愛がしたたる一皿を

ai ga shitataru hitosara wo

愛がしたたる一皿を
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
14
評価数
4
平均
3.8 / 5
神率
50%
著者
Si 

作家さんの新作発表
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イラスト
葛西リカコ 
媒体
BL小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
価格
¥689(税抜)  ¥745(税込)
ISBN
9784778126353

あらすじ

フレンチシェフの水崎には、十代の頃、母が殺人鬼に食われたという凄惨な過去があり、そのせいで人との接触が苦手だ。ある日、水崎は新規の客に自分の血が入ったソースを出すという最悪の失敗を犯す。だがその客、フードライターの桐谷は料理を大絶賛した。優雅だが強引に距離を詰めてくる桐谷を、苦手にも好ましくも感じる水崎だったが、彼が例のソースの「隠し味」――水崎の血の味に魅せられていることを知り……。

表題作愛がしたたる一皿を

桐谷貴洋、フリーランスのライター
水崎侑也、フレンチシェフ、30

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数3

官能的

読み物として面白かったです。
ごはんものですが、美味しいもの食べてほのぼの甘々系とは程遠く。
食欲が性欲に通じるエロティクス。
猟奇的なエピソードもあるので、苦手な方はお気をつけ下さい。

性欲≒食欲。
料理する=生き物を殺して食べる。
それらが絡まり合って、背徳的で官能的で、読んでいてとても面白かった。
エッチシーンもエロかった。

猟奇的なネタが絡むので、バットエンドか!?と、途中で思う瞬間もあったのですが、攻め様桐谷がいい男でした。常識的。
2人は寄り添って生きていくんだなと思いました。
しかも、あっさり大団円ではなく、
あれ?と思う描写がありまして。
なにもかも予定調和でなく、一歩間違えば…を含みつつも平穏な日常を選んで生きていく感じの終わり方がとても好きでした。

手にとって良かった。
ボリュームあるので何回も繰り返し読みたい作品とはちょっと違いますが、自分的には名作だと思いました。

0

愛とスリル食サスペンス!!!

凄い作品だった。というのが読み終わった感想ですが、普段一気読み派のわたしですが、少し読んでは手が止まり…の連続でした。


正直、萌えたかというと萌えてません。

受けのシェフは過去に母親を連続殺人鬼に食べられているといて常にほの暗いイメージ。夢に見る食べられそうな(食べられる)鳩を自分に重ねてる部分なんてもう可哀想やら不憫やら怖いやらで…

対して攻めは至って普通の男性に思えました。こちらにも癖があるとそれはそれで…なのですが。



致してる時の噛み癖なんて普段なら素敵なエロスパイスなのにこの作品では過去の事件を彷彿とさせながら夢の暗示かとも思うし全然萌えない!!



恐らく読み返すことはないと思いますが、とても練られた作品でとても面白かったです。


「食べる」ということと「愛」が深く結びついている作品でした。


「食べる」ということでは、攻めも受けの愛と彼自身を頂いてますが、受けもまた然りではないかなーと。

サスペンスが最終的にエロティックに思えました。


それにしても、人間の食への渇望は怖いよ……!!
本当にありそうで怖いよ!!ブルブル……


葛西リカコさん目当てで購入した初読み作家さんですなぜひ前作も手に取りたくなりました。


2

怖いよ・・・! 怖すぎるよ!!

デビュー作が面白かったので購入しました。
で、めちゃくちゃ面白かったです。
こう、恐ろしいのにページを捲る手を止める事が出来ない系の面白さなんですけど。

こちら、ダーク寄りでラストも完全なハッピーエンドとは言えないんですよね。
で、二転三転しながら、予想外の方向に転がるストーリー。
奈落に落ちて、這い出たと思ったら、そこもまた更に深い奈落でしたみたいな。
まぁでも、これもまた究極の愛の形。
ガツンとやられた作品でした。

内容ですが、美食家のフードライター・桐谷×トラウマ持ちのフレンチシェフ・水崎による、ダークよりの料理ものになります。
サスペンス要素もありです。
料理に絡めつつ、ちょい残酷な描写もあるので苦手な方はご注意下さい。

母親を殺人鬼に食われたと言うトラウマから、人との接触が苦手なフレンチシェフの水崎。
ある日、自身がオーナーの店で、新規の客であるフードライター・桐谷に、自分の血が入ったソースを出すと言う最悪のミスを犯してしまいます。
しかし、そのソースの味を絶賛する桐谷。
彼は、それが水崎の血の味だと気付かず、「隠し味」に魅せられていてー・・・と言うものです。

こちら、序盤での水崎ですが、シャイでごくごく普通の青年に思えます。
始めて半年のフレンチレストランがなかなか軌道に乗らず、悩んだりしてる。

そこに現れた新規の客・桐谷。
フードライターである彼が、水崎の店を雑誌で紹介した事から、店は繁盛しはじめてと言った流れ。

で、例の隠し味が入った料理を食べた桐谷の反応なんかがですね、ちょっと怖いんですよ。
厨房まで押し掛けて、興奮しながら食い気味に「あなたの料理に感動した」みたいな。
いや、読者としては「隠し味」の正体を知ってるだけに、不気味に感じられちゃうんですよね。

ここから「隠し味」の正体を告げられぬまま、優しいのに強引に距離を縮めてくる桐谷に、惹かれて行く水崎ー。
桐谷と初めてのセックスを経験します。
すると、彼とのセックスに溺れて行く・・・。

何だろう・・・。
ストーリーがですね、二転三転するんですよ。
こう、どんどん予想外の方向に転がって行くと言うか。

そもそも、最初は桐谷に、ちょっとゾッとしたものを感じるんですよね。
「ごくごく常識的な青年」と言う水崎の視点で進むのですが、最初の隠し味に始まり、キスでも、水崎の体液に執着するような桐谷の言動にうすら寒くなると言うか。

それがですね、薄皮が剥がれるように、徐々に明らかになる水崎の「異常性」。
あれ? まともなのはどっちで、おかしいのはどっちなんだ?
と、これまた背筋が寒くなってくる展開。

もうダメなんですよ。
この時点でめっちゃ嫌な動悸がしてるのに、ページを捲るのを止められない・・・。

で、ここに絡む、母親を殺して逃げおおせた殺人鬼ー。

先にも書きましたが、サスペンス要素もありなのです。
かなりヒヤヒヤさせられ、ホッとしてからの、またゾッと来る展開。
落として、上げて、また落とすみたいな。
怖いよ・・・! 怖すぎるよ!!

で、なんとも言えないラスト。
もう、こう来たかーって言葉しか出て来ないんですけど。
でも、これが究極の愛でもあるんだなぁ。

この作家さん、デビューして二作目なんですよね。
デビュー作でも思いましたが、強烈です。
好き嫌いは分かれるかも。

ただ、こういう作風って、ここ最近の新人さんにはおられないと思うんですよ。
大御所さんだと何人も思い浮かぶけど。
これから大物に化けそうだなぁと期待しています。

8
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