電子限定ペーパー付
な、なんで綾生さんに挿入れてる俺のケツに、指挿入れるんですか!?
あんじ先生の作品は、とても同じ人が描いてるとは思えない ”ぶっとび系” か ”繊細系” に分れると思います。
本作はフルスロットルなぶっとび系!
この破天荒&破廉恥な話にオチがあるのか?と不安になるくらいヤってヤってヤリまくってます!
でも途中からシットリした ”繊細系” に変わります。
苦学生の愛は、彼女に振られたばっかで、隣のカップルのエッチな声がうるさくて壁ドンすると「寂しいんだろ。カワイソー」と哀れまれるw
翌朝、ベランダで会った隣の彼女はすっごい美人!
愛は彼女にときめいたものの、、、彼女には胸がない?ってか股間についてる!
さんざんな愛はTVから聞こえてきた「30までに死にたい」って言葉にうなずいていると、、、
隣の美人男・綾生(綾)がやってきた!
さらに綾とヤリまくってる伶までやってきて、愛は彼女に振られたことなんかをグチっていると、、、
綾から「俺のが絶対いいぜ!」と誘い受けをされ、愛は思いっきり臨戦態勢になるけど、そういえば伶もいたよねw
美人局かー?と慌てたのとは真逆に、玲は綾生の股を開いて、さらに愛を刺激してくる!
そうして愛は綾生に挿れさせてもらっていると、「俺挿れるとこないし」と、伶が愛の中に挿ってきて…
毎晩エッチな声を聞かされていた男達と、挿れて挿れられてのサンドイッチ3Pですよ!
それから愛は、訳ありで外に出れない二人の使いっぱしりをしつつ、3Pエッチを続けていきます。
愛は「30までに死にたい」とほざくヘタレだから、綾のハチャメチャだけど自由なところに憧れ、綾に恋して伶を邪魔に感じるけど、綾は伶とは離れられないようで…
愛にとって伶は邪魔者なのに、二人が孤児で帰る場所なんてなくて、二人で居場所を探していると聞かされると、愛は伶のことも愛おしく感じるようになり、「俺が二人の居場所になる」宣言を!
そして一週間ぶっ続けで三人で愛し合います。
入り乱れてのカラダ同士のエロぶつかりあい。
愛はこれで二人の居場所になれると思ったのに、二人は指名手配犯で、突然、愛の前から消えてしまって…
孤児の伶と綾は「二人で幸せの国に行こう」と約束してずっと一緒に居た。
二人以外の誰が傷ついてもかまわない、二人で幸せになるって決めて、ヤクザから金をかすめ取り、愛を利用して、海外まで逃げてきた。
理想の海沿いの家での暮らしは幸せなはずなのに、二人ともなんか虚しい…
二人は離れることはできない半身、二人で一人のようなものなんです。
だから二人だけだと一人ぼっちと同じ、二人は世界から取り残されているだけ、二人が寂しくならなくするためには、二人ともを受入れてくれる誰かが必要、それが愛なんです!
5年後、リーマンになった愛は普通の生活をしてます。
伶と愛と一緒に居た時と比べたら、つっまんない人生かもしれません。
それでも愛はもう死にたいなんて思わない。
三人の最終形はすっごくらしい形におさまります。
あんなに好きなように生きてた伶と綾に自分達以外に大事な人ができて、彼のことを気づかうようになる。
ヘタレだった愛も愛する人達のために一大決心をする。
三人とも決断は意外なのに、態度は三人らしくって、なんか泣き笑いしちゃう。
めちゃくちゃコミカルな話なのに、普通でいることの不安、普通でいられることの安心感、生きるってことまで考えさせられました。
こんなのレジに持っていけるか!って表紙w
表紙どーりのヤリまくりと、人間の孤独感と人生観を語っちゃうような意外性と、あんじテイストなノリはそのままに ”ぶっとび系” と ”繊細系” 両方をギュッと凝縮したような作品でした。
ちなみに電子は真っ白です。三人のブツが白くつながってる絵面とか知恵の輪かよ!って冷静にツッコミ入れちゃうので紙で買ったほうが良いと思います。
私も紙で買い直します。堂々とレジにこの表紙を持っていくぞー!
(BL御用達しの店でw)
リバだのサンドイッチだのなんだの。
電子で1話を読んでから、コミカライズするの楽しみにしてました。
顛末だけ見るとそんなにインパクトがあるってほどでもないのですが
冒頭からの展開が楽しくエロく。お面白かったです。
個人的に星名さんの作品は、シリアスにまじめによりも
アホエロでちょっと頭のネジとんだこちらのテイストのほうが好み。
彼女に振られてセンチメンタル。
お金もないから取り壊し寸前の団地に住んでいる主人公。
他の部屋なんてがら空きなのに、なぜか壁の薄い隣の部屋からは
毎日毎日毎日エロい声が轟いてる。
まさにどん底。
そんなある日、お隣さんと偶然の出会い。
そして突撃をくらったが最後、あれよあれよでおいしくいただき頂かれてしまう。
なにやらブラックな背景もってそうなお隣さん二人との
ラブ(?)ストーリーなのでございます。
苦手だと思っていた怜に絆されちゃう話が好き。
綾ちゃんの身体に篭絡されている好きにガッツリお尻犯されちゃう話が好き。
なんやかんやで男同士なんて・・!!といってたのも
一瞬。甘くエロス。
隣人二人の背景がちょっとスパイスになって面白かったです。
終わりよければすべてよし
作者買いです。ストーリーもテンポがよく、絵も綺麗で読みやすかったです。
それに、サンドイッチ3P!!たまりませんでした。ドキドキしながら見守ってしまいました。
後半少し暗めではあるので読み手を選ぶかもしれませんが、読み終わった後に余韻が残りました。コメディー感と暗めのバランスがよく、面白かったです。薬や強盗…いろいろと世間的にはアウトですが、いつまでも3人幸せに生きてほしいと願わずにはいられませんでした…。
ものっすごい美形のボニー&クライド(男同士だけど)に挟まれた
フツーの、ネガな男の子の話…という感じでした。
タイトルから感じられるほの暗さとか、犯罪とドラックの闇とか
全く無いです。
まず、絵が綺麗。
挟んでくる二人の美形度、少女漫画レベルです。
あと3Pだけど体のラインがみんな綺麗に描かれているのでエロい。
ストーリーもすごく好きだった。
犯罪とかドラックとかは、むしろオシャレ要素にしかならず、
(倫理的にはもちろん駄目なことだけれども)
幸せになるために必要なことだったと、理解できます。
挟まれた愛君は、30までに死にたいと思ってたけど
二人に思考をぶち壊され、むしろ前向きになり、
どんな未来も受入れられるくらい、度量の大きい人に成長しました。
綾生と伶の(主に綾生)のぶっ飛んだ考え方も、
寂しさのあまりに思考が極端になったゆえの事だし、
むしろ純粋さが引き立てられる。
読んで幸せになれる1冊でした。
Kindleunlimitedにうっかり入ってしまったんです、まだ体験ですが。こんな神作に巡り会えるなら継続しようと決意しました。
読み放題入っていなければきっと巡り合わなかった作家さんです。
読後の頭がしびれるような脱力感を久しぶりに感じました。
全然ストーリー違うのですが、映画『トゥルーロマンス』を思い出しました。
見終わったあとの感覚が近い気がする‥
冒頭のフラフラしたお股のゆるいイージーで堕落した関係、ビッチなのに芯はピュアな受け、途中繰り出されるとんでもない騒動、ヘビーな背景からどんでん返しのちウルトラハッピーエンド。
何か何だかわからないストーリーじゃないですか!?なのに泣けるし癒やされるし考えさせられるんですよ!!ヤられた‥
タイトルが本当に効いてますね。
30までに死にたい
若い頃は、死ぬのが怖くないと思ってる。
でも少し年を重ねて社会人になった愛くんは「何者でもなく怖かったから」と回想します。今も愛くんは怖いはずです、でも「3人で幸せになる」と決めて生きていくのです。
この先年を重ねていくと段々と死の恐怖と闘う事にもなるでしょう‥3人で補い合い乗り越えて欲しいなと思います。
今まで3pって意味が解らなかったんですが、この作品によって性癖の壁をなぎ倒されました。
こういう出会いがあるからBL止められません。