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表題作抱きたくない理想の男

月浦(編集者)
越守 碧(脚本家・バイ)

同時収録作品童貞でリーマンで漫画家な俺がイケメン上司に迫られている件

東条 光一(御曹司・係長・年下の上司)
林田 薫(26歳・少女漫画家を目指すリーマン)

同時収録作品童貞でリーマンで漫画家な俺がイケメン上司に迫られている件

安達(文芸からコミックに異動した編集者・元担当)
元(小説家・ペンネーム:賀秀 正慈)

同時収録作品童貞でリーマンで漫画家な俺がイケメン上司に迫られている件

越守 碧(脚本家・セフレ)
元(小説家・ペンネーム:賀秀 正慈)

その他の収録作品

  • その後の男たち(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下 描き下ろしの続きです

あらすじ

ヤリチン編集者の月浦が取材することになったのは
見目麗しい美貌の持ち主だが気難しいと噂の舞台演出家・越守。
ストイックで妥協しない越守の激コワなスパルタ指導を目撃して一瞬たじろいたものの
見た目は月浦の好みド直球な黒髪和顔美人。
取材中にも関わらずうっかり見惚れていた月浦に、
なんと越守本人からホテルへのお誘いがきて! ?

期待と緊張を抱きながらホテルに向かった
月浦を待ち受けていたのは、横暴すぎる理想の男――?


西洋顔コンプレックスのヤリチン編集者×不遜な和顔美人の舞台演出家
欠陥人間の似たもの同士は恋の引力に、惹かれる or 反発する! ?

かしわ
待望のWデビューコミックス

作品情報

作品名
抱きたくない理想の男
著者
かしわ(柏のたみ) 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
ISBN
9784801963948
2.9

(26)

(4)

萌々

(7)

(3)

中立

(8)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
3
得点
65
評価数
26
平均
2.9 / 5
神率
15.4%

レビュー投稿数3

イケメン タチバトルの最高傑作だと叫びたいっ!

私が最も惚れこんでいる電子作品が、やっとコミックスになりましたーっ♪
Qpa掲載作品も同時発売、かしわ先生のWデビューコミックスです。

かしわ先生の絵はイケメンがイケメンらしい美しさで、視覚的に満足な男二人がタチをめぐって争うなんて!
めちゃくちゃツボです!私的タチバトルの最高傑作です!!!!!

タイトルは2編ですが、3カップルのストーリーが収録、世界観はつながっています。


●「童貞でリーマンで漫画家な俺がイケメン上司に迫られている件」
  光一(イケメン上司)×薫(少女漫画家を目指す童貞リーマン)

薫はリーマンしながら少女漫画家を目指しているけれど、童貞だからドリーミィな作品しか描けなくて、担当編集からダメ出しされてしまう。
それでヤケ酒している時にイケメンと出会い、酔いつぶれて目を覚ますと、イケメンにエッチな写真で脅され、エロいことをされてしまって…
(咥えられたのは薫のほうで、ただ気持ち良くイかされただけですが^^)

その光一はなんと新しくやってきた上司だった…
そして脅されながら、オフィスでエロいことされちゃいます♥
光一がエロいことをしてくれたおかげで、漫画がイキイキしてきたって効果もアリ^^

光一は薫の泣き顔に惚れて「君を泣かせるのは僕でありたい」ってけっこうな変態なんですが、オフィスで勃っちゃって動けない薫をお姫様抱っこしたりなスパダリぶりも素敵♪
それに翻弄されて、エロ気持ち良さに負けちゃう薫がかわいいんだ。

これが、かしわ先生のBLデビュー作。
粗削りな部分はもちろんあるけれど、展開はまとまってるし、背景もしっかり描きこまれていて、乱発されている電子単話の中ではクォリティ高いなーっていうのが第一印象でした。


●「童貞でリーマンで漫画家な俺がイケメン上司に迫られている件」
  安達(以前の担当編集)×元(小説家)

安達は光一の友達で、薫の担当編集。
友達に目をかけてる漫画家を食われ、以前担当していた小説家の元にグチってます。

元は気難しいと評判なのに、安達にだけは初対面から優しくて、担当を離れても良くしてもらっている。
安達は、元のことは自分が一番知っていると思っていたのに、官能小説を書いていたり、男に抱かれていたり、元には知らない顔があって…

元は初老感のある優しげな雰囲気のある美人。
安達に一目惚れしたから親切にしていたんですが、安達に抱いてもらえるはずもなく、脚本家に代わりに抱いてもらってます。
安達の名前を呼びながら抱かれている元は色っぽい!

中出しされて意識が飛んじゃってる元の後始末を安達がしてあげるシーンもなかなか官能的♥
(でも二人が繋がっているシーンは本編では描かれていません。カバー下でそれっぽい前哨戦、電子限定特典で初めて挿入シーンが見れます。)

この話は、元が最後に爆弾発言をします。
健気な淫乱が、ただの淫乱になってしまう大ドンデン返し…
私的にはこの爆弾発言は無いほうが良かったけど、この後のストーリーに登場する二人は恋人感があったので安心できました。


●「抱きたくない理想の男」
編集者の月浦は、取材で会った脚本家の越守が理想の外見で見惚れていると、日時とホテルが書かれたメモを渡される。
月浦はクォーターなイケメンで、男が寄ってきても一度しか寝ないってヤリチンなのに、好みな男から誘われて、浮き足立ってホテルに行くと、越守から突然キスされたー!
でも、それは越守が女と別れるために、月浦を利用しただけ…

越守も男女問わずな見境のないヤリチン。
月浦は越守から抱いてやる風に「さっさと股ひらけよ」と言われると「俺はバリタチだ」と怒って帰ってしまう。

その直後、月浦は仕事の接待で、安達・元・越守と会食することに。
月浦は安達の後輩編集、元を抱いていた男が越守、この本に出てくるカップル達は少しずつ繋がりがあります。
そこで月浦は、越守が元にやさしい視線を向けるのを目にして…

元に本気で恋していた越守、そんな越守に本気になった月浦。
二人はこの後、何度もホテルでバトルをくりひろげます。
遊び慣れた越守の誘い方がうまくて、こんな風にされたら簡単に落とされてしまうって感じなのに、月浦は越守に本気になったからこそ簡単にはなびかない。

前半はヤリチン同士の麗しいタチバトルを愛でてるのが楽しかったけど、本気が見えてからの後半は、二人ともみっともないところを見せるところに引きこまれます!
月浦は最初から最後まで越守に振り回されっぱなしだったけど、越守を受入れると決めてからの誠実さがかっこいい!

電子単話で連載を追っていた時は、月浦と越守のどっちがタチでも違和感なくて、どっちがタチをするのか?何か月もジリジリと結果を待っていました。
いまコミックスで一気読みできるのがうらやましいです。

どっちがタチか想像しながら読むのが楽しいと思うんですが、コミックスの表紙を見るとこっちが折れるんだなって予想がつく気がします。
あとあらすじにも書いてあるので、私もネタバレしちゃいますが、、、、








越守が「抱かれてやる」と言いだしたのは、元に振られてヤケで言ったように見えましたが、真性のゲイじゃない越守がそんなことを言うのは、それなりの覚悟を決めてのこと。
タチ対決の勝者は月浦だけど、越守が負けてやったって感じの勝利。
そして二人のはじめてのエッチも、越守ががっつきたい月浦から主導権を奪って、抱かれてるのは越守のほうなのに、越守が抱いている風な雰囲気があります。
タチ対決は決着がついたはずなのに、まだ続いていると思わせるのがいいなぁ。
この二人らしいエッチ、かしわ先生はエロシーンを描くのもうまい!

かしわ先生が電子作品だけで埋もれずに、コミックスデビューになったことが本当に嬉しいです。

6

色々なタイプが楽しめます

表題作は、イケメン編集者月浦と舞台演出家碧のお話。碧の顔が好みだが碧には想う相手がいる。そんな碧と寝るのは良くないと拒否る月浦。
この2人タチなんです。私的希望で碧に受になってもらいたかったから、満足!
「童貞でリーマンで漫画家な俺がイケメン上司に迫られている件」で元のセフレだった碧。あの場面でも、碧は受顔だなぁと思っていました。
どの話も、少しずつ登場人物がかぶっており、あぁ!あの場面で出ていた人!と見返しながら読みました。
この編集部や周りにはゲイばかり(笑)ウハウハします。
碧が酔って寝てしまい、目覚めたけれど寒くて、寝ている月浦の横に戻ってぬくぬくする所がニヤケました。
ツンツンしているけれど、本当にたまーに見せるデレが好きなので、碧がツボでした。
ツボ過ぎて、レビューが碧のことしか書いてません。すみません。

2

絵がキレイ。

表題作の他にも2作収録。
3組のカップルのお話ですが、全部人物がどこかで繋がる感じです。

初読みの作家さんでしたが、絵がすごくキレイだなと思いました。
老いも若きも美形揃い、なんて素敵な世界だろうか‥。
筋肉のつき方までキレイで、細かい部分にもこだわって描いているんだということがとても伝わりました。

一方で、お話のなかに設定が詰め込まれすぎているようなところがあり、途中で迷子になりかけました(汗)
人物に繋がりを持たせる為には仕方のないことなのかもしれませんが‥。
そこが少しだけ残念だったかなと思います。

2

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