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表題作放課後のエチュード 2

見延千裕,高校1年,バレエ学科専攻
一宮瞬,高校2年,コンテンポラリーダンス科専攻,元バレエ学科

その他の収録作品

  • イチさんの放課後レッスン
  • そのあと(描き下ろし)
  • カバー下(あとがき)

あらすじ

芸術高校のバレエ科に通う見延は天才的なダンスセンスを持つ先輩・一宮と晴れて両想いに!一緒にパドドゥを踊ったり、お家デートをしたり、甘々な毎日を過ごす2人だったけど突然ロシアのバレエ団から、一宮に声がかかって…!?ダンサー同士の恋模様、未来の選択が迫られる第2章!!行かないでって言うには俺に力が無さすぎる。――かといって素直に笑って見送るにはイチさんが好きすぎる。

作品情報

作品名
放課後のエチュード 2
著者
昼寝シアン 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
電子発売日
ISBN
9784799757208
4.5

(288)

(189)

萌々

(73)

(18)

中立

(8)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
34
得点
1299
評価数
288
平均
4.5 / 5
神率
65.6%

レビュー投稿数34

泣けてきちゃうわ

バレエの事は詳しく知らないのですが、男女区別のしっかりした役と歴史ある厳しく美しい世界の中で、男の子同士が幸せそうに大好きな相手と踊る姿に泣けてきちゃいました。スポ根でもあり生まれ持った才能と選択の残酷さもあり、それでも二人のこのような世界が描けるのはBLだからこそ。一宮母の経験者として母としての言葉も沁みました。
わちゃわちゃや筋肉やエロも可愛さも情熱も、著者の描きたいものが詰め込まれている感じが読んでいてとっても至福です。

二人が見つめ合ったり言葉を排したページには息を飲み、高校生らしさと葛藤が行き来する見延のモノローグや見守る視線も良い。唐突さも感じた1巻よりも読みやすく、とても印象的で美しいシーンが多くなったと思いました。延々と見惚れていられます…
あの二人の周りは練習やり辛いだろうし、引き続きセンセが余りにも悪役面で思わず笑ってしまう。

そしてまだまだ彼らが見られる事が嬉しい…
デビュー作とこちらと連載が重なる昼寝シアン先生、凄すぎます。毎回描き下ろしも満腹度130%だし…感謝しかありません。

10

見せつけてくる

大好きな作品の2巻です。1巻も読み返し、自分のレビューも読み返し…絶賛してるなぁ。著者近影曰く3巻完結なのかしら?まだまだ続いてほしい。もっと長い連載になれば友人やら先生やらの人生が描かれることもあるだろうなと、まだ完結してないのに既に残念な気持ちになる。宝井も二見もいい味出してるのに。
追記:先生のTwitter曰く3巻完結が決まってるそうではないらしいです。良かった。

さて、今作の2人は、瞬くんは、そういう選択をしましたが、なんとなく時代の移り変わりを感じる。今は自己実現の形はこれがトレンドだよねという。この後SNSから世界に〜っていうストーリーが読めるけど、それも今風。昔のスポ根だと恋愛を捨てて成り上がって成功するのが王道だった気が。ボーイズラブ漫画だとラブが必須だから恋愛を捨てるまでは出来ないにしろ。根性で己を削って頂点に立った親世代が子にはそうさせない、というのがこの作品でも描かれてます。
そういえば前巻はどちらかといえば千裕が主役っぽかったけど、この巻は瞬が主役だな。

ラブ面は、瞬が素直になった分あっまあまになりました。これでもかと甘い。読み返して気づきましたがエッチシーンはそんなに多くないんですね。それなのにこれでもかと愛を見せつけられた。ダンスでも視線でも好き好きムードを出しまくってる。素晴らしい漫画力。

6

尊さと眼福

2巻もとても良かったです。
期待はもちろんしていたけれど、更に上を行く良さでした~!

2巻では、イチさんの可愛さが進化していました。
一回のデレの破壊力がすごい!
でも猫感は相変わらずで、ちゃんとツンデレなのは良い塩梅に残ってる。
ツンデレの人が付き合ったら面影なくなるぐらいあまあまになってしまう現象がなくて、安心と嬉しさを感じました。
見延の一生懸命でイチさん大好きなワンコっぷりも健在で、この二人ホント好きです!

恋人になってからも見延とイチさんはバレエ、ダンスに真剣。
あらすじにもある通り、イチさんはロシアのバレエ団から声がかかります。
それをきっかけに、それまで悩んでいたバレエやダンスへの情熱や思いを自覚し、今後について明確な気持ちを表出します。
イチさんの決断!
決断もその時の言葉もイチさんらしい!イチさんカッコイイよ!!

見延もイチさんがロシアに行くかもしれないけど、自分の実力では、、、と焦りを感じます。
ですが、そこで焦燥感や八つ当たり等のマイナスな感情にとらわれるのではなく、バレエへの情熱に変換し昇華していくのが素晴らしいな、と思いました。
壁にぶち当たりながらも2人で乗り越えていくのがとても尊いな、と。

1巻は、見延がイチさんに出逢った事でバレエへの情熱や楽しさを自覚していくお話だったとすれば
2巻はイチさんが1巻で見延に出逢い情熱を取り戻したのち、どのような先を見出すかというお話だったかな、と思います。
もちろん2人の恋愛と信頼と夢のお話ではあるのですが。

夢を追う尊い2人なのですが、エロいことに素直な所が逆に健全に感じました。
1巻よりはエロシーンは少なめですが、やっぱり二人の肉体美が最高で見応えありました。眼福。

面白かった~!3巻も楽しみで仕方ないです。

5

大型犬と黒猫のパドドゥ

また、あのふたりに逢える!!!!!!!!!
圧倒的な踊りと筋肉美。
ひとつひとつしなやかで優雅でいて美しい。
見てるこっちが恥ずかしくなるくらいの踊りで表す愛情表現。
指先の先、視線の先の先、つま先の先迄も見えるふたりの踊り。

イチさんの事になると、忠犬ハチ公のごとく尻尾フリフリ!!な見延。イチさんもイチさんでツンツン黒猫感がかなりなくなり見延に身を委ねデレ感が見えて甘々な空気に。

授業での新たなペア練習のくじ引き(恋のお守り付き)に闘志を燃やす見延、、、、あえなく撃沈(笑)びっくりするくらい耳と尻尾が垂れ下がり項垂れる大型犬!!
イチさんのペアも何やら上手くいかず、イチさんのスイッチが入り見延との踊りを見せて今の相手にモチベーションと信頼を。

一巻でも引っ掻き回す悪魔で、蛇の様にねちっこい、二見が!!!!!!!!!!!!!!!
二見!!!!!!一巻の事、イチさんが許しても、見延と私は絶対許さないからな!!!!!

イチママも出てくるし、ラストの子が気になる!!!
パパラッチ宝井のインスタは何処にありますか??登録したいです!!
やっぱり、見延を思うイチさんの踊りはR18(笑)

4

肉体美

まずはやっぱり少しも手を抜かず1冊まるまるずっと美しい身体が描かれてるところに感心してしまう
柔らかい筋肉を想起させられる美しい身体を描かれるな〜って

お話の方は高校生にしては早熟ってやっぱり思うんだけど、高校進学の時点で道を決めてる子達だからなって納得してたところにこの決断はちょっと大丈夫なのかなって思ってはしまう

一宮の方がオープンにしたがって、イチャイチャを楽しんだりしてるけど、見延は高1で受け止めたりするには過去や一宮の迫られる選択や環境重たすぎない?
惚れあってて、互いが互いを信じることを続けていけば後悔する日は来ないのかな
互いにだけ夢中ってわけでもなくて、互いにメロメロでありながら選んだ道も、むしろ互いがいるからもっと前に進める理想的なカップルだと思う
見延、高1でこれは凄くない?こんなにいつも間違えないでいられるもの??

一度落とされたとこコネで入るのダサくて嫌だ
確かに、確かに、芸術家はそんな心意気でいいような気もする
どうか、この選択が後悔になりませんように
ただそれだけ、願ってしまう

4

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