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Ωである事を隠して勤務を続ける医師の玲だったが、αの製薬会社営業の河原に気付かれ、脅され、犯され、暴かれた…
…と始まる、Ωがつらいタイプのオメガバース作品。
本作は、そんな始まり方でも真実の愛が目覚めて〜というストーリーではありません。
Ωである玲側の視点から考えれば、河原にだけは最初から抑制剤の効かない感覚があり、関係を持った後は触れるだけで発情が起こる…これは「運命の番」なのでは?という戸惑いが起きるのは納得して読める。
一方、αの河原を中心に考えると。
正直、全く支離滅裂だと感じてしまった。
河原は前半と終盤で全くキャラが変わってみえる。それはストーリー展開に無理があるのか、練りが足りなくてそういう表現になってしまったのか。
つまり、河原は本当は悪い人でもなんでもなく、それどころか……
↓↓↓ネタバレ
過去玲と接点があり、玲を助けたことがある。玲の初恋の人だったわけで。
なのに河原もそれに気付いた時、急に玲と距離を取って冷たくしたり。なんか訳わかんない展開でしたね。
そもそも河原が再会時にすぐ気づかないなら、それって「運命」なの?
結果的にはハピエンなんだけど、当初の河原が胸糞だし色々腑に落ちない点が多かった。しゅみじゃない寄りの「中立」で。
表紙に惹かれて買いましたが、ごめん合わなかった‥結構エロがガッツリあるのに。私はエロ厨なのに。1ミリも抜けなかった。
皆さんがおっしゃるように特に攻めが嫌な奴だった。4話までとそれ以降と別人のようだった。
私の恋愛モノの最重要事項が、お互いがお互いを好きになった経緯の積み重ねに説得力があることなんですよ‥
この二人は何で惚れたんですかね‥運命の番だからですか‥。この惹かれ合った理由が「運命」のみなのも地雷で。
私を置いてけぼりにしてエロいことしないでほしい‥ちゃんと連れて行ってほしい物語の世界へ。
4話までほんとイライラしました。攻めにも受けにも。
あとがき読むと、先生の苦労が偲ばれます。設定をもりもりに盛り難産だったと書かれており、物語作りの大変さが垣間見えました。
ディスって申し訳ないですが、表紙は魅力的で絵も綺麗。ラストのラブラブな二人はとても素敵です。
エロいハッピーエンドのΩを読みたい方にオススメします。
オメガバの大命題「この発情は、本能か、恋か」に真っ向から取り組んだ作品。
少なくとも後半の方は、間違いなくそうだと思うんだけど、、、
これ、最初の方は結構読むの辛いタイプのオメガバだった。
河原とか、須下井教授(この名前絶対誤読狙ってるよね)とか、他にも名もないモブαにしても、この手の攻めキャラが出てくるからオメガバはなぁって、この手の攻めは苦手なのよ。
まあ、最終的には、現代物オメガバのお約束的に、ハッピーエンドというか、終わり良ければ総て良しで終わるので、これが好きな人には良い作品なんだと思う。
Ωを隠して医師をしている受け『玲先生』と
αの攻め『川原 空』玲先生の担当MR(医薬品営業)のお話しです。
最初の『攻め』の登場の仕方、ホントにヤな感じでねぇ~~~、ウワッ最悪なヤツ!と思いましたよ!!
(でもワルは好き♡このカットに惹かれて買っちゃっただもーん♡)
病院中で誰にも知られていない『受け』である玲先生のΩを、唯一見抜いていたヤツですからね。
つまり、どんなに『抑制剤』を飲んでいても、お互いの匂いに気づいてしまう程に。
これって・・・・・・‼‼。
そしてここから物語は紡がれて行きます!!
とっても良い感じに(*゚∇゚*)
何度も読み返したくなるくらいに♡♡
エロもガッツリ!
いきなりかよっ!おいおいここでかよ!
ですが、まぁそれがないと物語も始まらないわけで。
少しネタバレしちゃちますが、タイトルの『鳥籠』
この『鳥籠』は『受け』にとって自由を制限される檻でしか無かった。
でも『攻め』と心を通わせてからは『檻』だけではなく、危険から守ってくれる『絶対安全地帯』なのだと気付く。そして母も護られて幸せではなかったのかと。
少年の頃の『受け』はただそれが嫌で外に飛び出してしまう!何の心構えもないままに。
そこでいきなり『発情』が始まってしまい、襲われそうになっていた所を、『攻め』(勿論無垢な少年)に助けられたのね。
ようやく二人はそれに気付く!
しかーし、ここで二人の心の方向が大きく変わる!!
シロートの私は「これでハッピーエンドね」とか思ったけど大間違い!
えっ!そっちに行っちゃうの!えぇーーーっっ!!!でしてね。
なるほどなるほど、今の(チャラい?!)『攻め』はこうして出来上がったのか!と物凄く納得。
これが無けりゃ、「ふーん、へー」なお話で終わってたんじゃないかな。
この辺りが作家先生の腕ですよね!
そして大きく羽を拡げたお話がグイグイとゴールへ向かって行きます。
やっぱ一冊まるまるのストーリーは読み応えがあって良いですねぇ(*´∀`*)ノ。+゚ *。。
絵も綺麗ですし、二人の表情がなんとも可愛かったりエロかったり、カッコよかったり。
やっぱオメガバースって萌えるよねぇ♡♡
オメガバース大好物です。
特にα×Ωものがツボです❣
最近はひと味違った設定も多いのですがやはりオメガバースはこの攻め受け関係が王道ではありますが1番しっくりくるのではないかと思います。
オメガバース2作目という事で、さすがαとΩの社会的立場や世界観を無駄な説明なしで分かりやすくストーリーに織り込み上手く作られていると思います。
出会い→特別な匂い=運命の番だ=結ばれるっとオメガバースものは2人が惹かれる理由と言うのが、運命だ!だけであっという間にすましてしまうところがあるのですが、両想いになるまでの受けの感情を細かく表現していたので新鮮でした。
惹かれたのは単に性によるものなのかそれとも愛があるからなのか‥
オメガバースでは卵が先かニワトリが先かってぐらいのなかなか難しい問題だと思うのだけど、運命の番に出会えるなんて奇跡のような事なのだからそこは素直に喜んでおけばいいのに2人の生真面目さでぐるぐると悩みこじらせます。
そういったところで、攻めは確かに最初はひどい奴なのですが、受けへの愛情に素直になったら180度の変わりよう‥あまりの変貌ぶりにまあ、微笑ましい事(⌒_⌒)
ちょっと、その変わりようにはびっくりですが、好きな人を大事にする事は良い事です。
鳥籠ですが‥囲われるという事にもうひとつ別の意味があった事を玲さんは気づくのです。
それは読んでのお楽しみ。
結局、とってもいい人たちじゃん。
何にしてもハッピーエンドは良い♡
エロ度はそこそこ高いですが、オメガバースではそこも重要なシーンなので仕方ないかな。
頸の咬み跡のみで番った事を分からすお話もありますが、ここはしっかりそのシーンがあり、オメガバースの醍醐味といいますか‥満足出来ました!
何にしても、正統派のストーリーですので、オメガバース初心者さんにも入門編としても良いのではないでしょうか?
長月先生の絵柄も綺麗なので読みやすいと思いますよ。
