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最強の喧嘩ップル!
硬派な空手部主将α×強気受け柔道部主将Ω
自分の身は自分で守る!書いて字の如く”強い”Ωの椿は空手部主将の石尾とは犬猿の仲。顔を合わせれば喧嘩ばかりで馬が全く合わないいけ好かない男・石尾にどうにか一泡吹かせてやろうと目論んだ椿は、あることをすると石尾が面白いくらいに反応を示すことに気が付く。
それから椿は石尾を追いかけ回し、しつこく迫って面白がっていたが、遂に我慢の限界に達した石尾の行動に驚きながらも何故か心臓はうるさく鳴っていてーー
◇
抑制剤で完璧にヒートを抑え、且つ自身も強く、たくましくあることでΩというハンデをもろともせずに生活してきた椿。しかし石尾に項を噛まれ(ヒートではなかったため番は不成立)、自覚を促されたことをきっかけに自身のΩという性に向き合い始める。
石尾はといえば、椿が気になって気になって仕方がないといった様子だが、実は婚約者がおりそのことから椿と拗れることに……
拗れた原因は主にこの婚約者にあるわけですが、蓋を開けてみれば石尾はいつだって椿のことを一番に考えて先回りし、行動しようとしていたことに愛の深さを感じます。
また、この婚約者は女性なのですが拉致した椿の項に噛みつくシーンがあります。そしてそのままα女性に椿が抱かれてしまうかと思いきや、そこはしっかりと助けにくる石尾のキレ顔がとても良かったです。
その後、1話の自覚させるために項を噛んだ件以降、全く手を出す素振りのなかった石尾は椿を家に連れて行き初めて繋がります。ここでグッときたのは石尾の婚約者であった女性の歯形のついた項に石尾が何度も噛みつくシーン。石尾は見るからに椿大好き!ですが、ここまであまりその愛情を椿が理解し受け取れる場面がなかったのでこの独占欲と嫉妬心の見えるカットには思わずにやりとしてしまいました。
その後、高校を卒業したら番になると石尾は椿に宣言しますが、現実的にはなかなか難しかったようで実際に番になったのはそれから数年後。長い間続けてきた為、癖で薬をうっかり飲みそうになってしまう椿ですが、具合的にはヒートはもうすぐのよう。
「先に始めてようぜ」と石尾を誘う椿は男らしいものの、ベッドでは堪らなく可愛い姿を見せてくれるギャップが最高です!そうして、遂に番になった二人は、喧嘩をしつつ仲良くしつつ、素晴らしいパートナーとして歩き始めるという締め括りでした。
番が成立した後、ショーウインドウに映る項の咬み痕に嬉しそうに微笑む椿が愛おしくて、胸がギュッとなりました。というのも、その少し前のページ、石尾が椿の項を噛む前に椿が今まで自身がΩであることで苦しんだ姿が描かれています。前向きに生きてきた椿にも涙を流し、傷付いた過去があったことにとても切なくなりました。なので、石尾という最高のパートナーを見つけ、彼と番になるために今までがあったのだと言える椿は力だけでなく本当の意味の強さを持ったキャラクターなのだなと少し目頭が熱くなりました。
それにしても石尾の我慢強さは半端なかったですね!なんて硬派な男なんだ……と思いつつカバー裏を覗くと、あのシーンやこのシーンで石尾がどんな思いでいたかが読めて最高だったので私は紙推奨です!また、ときたほのじ先生の描く身体が本当に素晴らしくて……パーフェクトボディをなぞりながら「これはお前に抱かれるための身体だ」と言う椿のエロさといったら……!
絵が本当にお上手で眼福です。今後のご活躍にも期待しております!
余談ですが、椿はその後女の子を産んだそうです(先生のツイッターより)
オメガバース設定ですが、αΩどちらもガッチリ体型の男前なのが大変良い。
でも受けの持月の方はいう程ゴリラではないです。(戦闘力のことを言っているならゴリラかもしれない…笑)
腰細いし腹筋エロいし雄っぱい肌蹴すぎだし無意識に色気だだ漏れで石尾を煽るし…。
そのくせ料理が上手くて弟妹の世話をする家庭的な面もあります。
個人的にはこういうギャップに弱いのです…。
石尾の方も実は好きな子になかなか手を出せない奥手さんで、意外でした。
弱みを見つけたとばかりにぐいぐい来る持月に対して
真っ赤になってわたわたしてしまう所がとても可愛い。
帯にはケンカップルと書かれていたので、どんなものかと思っていたのですが
激しいのは序盤の方だけで、そこまで始終喧嘩しているわけではありません。
喧嘩というよりは石尾に構ってほしいとかΩは弱者だからと変に構えられるのが嫌だとか
そういう感情から、持月の方が積極的に絡みに行っているだけなように見えました。
そんな、表面上は強そうに見えて本当はΩ特有の悩みも抱えている持月の内情が
この物語の軸になっている印象です。
Ωに生まれたことで起こる様々な苦難に今まで必死に耐えてきた持月が
石尾から向けられる真っ直ぐな想いのおかげで、やっと報われた気持ちになる…
そんなラストシーンにはグッときました。
ポンコツだけれど、肝心な時にはやる男!な石尾に感謝です。
作家買いです、筋肉作家さん大好きです。
筋肉好きな人にはお勧めします!
ストーリーも特に過剰な癖など無いので、普通に読める作品だと思います。
漢前ゴリラが受けってすごくいいです!無条件で神評価です!
読んでて思ったのが、オメガバースじゃなくてもいいんじゃ?と。
他の方も書いているように、作中にαだΩだって単語がでてくるからオメガバースだって思い出すけど、その単語がなくても成り立つ漫画だよねー?筋肉DKケンカップルのお話だよねー?と思いながら読んでいました。
不幸なΩも出てこないし俺様αも出てこないので、「オメガバースってなんか苦手…手つけてみよかな…?どうしようかな…?」と迷ってる方に薦めてみたい漫画です。
この作品のcpは、
石尾くん(空手部主将α)×望月くん(柔道部主将Ω)
ガタイの良い者同士を描いたオメガバース作品です。
赤面石尾のポンコツで誠実なところ、望月の滲み出る色気に、頭がくらくらしました。
石尾くんの「卒業したらお前を番にする」宣言が、甘酸っぱくて、とても可愛いです……!!
ほのじ先生の描く男子高校生は、可愛いの暴力です……!!
次回作でも可愛らしい男子高校生をたくさん見ることができたら嬉しいです!!
オメガバースがこんな風に描かれているのはとても好ましいと感じました
マイノリティであるオメガのための薬はよく効くように作られているみたいだし、オメガであるためにベータよりも頑張って血反吐吐く思いでゴリラになったんでもなさそうに見える
生まれ持った能力の差がほとんどないのかアルファが変に畏れられていたりする歪さもない
もしかしたらこの作品の中でも椿は偶然に恵まれているってことなのかも知れないけれど、部長になって問題なくやれているのだから、彼だけが特殊ってこともないのだと思いました
オメガでもアルファでもベータでも、頑張った人が活躍しているってのが良い
ただ、妊娠したり番にされたりする危険があることは変わりないからオメガを気遣う必要はあるってことで、もともと育ちもいい石尾が気遣うがそれが椿のプライドを刺激してケンカになってしまっていたけれど、接近して困らせる作戦に変えたりした椿はどうなったら勝ちだと思っていたんだろう
きっと何も考えてないせいで噛まれるハメになったんだろうけれど、距離を取られる方向じゃなくって良かったよ、本当
ときめいたり体が熱くなったりするのはオメガバース関係なく、好きな相手といたら誰にでも起こることだからそこら辺もオメガだからと大げさに描かれず良い
ここの薬はよく効いて本当に素晴らしい
女性のアルファが出てくるところも良かった
いつも他のオメガバース作品読んで女アルファはどこにいるんだ?って思っていたので
ただ、男同士が恋愛、結婚することに邪魔がなくなっただけのオメガバース、ハッピーで最高でした
時代物ならいざ知らず、現代で性別を理由に差別され虐げられるお話はしんどいのでオメガバースはこんな風に描いてくれたら楽しいと思いました