電子限定かきおろし&おまけマンガ付
こんな漫画が読みたかった!今年何百冊と読んだ中トップクラスに好きな作品です。
高校生バレエダンサーたちの青春と恋が描かれていますがバレエ描写が下手なスポコン漫画よりもガチで、経験者じゃないとわからない細かいところも描かれていて読み応え抜群です。マイムのこととか骨端線閉鎖のこととか、観劇しているだけでは見えてこないバレエ界の裏側を垣間見ることができてためになります。
コミックスの各話の間にバレエについての解説もあるので、初心者でも理解できるようになっています。でも、実際に作中で出てくるバレエ作品を見ておくとより本作が楽しめると思います。ドン・キホーテとか海賊とか眠れる森の美女とか定番どころだからネットで探しやすいです。
そして特筆すべきはやはりダンス描写じゃないでしょうか。作注で何の作品のどの場面の振り付けがクレジットされてはいるものの、各作品の振付の中でどこがハイライトか作者さんがちゃんとわかってらっしゃるんですよね。振りの絵を何コマか見てその作品名がわかるって相当バレエがわからないとできないです。ご本人もバレエを実際にしていたからこそ指先の形までこだわっていて、描くのが難しいダンス場面が臨場感たっぷりです。これ、アニメ化とか万一したら凄そうだな…。
BL的な観点から書くと、ずっと見ていたくなるくらいキャラの体のラインがきれいです。受けの一宮は少し華奢だけど筋肉がしなやか、攻めの見延はどんなリフトもこなせそうな逞しい逆三角形のがっしり体型だけどガチムチ過ぎないのが良きです。
エロな部分はヒーリングパラドックスと比べると少ないですがぎこちない兜合わせとか裸で抱き合ってるだけで十分キュンキュンします。
ヤってるだけで取ってつけたようにバレエが出てくるくらいならバレエありきでところどころ萌えエッチがある方が個人的にはよほど好みです。
ストーリーは王道めの年下ワンコ攻め美人黒髪ツン受けで、体格に恵まれながらも実力が伸び悩む攻めと天才ダンサーなのに身長のせいでロシア留学を逃した受けで、タイプが全然違うからこそ上手いこと噛み合っていくんですよね。
特に、学校で浮いていた一宮がだんだん見延に心開いて行って可愛くなるのがたまらないです。本編では描かれなかったラブホでのエッチも描き下ろしでちゃんと読めたのも良かったです。初めての見延をリードする一宮が色っぽいです。
この漫画を神推ししたいがために長くなりましたが、今後も作品が続いていくそうです。一宮と関係のあった二見が終始謎な存在だったのでそのあたりが次作で掘り下げられてたらいいなと思います。
長編化してずっと読んでいたい作品です。
もう、この身体だけで、大満足というか、
なんというか、とんでもない画力ですね。
踊る身体が、理想の二次元化されている!
すごく実在感のある絵なのに、あり得ないようなプロポーション。
いや、日本人の高校生くらいの身体だと、あり得るのかなぁ。
で、対極の身体を持った二人が、この絵の、この姿で踊ったりしたら、そりゃあもうお互いに、恋に落ちるしかないよねって、説得力ありまくりでしょう。
あと、何にでも一途な所が、高校生!って感じで、そこも甘酸っぱくて良いな。
昼寝シアン先生のTwitterの1話試し読みや あらすじを読んでいた段階では、イチさんのことを 才能はすごいものの 少し傲岸な気のありそうな、壁(後の努力で乗り越えられるもの)にぶち当たって逃げた系の人だと思っていました。
1話の宝井の身長の話が、見延の体格がいいって話だけでなく…、そうなんか…となり、それを踏まえて1話からのイチさんを見ると、あー ってなりました。見延に「がんばれ」って思えるイチさんが…。
読み進めば読み進むほどイチさんが「愛おしい」かったです。
実は、試し読みの、人工呼吸(?)のところで、 え?なんで? と、引っ掛かりました。
あまり、バレエやダンスを、興味をもって見たことがなかったので、感覚が分かりませんでした。
引き込まれる踊りというものを見た人は見延のような気持ちになるのか(瀕死の白鳥の舞いを見て、息を吹き込まねば!となる気持ち)が、よく想像できませんでした。
マジでやったやつなら人工呼吸もあり得るの?てか人工呼吸て??と、なりました。
それでも購入したのは、昼寝シアン先生の前作【ヒーリングパラドックス】がとても好きだったからです。今は、本作【放課後のエチュード】を 買って良かったと思っています。
イチさんの放課後レッスンや本編で挟まれる説明もさることながら、視線を引き付けることについての描写や指先まで先端まで伸ばす描写から あぁ…こんな風に魅せる努力をしているんだ と感じ 今まで違う世界のものと思っていたバレエへの興味が少しわきました。
バレエやダンスが 、見る人を、 イチさんの瀕死の白鳥を見た見延のように、本当に 引き込むものなのか、確かめてみたいです。
本作(放課後のエチュード)を読み進めていくなかで、萌えるとともにバレエのことを少し知り、バレエのことを少しだけ知ったなかでもう一度読むとイチさんと見延の恋愛(?)模様にもちゃんと気を配って読めるようになり、2人の恋愛模様にも気をつけながら読むと、更に作品への理解(萌えetc)が深まったと思います。
続き(2巻以降)も楽しみです!!!
p.s. イチさん猫、見延 犬、がちょこちょこ挟まってて可愛いかったです!
あと、本の修正は、真っ白白抜きです!(笑)
バレエをよく知らないし攻めと受けのキャラ設定はよくある組み合わせという感じでどうかなと思って1話を試し読みした時は買うのをやめましたが、評判が良く気になり購入したら、ストーリーが良くて徐々に2人の関係が進展していく様子がわかるし、ネタバレですが公演で一宮の衣装がボロボロにされた時に見延が助けるだろうなと予想していましたが、手縫いでなおしたシューズだけを持ってくると思っていなくてそこでぶわぁっと感動して、タイツとシューズのシンプルな格好で踊る姿にまた感動しました。
その後のホテルに入る前の『お前がいいって俺が言ったんだよ』と言って見延の手にすりってする一宮が可愛すぎて5話目で一気に感情が昂りました!!
2人の体格差もいい感じでレッスン中がエロかったです。
まだ続くようなので読みたいと思いました!
Healing Paradox でお話と絵の綺麗さに衝撃を受けた昼寝シアン先生の新作、とても楽しみにしておりました!
まず何より絵が美しい。どのページを開いても、指先まで神経の通ったような絵に惚れ惚れします。
バレエダンサーの動きの繊細さや躍動感、身体の線の美しさを、それはもう存分に浴びることができ、眼福の一言です。
先生ご本人がバレエを嗜まれているとのことで、ディテールの完成度が凄まじいと感じました(素人目で恐縮ですが)。
題材と先生の絵の親和性があまりに高く、もう眺めるだけでも十分なくらい。
ストーリーは「ないものねだり」、まさにその通りの二人のお話です。
体躯に恵まれた見延と技術を持った一宮。出会った二人は、自分に足りないものを持った互いの存在に強く惹かれていきます。
人間として相手に惚れ込んだ感情が、募って、募って、末に溢れ出してしまう。そんな風にしていつの間にか恋慕になってしまったような、純粋な想いの詰まった二人の関係がひたすらに愛おしいです。
本巻は想いが通じ合ったところで終わりますが、嬉しいことに続きがあるということで、これからさらに掘り下げがあるのかなと期待しています。
ダンサーとしての二人がどう成長していくのか、二見の存在にどう片が付くのか、そしてあわよくば二人のイチャイチャがもっと見たい!ということで楽しみに待っていようと思います。
あと本作、私のような、ワンコ攻め、絆され受けが好きな方堪らないのでは…!と思ったのでぜひオススメさせてください。
見延はポテンシャルたっぷり、包容力があって諦めが悪くて、一宮のことが大好きな the大型犬ですし、一宮はそんな見延にグイグイ来られ、ドロドロに溶けていくクールビューティ。
話が進むにつれて、凛とした一宮が可愛らしく蕩けていく様ったら堪りません。でも、どんなに絆されても、一宮は筋の通った孤高の天才ダンサーであり、それがまた格好良く魅力的です。
つまり何が言いたいかというと、電子版書き下ろしのネコのフミフミ最高にかわいいので皆さん見てください!