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表題作ヒーリングパラドックス

岸辺一舞,28歳,整骨院院長
黒岩直斗,28歳,社畜リーマン

その他の収録作品

  • テイスティングパラドックス(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

日々残業漬けで疲労困憊、限界社畜の広告マン・黒岩直斗は
同僚に勧められ、スゴ腕と絶賛される岸辺整骨ラボへ行くことに。

同い年だというモデル顔負けのイケメン院長・岸辺一舞の
人懐っこくて積極的すぎる性格に圧倒されるも、
施術を受けるとまさに異議なし天国!!

「とろっとろに…
気持ちよくして差し上げますんで」

ねちっこい手つきと的確な指圧に思わず声が漏れ、
心地よい手さばきに寝落ちてしまって気づけば翌朝…。

すっかり岸辺の施術の虜になってしまいラボへ通うようになるが、
施術はまるで前戯かのようにだんだんと過激になっていき
おかしいと感じつつも、じわじわと体の奥から
作り変えられる感覚に抗えなくなっていく――。

しかし、幼少期に野球で右肩を痛めている黒岩は、
岸辺がそこを避け施術していることに気が付いて――…?


人懐っこい溺愛執着整体師×限界社畜のズタボロ広告マン
巧みな話術と施術でカラダの奥まで解される、
陥落トラップラブ!

作品情報

作品名
ヒーリングパラドックス
著者
昼寝シアン 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784801972544
4.3

(455)

(260)

萌々

(129)

(47)

中立

(11)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
45
得点
1968
評価数
455
平均
4.3 / 5
神率
57.1%

レビュー投稿数45

6話の、M字騎乗の直斗の玉を押し上げてる一舞の左手親指がツボ

しっかり計画を練って受(直斗)の前に現れる攻(一舞)という設定が個人的にとても好きなのですが、ヒーリングパラドックスは、"拗れない"という点がとても良かったです。
拗れる話も嫌いではありませんが、一舞の執着度だと、拗れる流れよりも計画通りに落とす流れ方がストーリーとしてとても綺麗だと思うので、拗れなかったところがすごく良かったです。

一舞の執着度を把握してからもう一度、1話から読み直すと、直斗との遭遇シーンの一舞の目元のコマや直斗が名乗ったシーンの笑顔などが、感慨深く感じます。よかったね、ちゃーんと直斗の意思で選ばれて。途中にものすっごい策があったけど。

岸辺先生(一舞)がカズマだと、どのようしてに分かるのだろうか…拗れるのかな…??と不安もありましたが、拗れません。それほどまでに、カズマは計画的です。(笑)
落とす行程まで完璧です(笑)
「~それとも なんか みちゃったのかな?」…言葉だけ聞くとホラーですが、…ねぇ(笑)

拗れないのは、快楽弱い生物な直斗が"真面目"だからということもあるとも思います。

一舞の執着の方に作品全体の印象がもっていかれそうですが、ヒーリングパラドックスをこれから読まれる方は、直斗の素敵さも忘れずに読み進めていってほしいです。

あと、序盤ですが、25分で天国見せてくる一舞のかわいい顔と天国見せられたトロットロの直斗のシーン(r .18ではない)が好きです。

胸のアレや穴が、ぷっくりとした描かれ方です。穴はローズっぽいです。一応、ご報告まで。

12

一言で言えば神

これがこの作者さんの初コミックとか信じられないクオリティ。一言でいえばやばかったし、凄かった。なんかすごくおなかいっぱいになりました。

本屋さんで見つけて買いましたが、クオリティの高さに絵の隅々まで魅入ってしまいました。
絵もうまいしストーリーも濃いし(主に執着が) あと何よりエロも内容も濃い。

こいつはやべぇw って本気で思わせる執着変態策士攻めが見れて満足しました。
あと受けが程よく流されやすくて見ていて癒されました。これはかわいい。こんなかわいかったら執着されるに決まってる!!
受けは180cmはある男前さんでしたが、まぁエロい。お胸が特に最高でした。


この作者さんは今後期待大ですね!

10

これはいい執着攻め!!

あまりにも執着がすごい攻めらしいとのことでポチり。設定には全然惹かれず購入予定から即外すくらい苦手な設定、でもめちゃめちゃ良かった!見逃さないで良かった~!!

一話の時点ではちょっとヤバい攻めに引いちゃってたんですけど、きらっきらのハート飛ばしちゃうし、え?何年越し!?っていう過去が見えてきてからはズブズブ沼に…ハマっちゃって大変でした。

攻めの計画的犯行が素晴らしいです!攻めが気を持たせるだけ持たせてさらっと帰っちゃって、悶々とする受けも好きですが、その裏で必死に我慢してる攻めの描写が良すぎて!好き!!
こういう良さが詰まっててもう神!てなりました。萌えの補給率がすんごいの。思わせぶりな態度に振り回されるのが受けだけじゃなくて、攻めも必死に耐えて頑張ってるのが!良き!

で、計画通り落ちた後の最終話での受けの反応もすごく良かったです。5話で終わっても攻めの犯行大成功って感じで綺麗でしたが、6話が入ることで受けのターンもあって、ちゃんとカップルになれた安心感が出てました。

Hシーンも断面図が入ってエロくて激しくて良かったです!

10

これはいい執着攻め

びっくりです!
何が驚きって本書が初コミックスなんですね!?
絵も綺麗、ストーリーも程よく深く作り込まれ、
エロもどろっと濃厚で、この完成度よ!!

さらにプラスするなら、攻めの岸辺のキャラがどストライクでした…!
いわゆる執着攻めというやつなのですが、
子供の頃に恋をした受けの黒岩を落とすために、
なんと“20年”という驚くべき歳月を費やしているのです!
その執念たるや…愛が重すぎて怖いっ(笑)

外堀をじわじわと埋めて黒岩が自分を求めるように仕向け、
攻め落としてゆく岸辺の目は獲物を狙う肉食獣の目そのもの!
いつもはキラキラ爽やか系なだけに、黒岩に向けられる雄みを
孕んだその表情にぞくっとしてしまいます。

粘着質でストーカー、変態、と一歩間違えれば、ただの気持ち悪い人に
なりそうですが、黒岩への想いとその一途さだけは純度100%でした。

幼い頃、孤独だった岸辺を救ってくれた黒岩との約束を守るため、
直向きに、人の何倍も重ねてきた努力は本物でそれを貫き通してきた
岸辺は純粋に格好いいと思えました。

外見は男前だし、何でも器用にこなすし、悪だくみする顔すら色っぽく、
受けのことも溺愛し、やっぱり変態込みでもイケメン攻めなんですよね。

そのせいか、心情も岸辺寄りになってしまい、
ついつい岸辺の心の声の「落ちろ!」に気持ちがリンクしていました。

だから、黒岩が岸辺を想いながらソロプレイ(尻)に及んだり、無自覚に
嫉妬し出したりしたときには、あと少し…!とじれじれしまくりでした。
それでもまだ、もっと、と修行僧ばりに耐え続ける岸辺の強靭な精神力よ…
流石は20年仕込みの片思いです。

対して、そんな執着男に愛されてしまった不憫な男・黒岩。
最初は同僚の紹介で岸辺の整骨院を訪れたものの、
岸辺から与えられる快楽(マッサージ的な意味で)に
身も心もとろかされ、岸辺の虜になってゆきます。

しかも、だんだん岸辺の手つきがいやらしさまで帯びてきて、
未知のエロの扉まで開かれてしまい…

パっと見、がっしり筋肉質で男らしい肉体の黒岩ですが、
岸辺の超絶テクにかかると、とろけてしまう表情と
その鍛え上げられた肉体美のギャップがかなりえっちでした。
ノンケでがたいのいい元スポーツマンが自分でお尻いじったり、
組み敷かれて悩ましげな顔で喘いじゃう姿とかクるものがありますよね…

基本、快楽に弱く流されがちで、岸辺の態度に違和感を抱きながらも
「頑張ってるね」と優しく頭撫でられたくらいでときめいてしまう
チョロ属性の黒岩。
岸辺から「次に会うときは抱く」と言われても嫌がるどころか、
むしろ期待しちゃっていますし。
いや、でもこのときの岸辺、すごく悪そうでどエロかったもんな、わかるよ…

だけど、一線を越えてしまえば、きちんと自分の気持ちを認められる
潔さもあり、受けとしての可愛さもありつつ、メンタルは男前でした。
これからはその懐の深さで岸辺の20年分の愛を受け止めてあげて下さい♡

描き下ろしはその後の二人が描かれます。
晴れて恋人同士になったからか、以前よりも
ぴったりとくっついて距離感の近い二人にニヤニヤ。
口では強気だけど、岸辺の容赦のない攻めっぷりに
うっとりしてしまう黒岩でした♥

9

初コミックスだと思えない完成度が高い

現在BE-BOY GOLDで連載されている「放課後のエチュード」で昼寝シアン先生を知り、物語がすごく面白くて逞しい躰の描き方も好きなので、作者買いでこちらの作品を買いました。
まさか初コミックスとは知らなかったのでびっくりしました。
そして、思ったよりもずっとエッチでさらにびっくりしました。Qpaさんなのでエロ多めは予想しましたが、やっぱり躰の描き方が上手だからか、ものすごくエロく感じます。

カズマ(攻め)と直斗(受け)の出会いシーン、カズマの反応から彼は直斗のことを知っているだろうと予想できます。
はじめての施術で、すでにカズマが直斗の執着している描写があります。傍から見ると変態だ!と思われる行動だが、個人的にかなり好きです。
隠さない伏線というべきか、カズマはなにか「裏がある」という点を隠さない・隠そうとしないのがまたいいです。
執着攻めが大好きなのでよく読んでいますが、ある程度隠して最後に伏線を回収するパターンが多い気がします。
そういった意味で、一気に種明かしするときの爽快感が欠けるかもしれませんが、考えながら読まなくていいという"ストレス"の少ない作品ではあります。
カズマの直斗への気持ちや愛もや執着も、行き過ぎたものではなく、まっすぐでかなりピュアなものだと思います。
計画性があって、誘導して直斗が自ら落ちてくるのまで待つ忍耐力も素晴らしいです。

初コミックスだと思えない完成度が高く、今後も注目していきたいです
「放課後のエチュード」は5月発売されるみたいですが、楽しみにしてます

7

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