“吸精鬼"と"情夫"の逃避行。

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表題作HEARTLESS

マヌエル
20代後半, 吸精鬼の「情夫」
ナルコ
アルビノの吸精鬼

同時収録作品HEARTLESS

パトリック
20歳前後, 心が読める「狩人」
オズモンド
40代, パトリックの目付役

あらすじ

美しい容貌で人を誘い、
命を食べて現代を生きる“吸精鬼"。
共に暮らす"情夫"と呼ばれる男、マヌエル。
森の中でひっそりと暮らす彼らの前に、
異端狩りと称するカルト集団が現れて━━…
圧倒的なリアリティで描く、
本邦初のサバイバル・ホラーBL。

作品情報

作品名
HEARTLESS
著者
ニシンマスミ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
発売日
電子発売日
ISBN
9784863497306
4.3

(104)

(67)

萌々

(16)

(10)

中立

(8)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
18
得点
437
評価数
104
平均
4.3 / 5
神率
64.4%

レビュー投稿数18

カラーイラストが圧倒的に好き

おぉー、これはこれは、
さすがに茜新社のEDGE COMIX。
なかなかここまで凄い本は、他のレーベルじゃ出てこないよね。

この禍々しくも美しい、白蝙蝠の人外魔獣。
このカバーイラストみたら、人外好きとしては思わずポチるよね。
中身はかなり血みどろでグロテスクで、結局人間が一番怖くて残酷っていうホラーファンタジー、かな。
エロというかやってるシーンはかなりふんだんにあるけど、ほとんどの場面は愛があってのセックスじゃないので、BL的な萌という意味では評価するのは難しいけど、それでもマヌエルとナルコの間に愛はあるし、それに、このストーリーのスリリングさと、何といっても、この絵!
これはやっぱり神でしょう。

6

凄い

ニシンマスミ先生のことはピ○シブで知ってから気になっていたので
単行本が発売されたら購入するつもりでした。
ア○ゾンで注文したのが今日届く予定だったので、拝読するのを楽しみに1日頑張りました( ˘ω˘ )
ドキドキしながら読みました。
一回さらっと読んだだけなので詳しく感想は書けませんが、凄い好きな世界観です。
表紙も綺麗。
人外が好きってわけでもないですがナルコを魅力的だと思いました。(マヌエルの方が好みです)
マヌエル、ナルコ、パトリックなどのキャラクターも設定が凝っていて良かったです。
迷わず神だと思いました。
これから作家買いします。

乱文失礼いたしました。

5

一気にファンになりました

表紙を見てすごい絵の上手い人だなと思って、その日は買わなかったけど、あまりに絵が上手いからやっぱり気になって中身よく分からないまま後日買いました。
BLという枠にとらわれないストーリー、美麗な作画、面白かったの一言。……引き込まれました。
もっと話題になっても良いかと…。BLの棚じゃもったいないような、広く読んで欲しい。BL興味ない人でも好きな人はハマる世界観だと思います。
ダーキーな世界観がたまりません。
次回作も楽しみです。

アニメイト特典は心臓を持ったナルコとリンゴを持って体育座りするマヌエル。

4

映画を観た気分です。

ファンタジー好きなんで人外が気になって、サンプルで見た美人(ナルコ)がモブに襲われるという大好物ないつもの流れに惹かれて読破しました。そんでもって、一番気になってたナルコ、彼はモブに『いい女』と表現されてましたが…どちらかと言うと『なんだまだガキじゃねーか』って台詞が付きそうな。う~ん…見た目、14~5才…つるつる子供体型なので私にはそれ以下に見えなくもなく。当方、美人受け大好きですが、彼の見た目はしばし若すぎました。ここ非常に個人的に残念。

…というわけで、(見た目が)若すぎたナルコに悔やまれつつ……このキャラクターにめっさ萌え!!とか、このカップルに萌え~ということはなく(そういう意味では趣味じゃなかったかも)…ひたすらリアルな絵柄と怒涛のストーリー展開に飲まれながら一気に読破。お~……この作品、もしかして凄くね?…って語りたくてもホモだった。それはさておき、色々リアルです。体毛とか。脇毛とか。脛毛までワサワサ~。この個人的にNGなリアルさ故に途中から完全に脳内ハリウッド映画化されて、映像を観てるような気分で読んでました。深夜にテレビ観てたら2:30頃から始まってついつい明け方まで観てしまうパターンの映画。

先の読めないストーリーは良くできていて見ごたえありましたが、惜しむらくは微妙に伏線が弱い。個人的に引っ張ってこれなかったのが、鹿。何故、そこで鹿。確かに鹿はいたけど…マヌエルが大切に飼育して可愛がって剥製にしてた……ん?私の感応能力が低いのか、そこは良くわかりませんでした。

……とまあ長々書きましたが、個人的にはBL漫画を読んだというか、映画を一本観たような印象が残る作品でした。

3

ゾワゾワさせられる、どっぷりはまってしまった作品。

淫靡な雰囲気を漂わせるとても素敵な表紙につられて、ジャケ買いした1冊。表紙のインパクトほどは…って話も多いなか、これは読み応えはあるし、絵はめちゃくちゃ綺麗だし、展開はスリリングだし、すごく面白かったです。

私としてはそれほど嫌悪感を抱きませんでしたが、帯にもグロテスクとあるように血生臭いシーンは確かにあるし、モブ姦もあるので、地雷の方はわざわざ手に取ることはないかとは思いますが、注意が必要だと思います。

吸精鬼と情夫を軸として、それを救おうとする人物と、その(愛情の有無は微妙ながら性的なものも含む)パートナー。すごく引き込まれる話の一方で、主人公は一体何者なのかとか、所属する集団がカルトというだけで何を目的として結成されたものかとか、そもそもこの吸精鬼などの人外の存在とか、設定や背景が明らかにされていないところが多いので、少しとっつきにくいところはあります。

さらには主軸になるメンバーがどう絡んでいくのか、愛情の有無や方向がわかりにくいので、置いてきぼり感を感じる部分がなくはないのですが、それを差し引いても、先が気にならずにはいられない作品でした。読み応え充分ですごい惹き付けられました!

『1』とは銘打ってないし、最終ページで『THE END』となっていたのでこの先があるのかわかりませんが、内容もまだ中盤といってもいい感じなので、ぜひぜひ続巻で伏線を回収してもやもやをスッキリさせてほしいです!

さらには、最後の意味深なセリフ…裏には何かありそうな気配があってすごい気になる〰️。こんな宙ぶらりんで終わってしまったらもったいなさすぎる!ぜひとも長編で!と思わせる作品でした。

2

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