電子限定おまけ付き
男性相手の悲しい初体験の思い出を事細かに饒舌に友達に打ち明ける智秋。
大学時代からの友達で元想い人と、こんなにあけすけな話ができるのって、発想はちょっとどうかと思うところはあるけれど、人柄が良いのだと思います。
かわいそうなんだけれど、かわいいし、いい子です。
酔った友達のとんでもない提案にのっかって電話をして、翌日に後悔したけれど、ちゃんと面接に行くなんてやっぱりいい子。
とりあえず仲良くなるためにホテルへ、という展開は、共演のための同居へ、というBLあるあるパターンの、特急版という感じ。その後の展開も、芸能もののあるあるの強烈版、という感じです。
あるある、と、強烈の匙加減がうまくて楽しいです。
なにやら思惑のある先輩男優、ケイに週1、指導されることになります。
本来の目的からしたら、願ったりかなったり、というとんとん拍子の展開なのだと思うけれど、こういうところも逃げないでちゃんと通う智秋がいい子でかわいいです。
棚から牡丹餅的なあっさり両想いエピソードかと思ったら、ストーカーに腹に一物ある友人に、会社の人に、とどんどん不穏な様子になってきます。
最初とのギャップがなかなかすごいです。
後半は怒涛の展開、あれこれ広がったあれこれが、きれいにおさまるところに収まった大円満でした。
いい意味で何度も裏切られた作品でした。
智秋の態度や言動が何となく軽く見えてしまって、慧に対する気持ちにもそこまでの熱量を感じられなかった。本人としてはかなり感情入れ込んでいるとは思うんだけど、あっさりくっついてしまったなという印象でした。
そもそもの智秋のキャラのせいかもですね。飄々としていて、深入りさせない一定のラインがある感じがするのは。
あんまり物事を深く考えない思慮の浅さは智秋のチャラさそのものだけど、そういうキャラがあってこそゲイビの世界に飛び込むキッカケになった…つまり、慧と出会うことにも繋がったわけだし、ああいうキャラで正解なのかな。その反面、慧の一途さには感情移入できたので、そこは良かったです。
ゲイビ業界の話だったのでもっとエロエロかなと思っていたけど、意外と控えめでストーリー重視な作品でした。
作者さんの別の作品(3Pもの)を読んだことがありますが、かなりエッチだったので身構えてましたが、全然そんなことなかったです(笑)登場人物のビジュも良いし、ベッドシーンも濃すぎず淡白すぎずボリューム的にも丁度良い感じでした。
その後の2人の進捗状況が気になりどころですね。
続編も出てるとのことなので、今から読むのが楽しみです♪
ものすごく内容のある作品で、読み終わった後の満足度が高い!!
高校生の時に後輩の男に告白され、それからゲイよりのバイになった智秋。やっとできた彼との初めての時に上手くいかずマグロ呼ばわりされ捨てられた。根に持った智秋は酔った勢いでゲイビ会社に連絡し、面接に行った先で出会ったケイにレッスンを受けることに。。。
なんとなくケイの正体は分かるのですが、それ以外にも伏線が貼られており、最後のまとまりも良く面白かったです。
絵の美しさや、Hのエロエロさもちょうど良く、ホントすべてにおいて、良い作品でした。
この続きも読んでみたい気持ちもありますが、完結の仕方がすっきりしているので満足です。
私がBLにハマったきっかけが、このセカステです!表紙の受けの可愛さに心を奪われてしまい、即買いでした。
読んでみると受けの智秋の可愛さはもちろん、攻めの慧のビジュがありえないくらい良きでした!
慧は、経験豊富なのにたまに童貞っぽくてマゾいのが個人的に性癖に刺さりました。
年下、黒髪、敬語が好きな人は絶対にハマるので、ぜひ一度読んでみてください!!
ボイスドラマ化もしているので、本誌と合わせて、けーくんと智秋くんの声をききながら読むのもおすすめです!
読み終えてみると、タイトルがお話の内容をぴったりを言い表していたなあと思いました。
昔男性に告白され、振ったことがある主人公、智秋。そのことをよく覚えていなかったが、思わぬ形で再会する。。
つきあった男性からマグロ呼ばわりされて自信をなくし、友人に相談したところ、AVで修行すれば->そっか、じゃあそうする、となる下りから再会につながるのですが、智秋の常識って?という疑問は沸きます。
さて、過去に振った相手が、男優になろうと赴いた事務所のインストラクターになっていた。それとは気付かず、色々なてほどきを受ける智秋でした。
一方のケイの方は、そんな仕事をしていても一途。
設定は裏業界だけど、本人たちはそれをシリアスにはとらえておらず、むしろ普通の再会ものという雰囲気のお話でした。
じゃまをしてくる当て馬役が、智秋の元恋人だったり、ケイのストーカーだったりします。さらに、実は智秋のことが好きで、最後は二人を祝福して消えるなど、ちょっと都合よく使われている感じです。
設定や展開にややひっかかるところはありましたが、ケイが報われて良かったね、というお話でした。