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表題作我慢なんておよしなさい

四十住 征二郎,32歳,デザイナー
桜木 良,高校生,母子家庭三人兄弟の長男

その他の収録作品

  • その後の二人(描き下ろし)
  • 徒然(あとがき)

あらすじ

デザイナーの四十住征二郎は、電車で出会った高校生の桜木良の料理の味に惚れ「飯バイト」をしてくれるよう頼み込む。その後、同じマンションだったこともあり、良は週に二回ご飯を作りに来てくれるようになった。一回り年の差があるけれど、新妻のように料理を作って帰りを待っていてくれる良が可愛くて仕方なく、ツボを突かれまくった四十住は「いつか犯ってしまうかも…!?」と危機感を覚えてしまい…?

作品情報

作品名
我慢なんておよしなさい
著者
くれの又秋 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784344843615
4

(268)

(93)

萌々

(117)

(46)

中立

(6)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
43
得点
1077
評価数
268
平均
4 / 5
神率
34.7%

レビュー投稿数43

愛があれば年の差なんて

くれの先生、過去作品も読ませて頂いておりますが、私的には少しガツガツした感じがしたお話で、絵柄も可もなく不可もなくといったところだったのですが‥今回、こちらの作品の高い評価に期待満々で読まさせていただきました!!

結果は、期待通りでした!
これはいい!
ほのぼのと心からホッと出来るお話、既読感が幸せでたまらない!

良くんの、真っ直ぐ純朴な高校生らしさが可愛くてたまらない!

四十住さんの大人の包容力、真面目で誠実さがたまらない!

この純粋で好感度の高い、可愛らしいカプにおばさんはもうメロメロです(♡˙³˙)(♡˙³˙)
最後のページで、もう、終わり?!もっと読みたい〜って‥
今後も幸せな2人の暮らしをずっと見守っていきたいと思う、素敵な作品でした。
重くなく、読んで幸せな気持ちになりたいな〰っと思う作品を探しているなら是非、これオススメです(*^^)v


10

「大人の分別」に萌える

雑誌『リンクス』で読んでいて、コミックス化されたら絶対買う!と思っていた作品。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。



個人的に「大人の分別」を持つ攻めさん、というのがめっちゃツボなんです。この作品の攻めさん・征二郎もそんな大人の一人。まだ高校生の良を想い、悶々と耐える征二郎に、萌え禿げるかと思いました。

くれのさんて、ちょっと独特な色気を持つ男性、を描くのが非常にお上手な作家さまだと常々感じていますが、今作品の征二郎も良も、めちゃめちゃ男の色香にまみれてます。

表紙、そしてタイトル。
ちょっとエロに走った作品かな…?と思いきや、中身は純愛そのもの。征二郎は良い大人ですが、年の差があることもあってまだ高校生の良を慮ってキスどまり。

なので、エロ度としてはさほど高くないんですよ。

ないのに、キスが、クッソエロい…!
終盤、良が高校を卒業して、やっと結ばれるシーンの、キスのエロいこと。
めっちゃ萌えました。

良がまた良い子なんです。
こんな純朴な高校生がいたら、そりゃ恋に堕ちるよね、って感じ。

男同士の、しかも年の差が離れた恋愛の難しさ。
ストーリーの基盤となるのはややシリアスなテーマではありますが、全体的に甘く、そして優しいストーリーでした。

征二郎が良に恋してしまった過程が若干甘かったこともあって評価で悩みましたが、最後の征二郎の男気溢れるセリフにぐっと来たので、ちょっとおまけして神評価で。

9

胃袋を掴まれる

年の差カップル

電車で自分の胸を借りて眠る男子高校生良を同じ駅ということで連れて帰ってあげた四十住。定期を見て同じ駅だから送ると言ったところ同じマンションに住んでいて、良の持っていたお弁当を食べて、味にほれ込んで飯バイトを頼みます。

最初は良の作る料理に感激して週2回バイトしてもらっているうちに良のことがかわいくなって、思わずキス。良の家はスキンシップが多い家だとかでそんなには驚かなかったけど、特別な意味があるキスだと言って、もう嫌なら来なくてよいと言う四十住だけど、良は次回のバイトの時もちゃんと来るんですよね。
良くんの過程は母子家庭で、お料理を作ったり二人の弟の面倒を見たりと苦労人。なのでスレてないというかウブでかわいくて、四十住もそんな良を見ていて惚れちゃうのもわかります。

良は四十住から気持ちを伝えられても、自分は釣り合わないんじゃないかと不安になったりと本当にかわいくって。胃袋をがっちり掴まれた四十住が良が来る日を心待ちにしてるのもまたかわいい。

ちゃんと良が高校を卒業するまでは、Hも我慢。
そして良が晴れて高校を卒業した後に初H。もうそこでも経験のない良の恥じらいがかわいい。
かわいいしか言ってないんですが、本当に今どきこんな子いるんだろうかというぐらいいい子だし、四十住が手放せなくなっちゃう訳だ。

もう終始きゅんきゅんするので、めちゃくちゃおススメです。
お料理も美味しそうだし、本当にまた大好きな作品が増えました。

6

最後にあぁ良かった…と言いたくなる作品

作家買いです。
くれの先生の作品は、独特でちょいほのぼの系の画が好きで読み始めました。
時折見せる主人公の戯けた顔も私にはツボです。

今回の2人は年の差CP、30代と高校生ですが
案外しっくりくるんですね。
デザイナーとは見えない32歳征二郎さんですが、17歳高校生の良くん相手に理性を総動員させて自分を律しているところは、笑えるというよりもう同情する域です。
お互いに最初から気持ちは相手に向いているのに
それぞれの思い違いや年齢差という壁に阻まれて時間はかかりますが、2人にとって必要だった良い時間を過ごしてまさに愛を育んだ…という感じでしょうか。

受けの良くんはちょっと天然だけど、家族思いで素直な好青年、攻めの征二郎さんはそんな良くんだからこそ大事にしたいと自分の理性と戦うんですね。だけど意外と良くんの方が積極的で卒業したその日に「卒業したよ」と征二郎さんを煽るとも言えるお誘いの言葉。
そんなこと言われちゃ征二郎さんのなけなしの理性もあっと言う間に崩壊です。(笑)
読んでるこっちが恥ずかしくなるほど、ピュアな2人に思わず「おめでとう!」と言ってしまいました。

トントン拍子に話が進みあれよあれよと言う間に何年もの月日が流れますが、2人の気持ちが出逢った頃からブレずにいられるのが、読んでいて気持ちが温かくなりホッとします。
同時に話の流れが早かった分、ちょっとゴタつく姿も見てみたいなと…この先2人がどんな道を歩むのかすごく気になって仕方ないそんな作品でした。

6

アラサーと高校生の恋愛

年齢差に驚き。自分がこの年齢差を受け入れられるか不安でしたが、すんなり受け入れられました。なぜなら、受けの子が大人びていて、いかにも高校生というヤンチャな印象を受けなかったからです。受けの子が作る料理が毎回美味しそうで好印象でした。出会った当初は純粋な好意から、徐々に恋愛的な意味に気持ちが変化していく様子が描かれています。エロもありますが、やはり作者様も考えたのでしょう。そういう行為を行う年齢は考えておられました。ショタコンとかそういう印象で読むのではなく、純粋な恋愛物語として読んでほしいです。

6

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