感情を伝えられなくなり、体だけの関係になってしまった大成(攻)と琉夏(受)。実は、別れてからもずっと両片思い状態。

けど、大人になってからも、こんなズルズルしてることある!?ってくらい、読んでて、もどかしくてしんどい関係でした。

中学生で番になって、高校生で別れて、それから琉夏は成長してないってくらい子どものままで。それに合わせちゃう大成も、どうなのよ!ってツッコんでしまいそうに(笑)

途中、琉夏が発情期以外でもセックスしたいと大成を誘うのですが、その時に大成の本音が漏れるんですよね。いつもと違う触れ方も凄く良くて。もっと見たいのに、すぐに中断…。もう少しあのシーンが長ければ、次の展開への大打撃を受けたと思うのですが、何事も急に起こり、ご都合主義で唐突に進んでいく。もしや上下巻くらいでじっくりゆっくり進んだら名作になっていたのでは?とちょっと思ってしまいました。

ストーリーと絵柄は嫌いじゃないし、表紙絵がとても綺麗でしたので、ちょっと評価は上げときます。

0

切ない両片思い

高校の頃に番契約を結んだ大成と琉夏。
でもΩの自分がαの大成の足を引っ張るのが嫌で一方的に別れを告げた琉夏。
別れた後も番契約を結んでいるので大成にしかできない性欲処理のため、発情期の時だけ身体を重ねる2人…というお話。

あくまでセフレ、ですが丸分かりの両片思い。
思いは一緒のはずなのに、素直になれずすれ違うのが切ない。

他の方のレビューにもありますが、私もやや駆け足すぎた感じがしました。
もっと大成と琉夏2人のシーンにページを割いて欲しかったな。
大成が、琉夏のことが大好きでたまらないという顔をするシーンが凄く好きだったので、
そういう切ない両片思いがもっとじっくり描かれていたら、個人的には神作品になっていたかもしれません。

琉夏に迫るいじめっこαの話がちょっと胸クソすぎたなあというのと
あとHシーンがストーリーの切ない雰囲気に合わないぐらい画面がうるさかった…という残念さもあってこの評価ですが、
でも2人のすれ違いや切なさはめちゃくちゃキュンとしました。
ラストの幸せそうな2人も◎

蜜月の2人のお話が読んでみたいと思うCPでした。

0

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