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愛してるから嵌めさせて

aishiterukara hamesasete

  • 電子単話
  • 電子書籍【PR】

表題作愛してるから嵌めさせて

速水
トモ

あらすじ

トモと速水(はやみ)は小学校からの幼なじみ。
独身フリーターとエリート商社マンという正反対な肩書を持ちながらも、学生時代と変わらずに気の置けない関係を続けていた。

そんな折、トモの新しい彼女が、速水とラブホテルから出てくる姿を目撃してしまい…。

親友からの裏切りに動揺と怒りを覚えたトモ。
速水の家を尋ねると、彼から告げられたのは衝撃の一言で!?
「俺が好きなのは、ずーっと…」

激重執着幼なじみ×鈍感ノンケ
溺れるほどの快楽に嵌められ、骨の髄まで愛される――

※こちらは、WEB雑誌『Charles Mag』に収録されている作品の単話配信です。重複購入にご注意ください。

(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)

作品情報

作品名
愛してるから嵌めさせて
著者
凡乃ヌイス 
媒体
漫画(コミック)
出版社
メディアソフト
レーベル
Charles Comics
電子発売日
4.5

(15)

(10)

萌々

(4)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
67
評価数
15
平均
4.5 / 5
神率
66.7%

レビュー投稿数4

短編なのに圧倒的満足感

めっちゃ良かった。
内容は大体あらすじ通り、そのまま無理矢理展開になるのですが、あらすじからは全く想像できない魅力がありました。
短編なのでそれなりに急展開ですが、展開自体には違和感なし。過去回想も無理矢理ぶち込んだ感がなく、全体的に綺麗に纏まっていました。


寝取りがバレた後の速水の開き直り方が怖くて良かったです。可哀想の基準がおかしい(笑)

そして一見可哀想なトモですが、堕ちた時のモノローグが『これでいいじゃん』な所にクズが出ていて良かったです。モノかよ。お前、今までの女のことさして好きじゃなかっただろ感。
いや、実際可哀想ではあるのですが、過去回想の冷たい顔も効いてクズ味を感じました(違かったら申し訳ない)。
愛してくれるなら誰でもいいとも取れるモノローグ。そこまで追い込まれたということなのでしょう。

全体的にキャラの表情がスゴく良かったです。

前提として学生時代の発言を引き摺っている速水の思考が完全にヤバイ人なのですが、速水からすれば裏切ったのは速水じゃなくてトモだったという静かなどんでん返しがめちゃくちゃ良かったです。
ラストにタイトル回収するのも良かった。

最高!!!

5

タイトル「嵌めさせて」に込められた想いにゾクっ♡すんごくおススメ‼

40ページ無い短編ながら「読ませる」お話し!
読ませるお話しだけど凡乃先生らしいエロティックさは十分♡

そして…!
短編でもレビューを書きたい‼と思わせる「読ませる」その内容と仕掛けがイイ‼
詳しい内容は控えますがタイトルと表紙から想像出来るゾクっと感は裏切られませんので是非~
最後の最後まで楽しめます ((*♡ω♡*))
…むしろ!最後の最後が最高ーーー‼←ホント、見て欲しい~ッ

攻めの執着、囲み愛系が好きな方には全力でおススメ間違いナシです
先生の描くちょっと屈折した仄暗さのあるBLに癖を刺激される幸せ♪
敢えてこの短さだから!の良さもあってとっても好きです
受けの可哀そうアホっ子感も攻めとの相性もバッチリ!

そして1番の推しはこの作品のタイトルが秀逸‼と叫んでおきたい♡
囲い込み系の「ハメる」もあるけど、最期の1コマで「嵌めてる」のがキラっと輝いているのを見て”あーーー!なるほどーーー…‼ヤラレターーー‼”
と…この「愛してるから~」のタイトル回収に繋がってるダブルミーニング的仕掛けの妙やそれまでのあの描写がここに効いてくのかぁ……!と、攻めの最後の表情並みに私もゾクッとウットリです( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
大仕事をやり遂げた男らしささえ感じます!(言い過ぎ⁈笑)
そこを受けてまた表紙見るとまたまた楽しめる‼
こういうギミック感ある仕掛け、大好きです(レビュー書いててまた興奮して来ちゃいますw好き過ぎて止まらない…www)
そして執着攻めの鑑です、速水くん♡

すっごくすっごく超ーー優良短編です♡
たくさんの方に読んで欲しい‼(光さんは読んだらアカン系かと思います&地雷アリの方は内容はご確認下さいね~)
尚、主観ですが作品詳細のトーン設定にあるメリバ・不明エンドではないと思うのですが…???違うカナ?(・・?ハテ…
耐性強めな夜明けさんならワンチャンTRY出来るかもーー⁈

修正は完全白抜き(DMM)

4

なんて幅広い作者様なんだっ

こちらの作品、読んだ後に気付いたのですがお笑いコンビBL『てぺとる!』の作者様と同じなのですね!?

てぺとる、も最高に面白くて大好きな作品なのですが、こちらの短編もすごかった…!
こんなに違ったジャンルを描けることが、ただただ凄い、と思いました…

短編なので展開は早いのですが、じっとりねっとりした執着攻めの囲い込み方、追い詰め方の狂気に、手に汗握っていました。

他の方もおっしゃっているように、タイトル回収、見事です。
読了後、やられた!思いました。

3

自分で蒔いた種

 ※ネタバレ無しで読んだ方が良い作品だと思います、以下の感想はネタバレ含みますのでご了承下さい。↓

 既婚者の速水(攻)に彼女持ちのトモ(受)、もしかすると彼女持ちのノンケを略奪する展開がお好きなのかな?
 女性を踏み台にするような設定は普段なら苦手ですが、ここまでそういう要素のある作品ばかりならもう作者さんの持ち味だな、と思って楽しめるようになります。

 どちらかと言えば黄昏&闇のBL好き向けの短編だと思うのですが、小学校から幼馴染で今でも仲良しなら、普通に本当の事を速水が伝えれば上手くいくような気もする、と光の方向に考えてしまう私はこういう作品にあまり向いてないのかもしれない。

 一見良い友人だと思っていた速水の本当の姿、読者だけに教えてくれるその行動の裏に隠された理由…果たして本当の裏切り者は誰か?

 トモの彼女に秘密裏に働きかける速水の行動は異常で残酷だけれども、同時にトモに嫌われたくなくてずっと隠し続けた本音、自分から離れていって欲しく無いだけの真っ直ぐな愛がある。
 そこまで裏工作をしないといけないのは二人の過去が関係していて、ノンケ学生の反応はこんな感じだろうし仕方無いですが、それをずっと引きずっている速水はとても一途で同時に臆病だとも思うし、速水の方が逆に可哀想だなって思ってしまいました…。

 トモも速水に心のどこかで、友人以上の感情を抱いている側面が見受けられます。でも速水は既婚者だし…その代替あるいは劣等感から、ただ誰かに愛されたいだけにも見えるトモ。

 トモの「俺が女だったら」というセリフを言うのがきっと遅すぎたんだね…二人の歯車がすれ違い過ぎて、取り返しが付かない所まで来てしまっただけなのかもしれない。
 歪んだ愛に押し潰されるのも、速水の事も自分の事も気付こうとせず、目を背けるように女のコばかり見てきたトモに対する報いにも見えました。

 一見ダークなお話とメリバ的結末も、深読みすると両片思いの成就とも言える気がして、ある意味完全にハッピーエンドなのでは?とすら思ってしまうから不思議です。

 198円で40ページの短編に、ノンケに密かに片想いするゲイの苦しみ、力加減を誤ったような速水の愛情と愛憎込めた激しいエロが、ややダークに切なく詰め込まれていたと思います。
 後から続きが出るかもしれませんが、今の所はナンバリングも無く読み切りのようです。

5

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