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表題作さよなら、おとこのこ 2

灰島かなで,25歳,劇団員
桑田勇紀,30歳,バスの運転手

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

謎が少しずつ解かれてゆく
「自分の恋心と向き合う」ことで

勇紀と同棲し、性的にも充実した日々を送っていたかなでだが、
身体だけ子供に戻ってしまい、頭も生活も混乱するばかり。
こうなった原因を探ろうと、以前の記憶を呼び戻すうち、
勇紀とつき合うことになった日のことや、
脚本家としての才能不足に悩んだ日々が思い出される。
その苛立ちの勢いで、かなでは一度勇紀に別れを告げていたのだ…。

一方、勇気は、長い片思いのすえに叶えたかなでとの関係が
もし揺らいでしまったらと不安にかられる。
そんな中で、心に聞こえる不思議な声が、実体化して現れ…?

作品情報

作品名
さよなら、おとこのこ 2
著者
志村貴子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
さよなら、おとこのこ
発売日
ISBN
9784799740927
3.9

(31)

(9)

萌々

(13)

(7)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
120
評価数
31
平均
3.9 / 5
神率
29%

レビュー投稿数6

時間軸が!

2巻も面白かった!のですが、時間軸が1巻のあの部分とここがつながるのか〜となったりするので少々混乱。
焼うどんをかなでは何回裕太に作ってもらったのかも分からないから1巻と2巻を行ったり来たりしてる笑(おそらく2回?服で判断しなきゃ分からなかった)
読見返せば読み返すほど混乱してくる不思議…。

謎の男もゆうきの心の声だと思ってたけど、かなでも大分前に出会ってたみたいだし…むずい!でも面白い!
私のスカスカの頭でも最終的に納得できる終わり方になるのかがすごく気になるところです。

3巻が手元にないので、速攻入手してきます。

0

3巻完結2冊目

3巻まで既読の人のレビューです。すみません、最後までのネタバレが含まれる可能性があるのでご注意ください。

読み返すと、逃げてますねー勇紀もかなでも。ひたすら逃げてる。勇紀は今まさにかなでから逃げていた。一緒にいたいからこそ逃げていた。とりあえずの安心感を優先してしまった。なるほどな〜〜
そして「知ってて それでもつきあいたかった」のあとの「ごめん」はかなり重い「ごめん」だ。つきあいたいと望んでしまったと。
で、裕太に対する「今までだまっててごめん…」の「ごめん」…これは逃げてたことへの「ごめん」かなぁ。でも同性が好きなことは言うも言わざるも肯定するも否定するもそれこそ自由だから、逃げも逃げずもない気もする。ただ人に対してと言うより、自分が納得してない逃げかなぁ。

かなでは雀と勇紀と書くことから、父親から逃げてましたね。

「かわいかったあのかなでが……っ」は素直に面白いです。うん、可愛かった。

0

演劇を観ているような

1巻から続けて2巻目へ。
謎だらけのまま終わった1巻ですが、2巻で少しずつ謎が明かされていくものの、まだまだ謎が残る。
シンプルな絵柄に、決して多くはないセリフ、1コマ1コマの中の少ない情報量。
ここに沢山の「分からなかったこと」が詰まっているわけなのですが、これがまた難解なのです。
うーん、なんというのかな。
1度口の中にポンと入れてみて、何度も何度も咀嚼してみないと上手く飲み込めない感じ。
正直、読みながら混乱してしまうのだけれど、どうにも引き込まれてしまうのが不思議。
分からないけれど面白いんですよね。

まず、このお話は現実なのか、果たしてそうではないのかが分からなくなって来た。
一風変わったテーマの演劇を観ている時の感覚に近いかもしれない。
かなでが子供になってしまったのは、逃げていた過去にしっかりと向き合わなかったからというのが大きな原因なのでしょうか。
なんだかこれだけでは終わらない気がするのはなんでだろう。
2巻では現在と過去の記憶を行ったり来たりしながら、かなでに焦点が絞られて描かれています。
裕太という才能への嫉妬、雀への恋情、勇紀からの想い、そして「やりなおし」をしていく。
かなでが前へ前へと進んでいく様子が見られます。

でも分からないのが、勇紀にだけ見える男がかなでにも見えるのはなぜなのか。
そして、1巻で印象的だった「紙の上でなら、なんにだってなれるんだ」という言葉については概ね理解が出来たような気がするのですが、そうすると1巻で勇紀のモノローグにあった「オレの物語を手に入れた」が謎です。
勇紀の言う物語とは一体なんなのでしょうか。
時系列を整理すると、別れ話が出た後にかなでが子供になってしまったことになると思うのです。
となると、別れ話が出た時に勇紀が「かなでに愛される世界がほしい」と言っていたのがすごく気になる。
もしかしてこれは勇紀が望んだ世界なのかな。
そもそも2人が付き合うことになった理由が曖昧なようにも思えますし、ちびかなでが拒絶した時の言葉を見ると本当にかなでが理由?と思ってしまいます。
うーん、難しい。けれどこの感じが心地良い。
もうこれはBLという括りではない気がします。

しかし、2度も振られそうになる勇紀があまりにも切ない。
かなでのことを健気に愛し続ける勇紀が、次巻ではどうか報われてほしいと願いつつ、最終巻に進みたいと思います。
最終巻はスカッと謎が解けて終わってほしいなあ。

0

2巻!!
前回のお話しがすごく好みだったのですごく楽しみにしてました。
なぜ小さい姿になってしまったのか。
小さい姿になった意味。
何を想い、何を考え、どうしたかったのか。
過去の恋。今の恋。思いそれから。
物語の確執の部分が少しずつ明かされていく展開です。

正直こんなしっかりした話だと思ってなかったわ(^_^;)
軽い気持ちで読んでた。

完結したころにまとめて読むと
すっと読めるのかな。

前回の可愛い展開とは打って変わってのシリアス目な展開でした。

4

超ぶっちゃけると、難しかったー‥‥‥‥‥。

何度も読み返してしまいました。
(それとは別に1巻も読み返し必須だった)


以下、とりとめなさすぎる感想を。

かなでが忘れようとしていたあれこれが一つずつ掘り起こされて、それらと向き合って、自分だけのお話を作り上げるという展開になると思うんですよね。
逃げずに己の現実を見つめよ、まずはそこからだ、みたいな。

そして、あの人ならざるものが、かなでと勇紀の二人にしか見えないというところが鍵なのかなぁ?そもそもあいつって何?

はぁ……よくわかんないや……。
??がいっぱいよ………。

書けないと絶望して泣くかなでに対して「別れたほうがいい?」と言う勇紀に愛を感じました。


2巻はよ!!状態だったけど、2巻読み終わった今、3巻はよ!!状態です。


【自分用の覚え書き】
一人になりたい発言→かなで公園ベンチで願う&月の光に願ったな男に遭遇→勇紀の元へ戻る→弟から明日兄ちゃんち行っていい?メールがくる→朝、起きたらかなでが子供になっていた→弟、来る。





4

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