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美しい。とにかく全ページ美しい×100。勢いで神にしたいぐらいなんですが、1巻が???なところで終わってしまったので、悔しい、神を付けられないです。ちら読みしてしまったら、もう止まらず、つい購入してしまいかねないので、ご注意ください(私だ)。お話も「うわーーーーーーー」と叫びたくなるような、せつなさ?虚しさ?たっぷりなお話で、中村先生お好きな方にはたまらない本ではないでしょうか。
非BLですが、双子や主従での愛憎が交錯する内容なので、萌え滾ります。ただお話の行方が見えない。余韻たっぷりすぎるけど、この後どうなるのか分からない部分があって、すぐにでも続きが読みたいのだが、1年以上待つかもな・・・なので、ご注意ください。
全部で以下3つお話が入ってます。舞台的には、一応銃が出てきますが、剣、馬が主力っぽい。
砂漠もあれば森もあり、王はミナレットなどがあるような宮殿で生活している、そんな世界です。
1.アードルテとアーダルテ
2011年「web連載空間ぽこぽこ」掲載分+ウルトラジャンプ2017年掲載分
王家の嫡子として生まれたおそらく双生児(瞳の色だけ違う)。
生まれた時から片方が隔離されていたのだが、ある日二人が出会い・・というお話。
切ない?空しい?双生児ならではの葛藤?双子もの好きな方はひれ伏しちゃうかも、です。
2.王と側近
2011年「マンガ・エロティクス・エフ」掲載分+ウルトラジャンプ2017年掲載分
「王はもうすぐお亡くなりになる。私が毒を盛っているからだ」という衝撃の告白から始まる、王の側近のお話。これはどうなるんだろう??と思ったところで3が始まります。
3.シャオとダオ ウルトラジャンプ2017年掲載分
ハン族で16歳を迎える双生児の話。
何かの儀式を行わなければならないといったあたりで1巻は終わり。もだえるー
1と2,3のつながりはよく分からないです。タイトルから考えると一つの王国で時系列が離れているのかな・・?2と3は繋がってそうなのだけど、それが分かる前に1巻が終わってしまった(涙)
2巻で関係性が分かるかもです。
共通しているのは「ウマ」と言われる生物。二足歩行、前足はなく退化した翼があり、しっぽが長い。ジュラ〇ックパークの映画に出てくる恐竜の鱗なし版みたいなものなのですが、いたってお利口。
昔は空を飛んだというこの子たちがなにかキーを持っているのかもしれない。気になるー。
と悶絶して良ければ1巻を是非是非手に。美しさにかけては個人的には文句なし、ここ数年読んだすべての本の中でのベスト1です!!!すごいもの読んだ。
◆アードルテとアーダルテ
これは何とも言えない後味の物語ですね。アードルテに騙されたにも関わらず、彼を憎まなかったアーダルテの想いが気になります。自分の身代わりとして長年日の当たらない生活を強いられ、あらゆる外の世界を見ることのできた自分と違い、あまりにも狭い世界で生きてきた彼を想い、数年の身代わり生活は甘んじて受けようと考えたのでしょうか。脱走に成功した後の2人の慎ましやかな生活が永遠に続けばいいなぁと思いましたが、この2人は隣にいると毒なのかもしれませんね。
◆王と側近
もっと読みたかったです。側近が本当の主人だという王弟と関わりが深いのかと思いきや、回想では王とたくさん絡んでいて、やはり主人は王なのでは?と思わされます。毒を盛られていることに気付いても側近を道連れにしようとする王に、2人にしか分からない絆を感じました。