電子限定かきおろし付
糖度高めのオメガバースものが読みたい時にぴったりです。
受けの子はビッチ装った純情ちゃんだし、攻めはヤンデレ一途くんで最高でした。
バイプレイヤーの受けの従兄弟?も良い人で、全体的に安心してエロとあまあまイチャイチャを堪能できます笑
もう少し、攻めの視点も欲しかったですが、初コミックスとは思えない素敵な作品です!
もう、作品タイトルからわかると思うのですが、オメガバースの作品です。
ビッチを演じるオメガとベータを演じるアルファのお話でビッチを演じるというだけあって作品で致しているシーンが多いです。
ただ、作品のストーリーや絵のきれいさも非常によく、すらすらと読めます。
作品内で常にお互いへの愛が描かれていて、ぶれるところはないですし、無理矢理なシーンもないので
読んでいて砂糖を吐きたくなるくらい甘甘の作品を読みたいときにおすすめです。
こんにちは☆
「砂糖を吐きたくなるくらい甘甘」という表現が楽しくて、笑ってしまいました♬
確かに!どろどろどろ〜って、砂糖を吐いてしまいそうな甘さ、でした。
あざとい腹黒αサイコーです!!
どストライクでした。ごちそうさまです。
タイトルから切なさ多めなハッピーエンドな話を想像しましたが、裏表紙のあらすじにハッピーオメガバースと記載があり、安心して読めました。そして、まさにその通りでした。
どちらも好かれる為に努力してる(隠し事してる)のが、健気だな~可愛いな~と思えました。
意外だったのは、偶然の再会を装ったのが、聡ではなく律だったことくらいですかね。
探し出させたのすら聡の策略だったのかな~と思って読んでたけど、そんな展開にはなりませんでした。あざと腹黒の魅せどころひとつ減って残念。笑
でも、考えさせられることが多いオメガバースもので、深刻になり過ぎず楽しく、キャラを可愛がりながら読める良作でした!
同時収録のαもバカわいい。
続編あったら読みたいです‥‥!
天然アホっ子が一生懸命に恋する、猪突!猪突猛進受けとはこの子のことか。
第二性検査以来、会うことの無かった、初恋の聡に6年越しの恋を実らせるべく奮闘する律。
6年前、まだ子供だった律は、Ω性であることで、αの生徒たちにイジメを受けていた。自身も「エッチで変態になってしまう。」と、怯えて泣いていた。そんな律に優しかった聡。
「僕はエッチで淫乱なりっちゃん、大好きだよ。(きっと。)」
その言葉だけを頼りに、ビッチ(のふり)を目指して頑張って来た。
ホントは処女だけど、手馴れたフリして誘い受け。めでたく身体を繋ぐ事に!
…しかし。聡の方にも秘密があった。αの生徒たちからイジメを受けていたせいで、律はα性を憎んでいたので、律の為に、βのフリをしていたのだ。
これが話を一層ややこしくしていく。βとΩじゃ、『番になれない。』
聡には本当は自分はふさわしくない。こんなに好きなのに。
本当のこと、本当の気持ち、を言えないまま。言わないまま。
会えばエッチをしてしまう二人。というか、受け入れてしまう律。
『聡は人より、ちょっと…いや、かなりエッチで。…かなり性欲が強くて。…かなり絶倫で❤︎』
そんな律を心配する従兄弟の龍之介くん。
律の「初恋大作戦」をずっと側で見守って、いや、アホな事に巻き込まれて来た龍之介くんが、凄く良い子で、彼は全然当て馬でも何でも無いんですが、とってもいい味を出していて。居てくれると、それだけで癒される、いいツッコミ役です。
もちろん、αだから、Ωだから、惹きつけられるという事では無くて。
お互いが、お互いだから好きで。大好きなんだよ、という恋のそもそもを確かめ合う事になる二人。
めちゃあま♡ ハッピーラブストーリーは必然です。
ちなみに彼らが『運命の番い』であるかどうかは明確には描かれていません。
けど、きっとそうなのだろうという安心感はあり。
番外編の「番いになる、その前のこと…side α」が可愛くて好きです♡
時々他のオメガバースでも見かけますが、『これって、巣作り…?』可愛いー❤︎ と、聡も萌えるんですが、その両者とも可愛い♡ Ωの巣作り。
同時収録は、本編とはまた別のオメガバース「運命の番、そんなものはない。」
という、身もふたもないタイトルのβ×αのお話。思い上がるαさまにβがお仕置き?てな感じのショートストーリーです。ロマンティックでも何でも無いので、わたし的には要らなかったです。
丸っと本編の甘さで終えて欲しかったです。
「自萌他萎 他萌自萎」という言葉を「答えて姐さん」で知ったとき、ハッとしました。
ある作品のあるキャラクターが人気なのに、わたしはどうしても許せなくて。
論破癖があるせいで、レビューでも「いかにこの人物が不義理で、萌に値しないか」を懇々と説いてしまったほど。
なぜ他の方々はこの仁義の「じ」の字もない人物にこんなに萌えるんだろうと考え込んでいた時に見かけたおかげさまで、しっかり心に刻み込まれました。
どうしていきなりこんな前置きかと言いますと、この作品を読んだときに一番に思ったのが、「評価が分かれそうだなあ」ということだったからです。
Ω判定のせいでいじめられるようになった律は、「えっちなりっちゃん、大好きだよ」と言ってくれた聡が初恋。
その後の引っ越しで離ればなれになってしまったものの、興信所を使って聡の動向を掴んでいた律は、同じ大学に入って、「えっちなりっちゃん」に成長した自分を装って再会を果たすが…。
という始まりです。
律は思い込みが激しいアホの子。
聡は律が好き過ぎて、独占欲も強めの子。
執着溺愛系攻め×アホの子という組み合わせは萌えやすい設定だと思います。
だけどこの「思い込み」のレベルや引っ張り具合で、読者それぞれが「自分の限界」を悟ってしまう作品かなと。
「聡はえっちな子」が好きと思い込んでいる律は、ビッチを装った童貞処女。
律のビッチな演技がしんどい方は、早々にそこで限界を迎えてしまうかも。
感情納得のいく裏付けが欲しいタイプの方も、会話>えろすな2人に引っかかってしまってアウトかもしれません。
あほの子可愛い、聡の漏れすぎな溺愛イイね!と、最初のチェックを乗り切った方も、あまりに長く続くあほの子っぷりとβを装い続ける聡の思い込みに、食傷気味になってしまう可能性があります。
適度なあほの子、適度な策士が好きな方にとっては、ちょっと誤解し合った時間が長すぎるような。
最後まで萌え切った方は、地雷ほぼなしのおおらかな方だとお見受けします。
短気なわたしは、最初こそ「あほの子可愛い」と思っていましたが、「Ω=えっちな変態」という中学のときの律のイメージを肯定するためだったとは言え、会話よりもえろすえろす!な聡にげんなりしてしまって、脱落しました。
えろす多めなので、「BLにえろすは必要ない!感情だけで十分!」という方も、かなり早い段階で脱落してしまうえろすの多さでした。
同時収録も厳しい。
傲慢なα惚れたβが無理矢理…という話なので、読む側の寛容さが必要。
必要な情報は脳内補完&処理で賄うのでえろすを多めに、という方向けかなあ。
ここに来て、何の限界をチェックできるのか、やっとはっきりしました。
えろす耐性。
ポイントはこれかもしれません。