• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作お前が思い出になるわけない

神楽怜 作家 29歳
佐野朔 マンション管理人 31歳

あらすじ

転職した佐野の新しい仕事は、女子禁制のマンションの管理人だ。
佐野は男なのに、突然の寿退職はしないように言われて配属されたマンションには、
ひとくせもふたくせもある人間ばかりが住んでいる。
そのうちのひとり、人気作家の神楽は、佐野を中学時代の先輩だと言う。
しかし、インパクト大の美形である神楽には、まったく見覚えがなく──。

作品情報

作品名
お前が思い出になるわけない
著者
髙月まつり 
イラスト
こうじま奈月 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775528280
4.3

(3)

(1)

萌々

(2)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
13
評価数
3
平均
4.3 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数1

トーンはライト、エロはディープ?

偶然再会先輩後輩ラブコメディ。(てかコントだよ笑)
攻めが可愛くて受けが男前な、オトナめカップルです。
カップリングに癒されました…♡

勤めていた文具会社が不況の煽りで倒産の危機を迎えたため、
再就職先に選んだ大手不動産会社の面接を受ける佐野。

面接官は気さくでイケメン社長の氷室さん。
佐野の顔の怖さがツボり、即採用が決定する。

任された業務はマンションの管理人さんで、
個性的な住人達のお世話をすることになったものの、
腐女子悶絶いけめんのぱらだいす的なシチュエーションの中、
佐野朔31歳はなぜか男達にモテモテなんです。

メインカプはもちろん、マンションの住人が誰も彼もお茶目で才能豊かな殿方ばかり。ゴージャスなお店で開かれた佐野の歓迎パーティーに、一瞬鼻血が出そうになりました。

なかでも、神楽怜29歳のふわふわ大型犬ぶりには、
佐野ならずとも(お酒のせいならずとも)ほっぺスリスリ可愛がりたくなっちゃいます。

神楽は原作が映画化されるような人気作家なのですが、趣味で「男同士のラブロマンス」も執筆しているようで、作中BL小説の創作ネタにふんふんと食いついてしまったわたしです。

締め切り間際の修羅場を迎えている神楽に佐野が手作りお弁当の差し入れする、ほぼ飯テロシーンも楽しめたなら、作家さんの『しめきりはご飯のあとで』もオススメ。

ザッツ年下ワンコ&胃袋掴み系に弱い方、シリアスで重厚なBL読了後の甘いお口直しに本作はいかがでしょう。さらにはコミック派の方にも「さくっと活字で読むエロ」体験をオススメしたくなった時なんかにも。

色んな角度からうまみが浸み出しておりますゆえ、
例によって地味に爪跡を残していく脇キャラたちに妄想を逞しくしつつ、次回も楽しみにお待ちしております!

3

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP